政治 自民、百条委設置要求へ 知事は陳謝も「契約は適正」 業者会食問題 玉城デニー知事が県発注業務の受託業者らと契約前日に会食していた問題で、県議会の会派「沖縄・自民党」は10日、地方自治法に基づく調査特別委員会(百条委員会)の設置を求める方針を固めた。ただ社民党や共産党など、多数を占める県政与党は反対する方針で、設置は困難な見通し。玉城氏は同日の定例記者会見で「県民に心配や迷惑を掛けたことをお詫び申し上げたい」と陳謝した上で「契約は適正だった」と強調した。 2019/10/11
政治 カンムリワシも対象か 県議会常任委で可決、自民退席 希少動植物保護条例 県議会土木環境委員会(新垣清涼委員長)は7日、県希少野生動植物保護条例を審議し、原案を全会一致で可決した。条例案は、県内に生息・生育する希少野生動植物の保護を図るため、知事が個体の捕獲や譲り渡しを禁止し、生息地域を保護区や管理地区に指定できる。国が自衛隊配備を進める石垣市平得大俣の予定地付近で営巣するとされるカンムリワシも対象になる可能性がある。施行は2020年11月からを予定。 2019/10/08
政治 ドローン物資輸送へ 上原―鳩間で実証実験計画 竹富町 内閣府の2019年度沖縄離島活性化推進事業費補助金第3回交付が9月27日に決定したことを受け、竹富町(西大舛髙旬町長)は決定額900万円を活用し、申請していた新規事業「ドローンを活用した物資輸送実証事業」として今年度から、モデル区域の西表上原―鳩間島間でドローンによる物資輸送がどこまで可能なのか、実態調査と実証実験を行う。 2019/10/08
政治 来年町長選へキックオフ 本人は再選言及せず 西大舛竹富町長 5日に開かれた西大舛高旬竹富町長の就任3周年激励会は、来年秋の町長選に向けた事実上のキックオフ集会となった。西大舛氏は町最大の懸案である役場移転を着々と前進させ、現時点で町議会との関係も良好。再選に向け盤石の態勢を築きつつある。ただ、激励会では西大舛氏本人が再選について直接的に言及する場面はなかった。 2019/10/06
政治 契約前に受注業者と会食 自民、玉城知事を追及 県議会 玉城デニー知事が、自ら設置した「万国津梁会議」の支援業務を受注した団体の関係者と契約前日に会食していたことが9月30日、県議会の一般質問で明らかになった。 10月1日の一般質問で照屋守之氏(自民)は「受注する側がじかに連絡して知事と会っている。発注者と受注者の癒着ではないか。世間的に許されない」と追及した。 玉城氏は「契約日は知らなかった。プライベートで参加した」と釈明。会議を所管する文化観… 2019/10/03
政治 「自分ごとで考えて」 玉城知事、国会議員団に訴え 基地問題 沖縄等米軍基地問題議員懇談会(会長・近藤昭一衆院議員)に所属する国会議員らは25日午前、県庁を訪問し、米軍の基地問題や陸上自衛隊の宮古島配備について、県幹部と意見交換した。玉城デニー知事は冒頭のみ出席し、基地問題について国民に「自分のこととしてとらえてほしい」と訴えた。 基地問題を全国にアピールする「キャラバン」を札幌や仙台、福岡でも行うと説明。「要望があれば、来年度も続けて取り組みたい」と意… 2019/09/29
政治 辺野古移設促進を決議 市議会「苦渋の決断時期」 宜野湾市 宜野湾市議会(上地安之議長)は27日、市中心部にある米軍普天間飛行場の危険性を除去するため、名護市辺野古への移設を促進すべきだとの意見書を賛成多数で可決した。日米両政府が普天間飛行場の運用停止期限を新たに定めることなども求めた。市議会事務局によると、移設促進を明記した意見書可決は異例。 意見書は与党が提出。同飛行場から発生する被害は「既に限界」と訴えた上で、日米両政府が辺野古移設を「唯一の解決… 2019/09/28
政治 受注業者すべて決まる 21年3月完成へ来月起工式 石垣市新庁舎 石垣市の新庁舎建設事業は10月3日の起工式を前に、建築、設備工事の受注業者がすべて決まった。建築工事は本土、沖縄本島の業者と地元業者のJV(共同企業体)で、設備工事は7工種すべてが地元業者だった。建築、設備工事の契約総額は約71億3500万円。2021年3月の完成を目指し、旧石垣空港跡地で工事が進む。 2019/09/28
政治 原告側と争う姿勢 住民投票巡り市長 石垣陸自配備 石垣市住民投票を求める会(金城龍太郎代表)が、陸上自衛隊配備の賛否を問う住民投票実施を求めて市を提訴したことに対し、中山義隆市長は24日、「裁判でも市の考えを述べたい」と述べ、原告側と争う考えを示した。記者懇談会で報道陣の質問に答えた。 2019/09/25
政治 玉城知事、来月訪米へ 議会に辺野古反対訴え 玉城デニー知事は19日の定例記者会見で、米国連邦議会が在沖海兵隊の国外移転推進を議論することを受け、米軍普天間飛行場も含めて検討するよう働きかけると明らかにした。10月に訪米し、連邦議員や有識者との面会を予定している。具体的な面会相手は「調整中」とした。 米国議会で国防関連法案が協議されるのに合わせた訪米。普天間飛行場の辺野古移設について、軟弱地盤の影響で工期が長期間に及ぶことや、移設後の基地… 2019/09/20
政治 社民照屋氏が引退意向 後継、北中城村長軸に調整 社民党の照屋寛徳国対委員長(74)=衆院沖縄2区=が、高齢を理由に次期衆院選に立候補せず、今期限りで引退する意向を固めた。関係者が18日、明らかにした。後継には、北中城村の新垣邦男村長(63)を軸に擁立する方向で調整している。 取材に対し照屋氏は「前回衆院選が終わった段階で、引退すると決めていた」と話し、既に後援会幹部に引退を伝えたことも明らかにした。21日に開く後援会の会合で、経緯を説明する… 2019/09/19
政治 年内に仮庁舎移転へ 10月から設置工事開始 竹富町議会 竹富町議会(新田長男議長)9月定例会は17日から一般質問の日程に入り、初日は大久研一、山盛力、三盛克美、山下義雄の4氏が登壇した。町は新庁舎建設に伴う仮庁舎整備について、公募型プロポーザル方式で決定した大和リース㈱と7月26日付で契約を締結、10月から仮庁舎となる1階建てユニットハウス型のプレハブ設置工事を開始し、年内での移転を目指す方針。 2019/09/18
政治 NHK番組に抗議決議 与党「中立を」野党「弾圧」 石垣市議会 石垣市議会(平良秀之議長)は17日の9月定例会最終本会議で、陸上自衛隊配備問題を取り上げたNHKの情報番組「あさイチ」が「視聴者に誤解を与える内容を放送した」とする抗議決議を与党の賛成多数で可決した。市議会が報道機関への抗議決議を可決するのは異例。「『公共放送』を自認するNHKであればこそ、偏らず事実に基づいた公平・公正・中立な立場での報道が求められる」と主張した。野党は「報道への弾圧だ」などと… 2019/09/18
政治 ヘリポート位置で意見相違 市「空港」議会「病院周辺」 県立八重山病院に隣接するヘリポートが石垣市の新庁舎建設工事などで使用困難になる問題で、新たなヘリポートの位置を巡り、市と市議会の意見の相違が鮮明になっている。中山義隆市長は現在地周辺の再開発を理由に、発着場を新石垣空港に変更する方針。これに対し市議会は17日の最終本会議で、離島からの急患輸送で時間的ロスを防ぐため、現在地周辺をヘリポートの設置場所とするよう求める要請決議を可決する見通しだ。 2019/09/17
政治 玉城知事、辺野古反対訴え 初訪問の衛藤担当相に 衛藤晟一沖縄北方担当相は13日、就任後初めて沖縄県を訪れ、玉城デニー知事と県庁で会談した。玉城氏は、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対する姿勢を改めて訴え、政府に県側との対話を求めた。衛藤氏は「沖縄振興と基地負担軽減に内閣を挙げて頑張る。本音の話をしたい」と述べるにとどめた。 玉城氏は、沖縄振興費の増額や、普天間飛行場の県外・国外移設、日米地位協定見直しなど21項目の要望書を… 2019/09/14
政治 市長が抗議、議会も決議へ NHK番組「視聴者に誤解」 石垣島への陸上自衛隊配備問題を取り上げたNHKの番組「あさイチ」の内容に視聴者の誤解を招く箇所があるとして、中山義隆市長が抗議し、石垣市議会も17日に訂正を求める抗議決議を可決する見通しになった。NHKは事実誤認を認めていないが、陸自配備計画を巡って賛否両派の対立が続く中、市と市議会が報道機関への抗議で足並みをそろえる異例の事態に発展しそうだ。 2019/09/14
政治 環境や市有地で論戦 陸自配備で与野党議員 12日の石垣市議会一般質問では、与野党の2人が陸上自衛隊配備問題を取り上げ、自然環境の保全や市有地の処分などで論戦した。 野党の内原英聡氏は、専門家などで組織する環境審議会や自然環境保全審議会を設置し、陸自配備に伴う自然環境への影響を検証すべきと主張した。 野底由紀子市民保健部長は、陸自配備予定地が環境審議会の審議対象となる規制地域外であること、陸自配備計画は条例で定められた自然環境保全審議… 2019/09/13
政治 10月1日から運行開始 ゆいレール、浦西延伸 県は12日午後、沖縄都市モノレールに対し、首里・てだこ浦西間の運輸開始を認可した。県庁で玉城デニー知事が同社の美里義雄社長に認可書を交付した。那覇市首里から浦添市までの「ゆいレール」延伸が正式に認可された。10月1日から同区間の運行が開始される。 2019/09/13
政治 「すれ違いの解消を」 沖縄相、県との対立念頭 衛藤晟一沖縄担当相は12日の記者会見で、米軍普天間飛行場の辺野古移設を巡る県と政府の対立を念頭に「せっかくみんな沖縄振興、基地負担の軽減という一つの方向を向いているのに、なかなか完全に歯車が噛み合わない」と述べた。「すれ違いはぜひとも解消し、まとまって頑張っていくことができれば、将来の沖縄にとっても必ずいいことだ」と述べた。 沖縄戦で自決した大田実中将の最後の言葉を引用し「『県民かく戦えり』『… 2019/09/13
政治 船で辺野古工事視察 「海への影響計り知れない」玉城知事 玉城デニー知事は11日午後、国が進める米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移転先である名護市辺野沿岸部を、就任後初めて船で視察した。 うるま市の石川漁港から県の漁業取締り船に乗り、名護市の大浦湾まで移動。双眼鏡を使い、工事の進ちょく状況を観察し、小型のゴムボートに乗り換え、工事を進めるため移植されたサンゴやその成育状況、湾内の生物多様性などを観察した。 うるま市で記者団の取材に応じ「相当量の土砂を… 2019/09/12