尖閣 市の上陸申請 県は無反応 尖閣、平和的外交求める 尖閣諸島の字名変更を受け、石垣市が標柱設置のための上陸を国に申請したことを巡り、石垣市区選出の大浜一郎県議(自民党)は27日、県議会一般質問で「県は市と歩調を合わせ国に上陸申請をするべきだ」と求めたが、県側は反応しなかった。 玉城デニー知事は答弁に立たず、金城賢知事公室長が「尖閣を巡る問題は、平和的な外交対話を通じ解決が図られるよう強く求めたい」と述べるにとどめた。 大浜氏は「知事も市と一緒… 2021/09/28
尖閣 標柱設置へ上陸申請 石垣市長「国民世論の後押しを」 石垣市は14日、尖閣諸島の字名変更に伴って製作した標柱を現地に設置するため、今月3日付で総務相に上陸を申請したと明らかにした。政府は不許可とする方針を示唆しているが、中山義隆市長は市議会一般質問で「国民全体の世論の後押しが必要になる。多くの皆さんの賛同をいただき、政府を動かすような力になればと考えている」と今後の世論喚起に期待した。 尖閣諸島への標柱設置は仲間均氏が一般質問で取り上げ「『国が認め… 2021/09/15
尖閣 情報発信センター設置へ 子ども向けパンフも予算計上 尖閣諸島 石垣市は開会中の市議会9月定例会に提案した一般会計補正予算案に、尖閣諸島の情報発信センター設置と、尖閣諸島を分かりやすく解説した子ども向けパンフレット製作の委託料を盛り込んだ。尖閣諸島は石垣市の行政区域だが、周辺海域で中国海警局船が活動を活発化させるなど、中国の攻勢で情勢は厳しさを増している。市は独自の発信強化に力を入れる。 情報発信センターは年末年始をめどに、ユーグレナ石垣港離島ターミナル2階… 2021/09/08
尖閣 尖閣出漁の5隻が帰港 水島氏、海保の阻止に反発 尖閣諸島海域に向け29日に石垣島の漁港を出港した漁船5隻が30日、帰港した。5隻は「第一桜丸」「理恵丸」「恵美丸」「第八泰正丸」「ZENKOUMARU2」。日本文化チャンネル桜社長の水島総氏(72)らが漁船団を出迎え、マイクで「お帰りなさい」「あなたたちは日本の誇りです」などとたたえた。 5隻は尖閣周辺で操業し、ハマダイなどを捕獲した。水島氏が乗船した幸徳丸は20海里付近で海保に停止命令を受け… 2021/08/31
尖閣 中国船、漁船接近避ける 仲間氏「ライブ配信を警戒」 石垣市議の仲間均氏(71)ら3人が乗船し、尖閣諸島周辺海域に出漁した漁船「鶴丸」(9・1㌧)が29日夜、石垣島に帰港した。漁のライブ配信を予定していたが、衛星電話しかつながらず、仲間氏が周辺の様子を支援者向けに音声で報告した。 仲間氏によると、領海に侵入した中国海警局船2隻は鶴丸を追尾し、近づこうとするそぶりを見せたが、実際には遠巻きにしていただけだったという。仲間氏は「ライブ配信の情報を知ってい… 2021/08/30
尖閣 尖閣に向け漁民ら出港 海保の臨検に詰め寄る 登野城漁港 登野城漁港から29日、尖閣諸島に向けて「理恵丸」ら漁船5隻が出港した。その際、臨検を行った石垣海上保安部の職員と、漁船団の水島総さん(72)=日本文化チャンネル桜社長=らが口論する場面があった。 海保職員は漁をする際、水島さんらに船から海に飛び込むなど危険な行為を行わないよう注意。 これに対して水島さんらは「手続きを済ませている。違法行為をするつもりはない」と反論した。 また水島さんらが以前漁を行… 2021/08/30
尖閣 漁のライブ映像配信できず 尖閣周辺、きょう音声で報告 石垣市議の仲間均氏(71)が28日、漁船「鶴丸」で石垣島から尖閣諸島周辺海域に向かい、漁の様子をライブ配信しようとしたが、失敗した。映像の配信は断念し、29日に音声の配信を試みる。 仲間氏はクラウドファンディングで資金を募り、通信機材を整備した。「鶴丸」には3人が乗船。尖閣周辺海域に到着したあと、石垣島と衛星電話はつながったが、映像は配信できなかった。 仲間氏のスタッフは「原因は全く分からな… 2021/08/29
尖閣 大型巡視船、11月に石垣配備 尖閣領海警備体制を強化 第十一管区 第十一管区海上保安本部は25日、国内最大規模となる約6500㌧巡視船「あさづき」を11月12日に石垣海上保安部に配備する、と発表した。尖閣諸島周辺で領海や接続水域への侵入をエスカレートさせる中国海警局船に対抗する警備体制が格段に強まる。 「あさづき」は全長150㍍、幅㍍でヘリ搭載が可能。石垣港では大型巡視船が接岸できる整備が始まっている。 巡視船配備計画は尖閣領海警備体制の強化と大規模事案… 2021/08/26
尖閣 尖閣上陸の不許可示唆 市の標柱製作で加藤氏 石垣市が尖閣諸島の字名変更に伴い、現地に新たな標柱を設置するため上陸を申請する方針を示していることについて、加藤勝信官房長官は24日の記者会見で、改めて不許可とする考えを示唆した。「尖閣諸島と周辺海域の安定的な維持管理の目的のため、原則として政府関係者を除き上陸を認めない。上陸の申し出があった時には、この方針にのっとって判断する」と述べた。 市はふるさと納税の寄付を活用して標柱を製作。尖閣諸島… 2021/08/25
尖閣 尖閣設置の標柱完成 市長、国に上陸申請へ 尖閣諸島の字名変更を現地で表示するため、石垣市が製作した標柱が23日、ユーグレナ石垣港離島ターミナルでお披露目された。石垣島産の御影石を原材料に使用しており、市は尖閣諸島の5島に1本ずつ設置を計画。今後、国に設置のための上陸を申請する。 2021/08/24
尖閣 尖閣諸島情報発信センター開設へ 離島ターミナル、年末年始めど 石垣市の中山義隆市長は23日、尖閣諸島情報発信センター(仮称)を年末年始をめどにユーグレナ石垣港離島ターミナル2階でオープンする考えを明らかにした。市は国に対し、尖閣諸島資料館の建設を要望しているが、現時点でめどは立っていない。本格的な施設が実現するまでの間、情報発信センターで尖閣諸島に関する資料などを展示する。 市は「ふるさと納税」で尖閣諸島に関する資料を収集し、広く情報発信するための寄付金… 2021/08/24
尖閣 中国船排除、賛成多数で可決 尖閣問題、市議会が意見書 石垣市議会(平良秀之議長)は16日の臨時会で、尖閣諸島の実効支配を強化し、領海内から中国海警局の艦艇を排除するよう求める意見書を与党の賛成多数で可決した。宛て先は首相など。「なぜ我が国は日本の領海内で中国海警局艦艇が領海侵犯を繰り返しているのを放置しているのか」と政府の対応を疑問視している。野党は「対立をあおる」などと反対した。 意見書では、中国海警局艦艇が尖閣周辺海域で操業する日本漁船を追尾、威… 2021/07/17
尖閣 【視点】防衛白書 中国の脅威直視 政府の2021年度防衛白書は、中国への警戒感を前面に打ち出した内容になった。 中国は石垣市の尖閣諸島周辺で艦船の常時航行や領海侵入を繰り返している。出漁した地元漁船が中国艦船から接近や追尾といった威嚇行為を受けることも常態化している。 白書では中国艦船による尖閣周辺海域での領海侵入や、艦船に武器使用を認めた中国海警法施行などを挙げ「状況はますます深刻化している」「東シナ海や南シナ海などの海域におい… 2021/07/15
尖閣 市長、尖閣情勢を危ぐ 資料館建設、標柱設置に意欲 石垣市の中山義隆市長は5日、市役所で尖閣諸島問題を扱った読売テレビのニュース番組に出演し「中国が強気に出れば出るほど、政府側が退いているようにしか見えない。この先5年、10年、中国に上陸されるなど、日本側が手出しできない状況になることを危ぐしている」と述べた。 尖閣諸島を奪われた場合、エネルギーや食糧などを海外から日本に輸送するシーレーンに危険が及ぶという見方を示した。「どうしてもこの島を守らな… 2021/07/08
尖閣 遺族ら焼香し追悼 昨年に引き続き縮小開催 尖閣列島戦時遭難死没者慰霊祭 尖閣列島戦時遭難死没者慰霊祭(尖閣列島戦時遭難者遺族会主催)が3日午後、石垣市新川舟蔵の慰霊之碑前で開かれた。昨年に引き続き規模を縮小しての開催。同会の役員7人らは焼香のあと手を合わせ、戦没者の死を悼んだ。 2021/07/04
尖閣 海保無しで漁無理 尖閣から4漁船石垣帰港 中国海警局船4隻が包囲 石垣市の尖閣諸島周辺に出漁した八重山漁協所属の漁船4隻が26日夕、相次いで石垣島に帰港した。尖閣周辺海域では、領海侵入した中国海警局の船4隻に包囲されたが、海上保安庁の巡視船が漁船をガードした。「恵美丸」に乗り組んだ漁業者の砂川忠さん(41)は「海保がいないと、恐くて尖閣周辺には行けない」と話した。 4隻は「恵美丸」のほか「第一桜丸」「第八泰正丸」「ZENKОUMARUⅡ」。それぞれ3人が乗船し、… 2021/06/27
尖閣 8月以降に上陸申請 字名変更の標柱設置 尖閣諸島 石垣市の尖閣諸島に標柱を設置する計画について、小切間元樹企画部長は22日の市議会一般質問で、標柱が完成予定の8月以降に、国に上陸申請する考えを示した。友寄永三氏の一般質問に対し「標柱の完成を待って国に設置のための上陸申請を行いたい」と答弁した。 標柱は尖閣諸島の各島に設置予定で、計5本を製作している。昨年10月1日、尖閣諸島の字名を「登野城」から「登野城尖閣」に変更したことに伴い、新たな字名を… 2021/06/23
尖閣 尖閣出漁、寄付1500万円超 仲間市議「国民の思い感じる」 尖閣諸島周辺海域での漁をライブ中継しようと、石垣市議の仲間均氏(71)が10日、インターネットで支援を募るクラウドファンディングを始めたところ、寄付額は12日午後11時半ごろ1580万円を超えた。仲間氏は「国民の『尖閣を守りたい』という気持ちの大きさを感じる。尖閣海域で獲れた魚のブランド化にも自信が沸いてきた」と手応えを語った。寄付は30日まで受け付けている。 2021/06/13
尖閣 尖閣の漁ライブ配信計画 「一般の人も支援通じ参加を」 400万円CF 仲間均・石垣市議 石垣市議の仲間均氏(71)が10日、尖閣諸島での漁の様子をライブ配信するため、インターネットで400万円の支援を募るクラウドファンディングを開始した。機材の整備、通信費、燃料費などに活用する考えで、仲間氏は「一般の人も支援を通じて尖閣諸島での漁に参加してほしい」と呼び掛けている。 支援が集まれば8月末までに漁の様子をライブ配信する。周辺海域では中国海警局船が常時航行しており、仲間氏のスタッフは… 2021/06/11
尖閣 高まる緊張 薄まる関心 尖閣よりコロナ禍、基地問題 石垣市の尖閣諸島周辺を航行する中国海警局船の連続航行日数が4日、過去最長の112日になった。尖閣諸島を実力行使で奪おうとする中国の意図は明白で、周辺海域の緊張は高まっている。一方、沖縄は新型コロナウイルス感染拡大の渦中。県政が米軍基地問題をより重視していることも相まって、尖閣問題に対する一般県民の関心はさらに薄まっている。県や県民から目立った発信はない。 2021/06/05