観光 新型肺炎 外国客姿消す 国内ツアーも減少傾向に 八重山 中国を中心に新型コロナウイルスによる肺炎の感染が拡大している問題で、八重山では今月に入り、外国客が姿を消し始めた。クルーズ船の石垣寄港は3月までに14回のキャンセルが決まり、外国客は2万人以上の減少になったと見られる。空路の香港エクスプレスも、3月3日までの運休が決まっている。石垣市観光交流協会によると、ホテルは欧米客の予約も減少しているという。国内の団体旅行も減少傾向にあり、同協会などは今後の… 2020/02/20
観光 国内客の旅行控えも徐々に 小規模事業者、雇用維持が重要 下地会長一問一答 沖縄ツーリズム産業団体協議会の下地芳郎会長と報道陣の一問一答は次の通り。 ―OCVB内の対策委員会は。 「17日の緊急会議で、OCVBだけでなく各業界の声を取り入れるべきと意見があった。委員を検討し、今週中に一度は開催したい。委員会の中で最新の情報を共有した上で、国や県への要請も考えていきたい」 「業界として何ができるか、自助努力をしながら、具体的な中身を具体的な数字に基づいて議論したい」… 2020/02/20
観光 石垣寄港中止を評価 台湾客も体温検査実施 中山市長新型肺炎対策で 香港発のクルーズ船「ウエステルダム」乗客に新型コロナウイルス感染の疑いがあり、日本政府の要請を受け石垣入港が中止になったことについて、中山義隆市長は8日、「新型肺炎に感染している疑いがあるので、入港を拒否した政府の対応は良かった」と評価した。八重山日報の取材に答えた。 クルーズ船の入港中止による今後の影響に関しては「キャンセルが相次いでいるのはやむを得ない」とした上で「中国からのクルーズ船はそ… 2020/02/09
観光 首里城寄付金、正殿再建に 玉城知事が初めて意向表明 玉城デニー知事は6日、首里城の火災を巡り、国内外から集まった寄付金を、全焼した正殿など城郭内の施設再建に充てる意向を初めて表明した。今後、城郭内を所有する国と協議を進める。那覇市の城間幹子市長との非公開の会談で合意し、記者団に明らかにした。 県への寄付金は10億5千万円以上に、那覇市へは13億6千万円以上に上っている。那覇市は寄付金を県に託す方針。県はそれぞれの寄付金を集約するため、基金を創設… 2020/02/07
観光 検疫終了まで下船許可せず 中国から寄港のクルーズ船 厚生労働省那覇検疫所(垣本和宏所長)は6日午後、中国全土で蔓延(まんえん)する新型コロナウイルスへの検疫強化を目的に、関係機関の対策協議会を那覇市内で開催した。今後、香港とマカオを含む中国から寄港するクルーズ船について、全ての乗員乗客の検疫終了まで全員の下船を許可しない方針を示した。 下船までに最長で14時間ほどかかる可能性もあり、垣本所長は「乗客が那覇市内を周遊できる時間がなくなる可能性はあ… 2020/02/07
観光 首里城、正殿にがれき散乱 GWごろ一般公開へ 国、県、一般財団法人沖縄美ら島財団は4日、昨年10月末に焼失した首里城正殿などの火災現場を報道陣に公開した。御庭には、正殿、北殿、南殿の瓦が破損した状態で山積みされ、焼け残った配管や配電盤も、火災発生当時のまま置かれていた。木造建築の正殿は完全に消失し、北殿と南殿はコンクリート製の壁面が焼け残り、むき出しとなっていた。奉神門から先にある焼失建物の公開は初めて。 与那国島産の細粒砂岩で造られた大… 2020/02/05
観光 観光客上限など設定 西表の管理基本計画案を承認 世界遺産連絡会議 来訪者管理の指標と基準値の設定や基本方針を盛り込んだ「持続可能な西表島のための来訪者管理基本計画(案)」が、先月30日に中野わいわいホールで行われた「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び世界自然遺産候補地地域連絡会議」(主催・県)の2019年度第2回西表島部会で承認された。環境省は同計画を含めた追加情報を2月末までに国際自然保護連合(IUCN)に報告する。 基本方針は、▽西表島主導の来訪者管理体制… 2020/02/05
観光 水際対策 本島ピリピリ 乗客なし入港も「油断できず」 各港湾、情報共有呼び掛け 中国を中心とした新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受け、那覇港保安委員会(委員長・那覇港管理組合田原武文常勤副管理者)の18団体と金武中城港湾保安委員会(委員長・県土木建設部港湾課桃原一郎課長)の12団体は30日午前、那覇港管理組合で各港湾の水際対策などを報告した。 那覇港管理組合によると、海外からのクルーズ船寄港回数は1月に17回あり、2月は17回の予約を既に受け付ていると説明。中国発… 2020/01/31
観光 新型肺炎、沖縄観光に影響 中国客キャンセル1万3千人超 中国を中心に新型コロナウィルスによる肺炎の感染が拡大している問題で、沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、下地芳郎会長)は27日午後、豊見城市の沖縄空手会館研修室で緊急会議を開いた。OCVBの調査では、現時点で中国人客のキャンセル数はクルーズ船関連が4件で約1万2千人、団体が58件で約1630人。関連する30社中6社のみの回答で、キャンセル数は今後、増加する可能性がある。 緊急会議にはツ… 2020/01/29
観光 「今あるもの磨こう」 観光振興で高校生提言 プラットフォーム会議 石垣市の観光関係者が集まり、島の観光のあり方を論議する「プラットフォーム会議」が24日夜、市健康福祉センターで開かれた。石垣市の観光人材育成プロジェクトで結成された八重山高校のグループ「Chura★I(ちゅらあい)」の5人が観光客や石垣島住民に対するアンケート結果を発表し「観光が盛り上がるために必要なものは、ないものを求めるのではなく、今あるものを磨くこと」と訴えた。 2020/01/25
観光 那覇港、初の全国一 クルーズ船寄港 石垣5位、平良6位 沖縄総合事務局は23日、2019年の国内港へのクルーズ船寄港数の速報値を発表した。那覇港が260回で初めて全国一となり、石垣港は148回で5位、宮古島市の平良港は147回で6位だった。 県内3港の寄港数はいずれも過去最高で、前年に続き3港ともトップ10入りした。都道府県別では、4年連続で日本一になる見込み。 県全体では、前年である2018年の528回と比較し、約10%増加の581回となり、1… 2020/01/24
観光 年間33万人に制限へ 県、西表島の観光客で方針 県は世界自然遺産登録候補地、西表島の入域観光客数の上限となる基準値を、2009年~18年までの10年間の平均値を基に、年間33万人に設定する方針を固めた。ピーク時には、島内で水道供給能力を基に試算された1日当たり1230人と設定。入域観光客数の急増の抑制、来訪時期の分散・平準化を図ることで、登録後に見込まれる更なるオーバーツーリズを抑制したい考え。 同方針は20日、西表島西部地区で行われた「西… 2020/01/24
観光 県観光客数1016万人 過去最高、空、海路とも好調 19年統計 県が23日発表した2019年の入域観光客統計概況は1016万3900人で、前年を31万6200人(3.2%)上回り、7年連続で過去最高になった。暦年では初の1千万人台。国内航空路線の拡充や、中国などからのクルーズ船寄港が観光客数を押し上げた。 国内客は過去最高の723万3900人で、対前年比29万人(4.2%)増。ゴールデンウィークが10連休となり4月では初めて60万人を超えたことや、成田―下… 2020/01/24
観光 空港、港湾で感染症警戒 来週春節、観光客増加も 国内外で人や家畜の感染症が発生していることを受け、離島の八重山でも関係機関が石垣空港や港湾で、水際の侵入防止に向けた警戒を強めている。中国、台湾、香港は25日の春節(旧正月)に合わせた大型連休が来週後半から始まり、八重山でも中華圏からの観光客が増加する可能性がある。 中国湖北省武漢市では新型肺炎の患者が相次いだ。新型肺炎の侵入を防止するため、那覇検疫所石垣出張所は空港や港湾で、入国者に発熱者が… 2020/01/18
観光 ゴルフ場「9月着工にめど」 官民で計画全面支援へ 高木会長ら会見 八重山ゴルフ協会の高木健会長は6日、石垣市内のホテルで各経済団体の代表や中山義隆市長らと記者会見し、株式会社ユニマットプレシャスが前勢岳周辺で計画しているゴルフ場を含むリゾート施設「石垣リゾート&コミュニティ」(仮称)について「9月着工のめどが立ちつつある」と報告。官民で計画を全面支援する姿勢をアピールした。中山市長は「環境を守る点では最大限に配慮している」と計画を評価した。 記者会見には市商… 2020/01/07
観光 石垣―東京(成田)線就航 きょうから、関西線も増便 ピーチ 格安航空会社LCCのピーチアビエーション株式会社(ピーチ、井上慎一代表取締役CEO)は南ぬ島石垣空港と成田国際空港を結ぶ石垣―東京(成田)便を26日から就航する。合わせて同日から石垣―大阪(関西)便も現在の1便から2便に増便となる。 25日午後、ピーチの5人が八重山日報社を訪れ、石垣―東京(成田)線就航をPRした。 広報部の中鉢英晃課長代理は「関西に加えて首都圏からもお客様をお連れし、島民の… 2019/12/26
観光 ゴルフ場建設要請 県部長「鋭意進める」 石垣市議会 石垣市議会(平良秀之議長)は23日午後、県庁と県議会を訪れ、9月末に八重山圏域で発生した大規模通信障害の原因究明と再発防止、ゴルフリゾート建設への協力、首里城の早期再建を、それぞれ関係部局に要請した。 商工労働部の嘉数登部長はゴルフ場建設について「上位計画との整合性を図ることは国の同意を得るために必要だ。鋭意進めたい」と述べた。 市は、地域未来投資促進法を活用して、前勢岳北側に民間業者が建設… 2019/12/24
観光 白保の魅力「サンゴや街並み」 アンケート結果を公表 白保リゾートホテル問題連絡協 白保リゾートホテル問題連絡協議会(山城吉博会長)が17日午後、しらほサンゴ村で記者会見し、7月に実施した観光業利用者への景観アンケート結果を公表した。白保地区の景観を残すよう求める人が8割以上を占め、同会は「白保地域の景観が観光面で魅力を持っていることを示す結果」と強調。「県、市の景観行政と観光行政にギャップがある」として18日には市長や担当課に対し要望書を提出する。 同アンケートは7月1~1… 2019/12/18
観光 海上大荒れ、由布島も閉園 上原航路は一週間以上欠航 八重山地方の沿岸は荒れた日が続いており、海上交通や観光施設などに影響が出ている。7日現在、上原航路と鳩間航路は11月30日から1週間以上、長期間の欠航が続いている。特に7日は前線の影響などで海上は大しけになり、このため由布島の植物園が閉園、竹富島のグラスボート観光が欠航するなど、観光客にも影響が出た。 2019/12/08
観光 仲間川利用を認定 遊覧船の速度規制も 県は11月27日午後、奄美・沖縄世界自然遺産推薦地区内にある西表島の仲間川で事業を営む業者間で結ばれた協定を認定した。認定を受けたのは、エンジン付の船舶やカヌーなどで自然観察ツアーを提供する事業者らが結んだ「仲間川地区保全利用協定」で、協定有効期間は今年4月から2024年3月末まで。協定は、2004年6月に県知事認定第1号として初認定を受けており、認定が更新された。 協定では、仲間川に自生する… 2019/12/04