【視点】与那国町長の訴え 傾聴に値する
与那国町の糸数健一町長は3日、東京都内で開かれた憲法改正を求めるフォーラムで登壇し、日本最西端にある「国防最前線の島」としての立場から、防衛力強化を訴えた。 「台湾有事」の懸念が高まる中、中国が実際に侵略行為を開始すれば、台湾とわずか111㌔の与那国島は、まともに火の粉をかぶりかねない地理的環境にある。当事者である町民の声は貴重であり、糸数氏の発言は傾聴に値する。 糸数氏は、武力行使であれ平…
2024/05/09
【視点】与那国町長の訴え 傾聴に値する
与那国町の糸数健一町長は3日、東京都内で開かれた憲法改正を求めるフォーラムで登壇し、日本最西端にある「国防最前線の島」としての立場から、防衛力強化を訴えた。 「台湾有事」の懸念が高まる中、中国が実際に侵略行為を開始すれば、台湾とわずか111㌔の与那国島は、まともに火の粉をかぶりかねない地理的環境にある。当事者である町民の声は貴重であり、糸数氏の発言は傾聴に値する。 糸数氏は、武力行使であれ平…
2024/05/09
県、米軍機の空港利用自粛要請 米大使の石垣、与那国訪問
米国のラーム・エマニュエル駐日大使が17日、米軍機で与那国町と石垣市を訪問する計画を巡り、新石垣空港、与那国空港を管理する県は米側に対し、米軍機の民間空港利用を自粛するよう伝えた。米側が指定した時刻に新石垣空港で空いているスポット(駐機場)がないとも回答した。8日午後までに米側からの反応はなく、県も使用許可を出していない。エマニュエル氏は17日午前に与那国町、午後に石垣市を訪問する方向で調整中と…
2024/05/09
漂着ごみのマイクロ化懸念 中国製ブイ「対策要求すべき」 八重山諸島
1998年から琉球諸島の海岸に流れ着く漂着ごみの調査を行っている防衛大学校の山口晴幸名誉教授(75)が、今年27年目となる調査を行った。山口氏は「ほとんどが中国から漂着していると、はっきり言えるようにしないと」と話し、中国に対し、漂着ごみ対策を要求すべきとの考えを示す。 調査は今年3月13日~4月15日までの34日間、八重山諸島7島(与那国島、波照間島、小浜島、西表島、黒島、竹富島、石垣島)の…
2024/05/07
【金波銀波】食費は削っている。1日数百円でも1カ月では1万円ほど浮き…
食費は削っている。1日数百円でも1カ月では1万円ほど浮き、生活はだいぶ楽になる。そんな庶民の目から見ると「理解できない」と率直に思う。防衛省が進めている空港・港湾の機能強化に対する反発の声だ◆「特定利用空港・港湾」という制度で、国は平時から自衛隊が円滑に利用できるよう整備したい。空港の滑走路延長やエプロン拡張が実現すれば、平時には大型機の就航も可能になり、住民や観光客の利便性が向上する。多額の予…
2024/05/04
【視点】改憲論議 沖縄が先導役に
憲法は3日、施行から77年を迎えた。憲法がつくられた当時とは、国民生活も日本を取り巻く国際環境も激変したが、憲法は一度も改正されないまま現在に至り、条文と現実との齟齬(そご)が著しい。 特に戦力の不保持を定める9条は、沖縄が他国の軍事的脅威にさらされている現状を考えると非現実的だ。県民の平和を希求する心を具体的な政策として実行するためにも、9条の改正論議を前に進めてほしい。 憲法は終戦翌年の…
2024/05/03
夏の味覚、全国へPR 県産パインが旬入り
沖縄県産パインアップル旬入りセレモニー(主催・沖縄県農林水産物販売促進協議会)が1日午前、JAファーマーズマーケットやえやま・ゆらてぃく市場で開かれた。県農林水産部の前門尚美部長が「沖縄県が日本一のパインの産地として躍進し、新鮮でおいしいパインが全国の消費者へ届くことを祈念する」と旬入りを宣言した。セレモニー後はピーチ、ボゴールの2種類のパインの試食会も行われ、訪れた客が旬の味覚を堪能していた。
2024/05/02
【視点】尖閣調査 世論啓発の意義大きい
石垣市が4月25日から3日間、尖閣諸島周辺で洋上調査を行い、生態系の破壊が進んでいるとされる魚釣島の現状などを確認した。同行した本紙記者は、魚釣島で生息するヤギの写真撮影に成功した。 市の調査はテレビや新聞で大きく報道され、尖閣諸島に対する内外の関心を高めた。一般世論に対し、尖閣諸島が日本固有の領土であり、石垣市の行政区域であることを改めて啓発した意義は大きい。 魚釣島では民間の政治団体が1…
2024/05/01
国会議員乗船に反応か 中国船、調査船に1㌔まで接近
石垣市が4月27日に行った尖閣諸島の海洋調査では、中国海警局の艦船が調査船まで約1㌔の距離に接近した。昨年1月に実施した2回目の調査では、中国艦船は調査船から目視で確認するのが困難なほど距離を空けて追跡しており、今回の調査に対し、中国側がより強硬に対応してきた可能性がある。 この日は調査船に防衛相経験者の稲田朋美衆院議員ら国会議員団も乗船していることが報道されていた。メンバーの1人だった青山繁…
2024/05/01
尖閣ヤギの撮影に成功 北側斜面に群れ、生態系危ぐ
26日に行われた尖閣諸島(石垣市)の海洋調査に同行した本紙記者が同日9時38分ごろ、魚釣島北側の斜面にいる野生化したヤギの撮影に成功した。ヤギは群れで行動しているとみられ、東海大学の山田吉彦教授は「ヤギで間違いない。これだけ群れているのが確認できた。やはり生態系が大きく崩れている可能性があり、いち早く生存状況を確認しなければならない」と上陸の必要性を強調した。現在、尖閣諸島周辺にメディアが近づく…
2024/04/30
石垣市の尖閣調査、終了 中国海警、約1㌔まで接近
3回目となる石垣市の尖閣諸島海洋調査が27日、終了した。国会議員団を乗せた2日目の調査を終え、民間のサルベージ船が同日午後5時すぎ、石垣港に帰港した。中国海警の艦船は調査船まで最短約1㌔まで接近。海保の巡視船が警護し問題なく調査船は航行できたが、ドローンの飛行回数は1回のみに制限した。 2日目の調査に参加したのは、中山義隆市長や東海大学の山田吉彦教授、自民党から議連「尖閣諸島の調査・開発を進め…
2024/04/28