基地と沖縄 石垣市、県民投票不参加 「工事止まらず有効性疑問」 石垣市の中山義隆市長は11日、市役所で記者会見し、辺野古米軍基地建設のための埋め立ての賛否を問う2月の県民投票に参加しない方針を明らかにした。「埋め立てにノーという多数意見が出ても工事は止まらない状況だ。有効性に疑問が残る」と指摘した。記者会見に先立ち、謝花喜一郎副知事が石垣市役所を訪れ、県民投票に協力するよう要請したが、中山市長は応じなかった。県民投票に参加しない市は宜野湾、宮古島、沖縄、石垣… 2019/01/12
基地と沖縄 選択肢見直し検討 元山代表「知事の政治判断」 辺野古県民投票 辺野古米軍基地建設のための埋め立てを問う2月24日の県民投票をめぐり、県民投票の会の元山仁士郎代表らは10日、県民投票に不参加を表明している沖縄市の桑江朝千夫市長と面談した。桑江市長は「議会の(予算案)否決を尊重せざるを得ない」と述べた。 また桑江市長は二者択一の設問について、「(投票日を)一週間くらい延ばして早急に選択肢を一つ増やすとか、皆さんが県政与党に条例改正を提案してはどうか。県政野党… 2019/01/11
基地と沖縄 県民投票条例の〝瑕疵〟指摘 松川市長、改めて不参加表明 宜野湾 辺野古米軍基地建設のための埋め立てを問う2月24日の県民投票を巡り、米軍普天間飛行場を抱える宜野湾市の松川正則市長は10日午後、市役所で会見し、県民投票を実施するよう求めた県の勧告に対して、改めて不参加を表明した。「県と市町村は対等な立場で、強権的に事務執行を負わせることは承服できない」と述べた。 松川氏は市議会が関連予算案を否決したことを受け、昨年12月下旬に不参加を表明した。県は投票事務を… 2019/01/11
基地と沖縄 県民投票実施せず 沖縄市長「二者択一は乱暴」 不参加 宮古、宜野湾に次ぎ3市に 沖縄市の桑江朝千夫市長は7日、市役所で記者会見し、辺野古米軍基地建設のための埋め立てを問う2月の県民投票に参加しない意向を表明した。県内41市町村の首長で不参加を表明したのは宮古島、宜野湾両市に次いで3番目。沖縄市の人口は県内総人口の約1割を占める約14万人で、那覇市に次いで多い。玉城デニー知事は9日にも宮古島市を訪ね、不参加を2度表明した下地敏彦市長と会って協力を求める方針だ。 2019/01/08
基地と沖縄 松川市長、県民投票に否定的 元山氏「市町村の義務」 宜野湾市 辺野古米軍基地建設のための埋め立てを問う2月24日の県民投票をめぐり「『辺野古』県民投票の会」(元山仁士郎代表)などは7日、実施が決まっていない6市に「県民投票事務を実施しないことは違法であり、県政史上取り返しのつかない重大な禍根を残す」などとする抗議文を提出した。このうち米軍普天間飛行場の地元、宜野湾市には元山代表が直接訪れ、不参加の意向を表明した松川正則市長と面談。松川市長は「大変厳しい状況… 2019/01/08
基地と沖縄 「県民投票させて」、「県民投票は無意味」 市民ら意見分かれる ■「県民投票させて」市民ら役所前で訴え 辺野古米軍基地建設のための埋め立てを問う県民投票の実施を求める市民ら約30人が7日、石垣市役所前でプラカードを掲げ「投票させてくれ」「われわれの声を無視するな」などと訴えた。 次呂久成崇県議は「県民投票は、住民が直接政治に関わる唯一の手法だ。県内で、投票できる市とできない市があってはならない」と呼び掛けた。 参加した富里八重子さん(80)は「アジアでも… 2019/01/08
基地と沖縄 市長、県民投票の意義疑問視 有志は「違法」と実施迫る 辺野古米軍基地建設のための埋め立てを問う2月24日の県民投票をめぐり「『辺野古』県民投票の会」などは7日、実施が決まっていない宜野湾市、石垣市など6市に「県民投票事務を実施しないことは違法であり、県政史上取り返しのつかない重大な禍根を残す」などとする抗議文を提出した。最終判断を先送りしている石垣市の中山義隆市長は「慎重に判断したい」と明言を避ける一方「全県で実施されない県民投票は効力に疑問が出る… 2019/01/08
基地と沖縄 県民投票、拒否の公算大 推進派、あす抗議行動へ 石垣市 辺野古米軍基地建設のための埋め立ての賛否を問う2月24日の県民投票をめぐり、石垣市議会(平良秀之議長)が昨年12月25日に投開票の予算案を否決して2週間近くが経過した。中山義隆市長は年末年始を挟んで最終判断を先送りしたままだが、過去の議会答弁では、米軍普天間飛行場の「固定化につながる恐れがある」などとして県民投票に否定的な発言を繰り返しており、実施する可能性は低いと見られる。一方、県民投票条例の… 2019/01/06
基地と沖縄 常任委が県民投票否決 25日の最終本会議で結論 石垣市議会 石垣市議会の総務財政員会(砥板芳行委員長)が21日、市役所で開かれ、辺野古米軍基地建設のための埋め立てを問う県民投票の予算案約1350万円を賛成少数で否決した。25日の最終本会議で最終的に結論を出すが、同様に否決される可能性が高まった。中山義隆市長は議会が予算案を否決した場合、県民投票を実施しない考えを示している。 2018/12/22
基地と沖縄 住民投票条例制定を請求 来月の臨時議会で審議へ 石垣陸自配備 石垣市住民投票を求める会の金城龍太郎代表らが20日、市役所に中山義隆市長を訪れ、1万4263人の署名を提出し、石垣島平得大俣地区への陸上自衛隊配備の是非を問う住民投票条例の制定を直接請求した。地方自治法に基く条例制定の直接請求は石垣市で初めて。中山市長は来月7日から9日の間に臨時議会を開き、条例案を提案する方針。沖縄防衛局は来年2月にも駐屯地建設の用地造成工事に着手する方針だが、住民投票の可否を… 2018/12/21
基地と沖縄 宜野湾、県民投票予算を否決 副知事は宮古島市長を訪問 宜野湾市議会は20日、同市中心部にある米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設をめぐり、辺野古米軍基地建設の埋め立てを問う来年2月の県民投票に関する補正予算案を賛成少数で否決、松川正則市長が議決のやり直しを求めて再議となったが、再び否決した。松川市長は記者団に「議会の否決は重い。熟慮し、判断したい」と述べ、実施に消極的な姿勢をにじませた。 県民投票条例に普天間飛行場の危険性除去が「全く明記されていな… 2018/12/21
基地と沖縄 辺野古県民投票の実施要求 知事、21市町村に通知 反発、依然根強く 玉城デニー知事は19日、辺野古米軍基地建設のための埋め立てを問う来年2月の県民投票を巡り、議会が関連予算案を可決していない21市町村に対し、地方自治法に基づき、投票事務の実施の義務があるとして予算執行を求める「技術的助言」を通知した。強制力はない。20日には謝花喜一郎副知事と池田竹州知事公室長が県民投票への不参加を表明した宮古島市を訪れ、下地敏彦市長に協力を要請する。ただ市町村によっては県民投票… 2018/12/20
基地と沖縄 宮古島、県民投票拒否 県内初、石垣市長も反対明言 宮古島市の下地敏彦市長は18日、「辺野古米軍基地建設のための埋め立て」を問う来年2月の県民投票に参加しない意向を明らかにした。県内41市町村で県民投票への不参加を表明したのは初めて。石垣市の中山義隆市長も同日の市議会で「県民投票をやること自体が必要ない」と明言。宮古島、石垣島の市長がそろって県民投票に反対する姿勢を鮮明にした。 2018/12/19
基地と沖縄 軍特委で抗議決議可決 米兵脱走事件で県議会 県議会米軍基地関係特別委員会(仲宗根悟委員長)は17日、6日に発生した嘉手納基地所属の空軍兵が拳銃と実弾を所持して脱走した事件について、抗議決議意見書を全会一致で可決した。20日に開かれる本会議でも可決される見通し。宛て先は国や米軍の関係当局。 空軍兵は読谷村内で米軍当局に拘束されており、県警には逮捕前に情報提供があったものの、沖縄防衛局や自治体への周知は逮捕後だった。抗議文では、日米間の情報… 2018/12/18
基地と沖縄 知事権限で対抗の方針 玉城氏「軟弱地盤」の改良巡り 米軍普天間飛行場の辺野古移設は14日、政府による辺野古沿岸部での土砂投入が始まり、新たな局面に入った。玉城デニー知事は辺野古沖合に軟弱地盤が存在するとして、改良工事の際、将来的に知事権限を行使して対抗する考えを示すなど、移設阻止を目指す意向を強調した。 県庁で記者会見した玉城知事は「司法ではなく、対話で解決をすべきと強く言ってきた。あらゆる手段を講じる」と語気を強めた。同日から始まった国地方係… 2018/12/15
基地と沖縄 菅、玉城両氏きょう会談 辺野古土砂投入を伝達へ 菅義偉官房長官は12日の記者会見で、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を巡り、玉城デニー知事と13日に首相官邸で会談する方向で調整していると明らかにした。辺野古沿岸部への土砂投入に踏み切る方針を直接伝える見通しだ。 2018/12/13
基地と沖縄 県民投票削除の予算可決 宮古島市議会委 宮古島市議会の総務財政委員会は10日、12月補正予算案から米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡る県民投票に関連する部分を削除した予算案を、賛成多数で可決した。委員長が18日の本会議に報告し、再び採決する。 県民投票は来年2月24日に投開票予定だが、県内の一部自治体は投開票事務への協力を保留しているため、全市町村で実施できるかどうかは不透明となっている。 2018/12/11
基地と沖縄 住民投票条例、可決の公算か 金城代表ら市長に協力要請 陸自配備計画 石垣市平得大俣地区への陸上自衛隊配備を問う住民投票条例の制定を目指す「石垣市住民投票を求める会」の金城龍太郎代表ら5人が6日、市役所に中山義隆市長を訪れ、住民投票の実施に協力を求めた。中山市長は意見交換後、報道陣の取材に対し「市議会の大勢としては(条例制定に)賛成する意見が多い気がする」と述べ、市議会に住民投票条例案が提案された場合、可決される可能性が高いとの見通しを示した。 意見交換は中山市… 2018/12/07
基地と沖縄 知事「乱暴なやり方」 搬入再開に憤り、対話は模索 米軍普天間飛行場の辺野古移設を巡り、国が県の指摘を受けて一時中断していた琉球セメントの安和桟橋を利用した土砂搬入作業を5日に再開したことを受け、玉城デニー知事は同日午後、県庁で報道陣の取材に対し「手続きを一方的に解釈した乱暴なやり方だ。14日に土砂投入の期日を決め、合わせるかのようなやり方は県民の理解は得られない」と憤った。ただ「対話を持ち、協議をする糸口を模索する」とも述べ、政府との交渉を求め… 2018/12/06
基地と沖縄 「実施なければ違法」に反発 県民投票の会と市議〝対話〟 米軍普天間飛行場の辺野古移設を問う県民投票条例の制定を請求した「『辺野古』県民投票の会」の元山仁士郎代表ら5人が5日、石垣市議会を訪れ、県民投票に反対する意見書に賛成した与党市議らと意見交換した。同会側は、石垣市が県民投票を実施しない場合「明確に違法だ」と断定、損害賠償請求訴訟の可能性を匂わせ、市議からは「言い過ぎだ」と反発する声も。双方の主張は噛み合わないままに終わった。 2018/12/06