尖閣 【視点】字名変更、領土意識高める意義も 石垣市議会は22日、尖閣諸島の字名を「登野城」から「登野城尖閣」に変更する議案を賛成多数で可決した。尖閣の「登野城」を石垣島市街地の「登野城」と区別するための行政手続きだが、字名の変更を通じ、尖閣諸島が改めて沖縄県石垣市の行政区域であることを実感した人もいるだろう。国民の領土意識を高めることで、実効支配の強化にもつながる意義がある。 字名変更は石垣市議会で仲間均氏が提案し、市は2017年10月… 2020/06/24
尖閣 【視点】慰霊の日 平和の灯後世に 真夏へと向かう沖縄は、今年も「慰霊の日」を迎えた。爆弾の雨が沖縄各地に降り注いだ灼熱地獄の記憶は今も生々しく語り伝えられているが、戦争体験者は高齢化が進む。今を生きる世代は、沖縄戦の教訓を風化させず、平和の灯(ともしび)を後世へ受け継いでいかなくてはならない。 県によると、沖縄戦では住民と日本軍がそれぞれ約9万4千人、米軍が約1万2千人戦死した。八重山では、住民が避難先でマラリアにり患した「戦… 2020/06/23
尖閣 中国船が4時間追尾 漁船2隻、尖閣海域から帰港 尖閣諸島海域に出漁した八重山漁協所属の漁船「桜丸」「恵美丸」が22日午前、石垣島の登野城漁港に戻った。乗組員によると、21日に尖閣周辺の領海から離れた際、尖閣諸島周辺にいた中国公船4隻に約4時間追尾されたという。海上保安庁の巡視船が漁船を警護し、乗組員にけがはなかった。 2020/06/23
尖閣 「登野城尖閣」に字名変更 賛成多数で可決、野党は反対 市長「政治的意図ない」 石垣市議会 石垣市議会(平良秀之議長)は22日の6月定例会最終本会議で、尖閣諸島の字名を「登野城」から「登野城尖閣」に変更する議案を賛成多数で可決した。字名変更は10月1日から効力を生じる。野党は「台湾との友好関係がおかしくなる」(長浜信夫氏)などと周辺諸国への配慮を理由に反対した。与党は尖閣諸島周辺海域で中国公船が領海侵入を繰り返している現状を挙げ「現実を直視してほしい。周辺諸国から、とやかく言われる筋合… 2020/06/23
尖閣 字名変更「主権発揮の証左」 〝石垣市尖閣〟の呼称も求める 有村元女性相 自民党の有村治子参院議員(元女性活躍担当相)は19日の参院沖縄北方特別委員会で質問に立ち、石垣市が尖閣諸島の字名を「登野城」から「登野城尖閣」に変更することについて「石垣市が地方自治としての施政権に責任を持ち、日本国として主権を発揮しているという証左でもある」と評価した。「行政の効率化のために地方自治法に基づいて行われる字名の変更」とも述べた。 この1年間の尖閣諸島に関する記事を国会図書館で検… 2020/06/21
尖閣 尖閣海域へ2隻出漁 地元漁船、巡視船が警護 八重山漁協所属の漁船2隻が20日夜、尖閣諸島周辺海域へ向け出漁した。アカマチなどを釣る予定。周辺海域では中国公船の航行が続いており、海上保安庁の巡視船が警護に当たることになりそうだ。 出漁したのは、日本文化チャンネル桜の「桜丸」と地元漁船「恵美丸」で、乗組員はそれぞれ2人。この日午後8時過ぎから海保の臨検を受け、9時半ごろ出港した。 「恵美丸」に乗る砂川幸徳さん(55)は出港前に取材に応じ「… 2020/06/21
尖閣 尖閣近海で抗議活動へ 国民党、字名変更可決なら 台湾 石垣市が尖閣諸島(台湾名・釣魚台)の字名を「登野城」から「登野城尖閣」に変更する議案が22日の市議会6月定例会本会議で採決されることを受けて、台湾の野党・国民党は17日、中央常任委員会を開き、議案が通過した場合、江啓臣主席(党首)が漁民を引き連れ、尖閣諸島近くの海域で台湾の領有権をアピールする抗議活動を行うことを決めた。台湾の中央通訊(つうしん)が伝えた。 会議では尖閣諸島問題について、同党の… 2020/06/19
尖閣 字名変更で事務効率化 市長〝他国牽制〟の意図否定 尖閣諸島 石垣市の中山義隆市長は18日の市議会一般質問で、尖閣諸島の字名を「登野城」から「登野城尖閣」に変更する議案を提出した理由を「単に行政事務の効率化、改善を目指すために提出している」と説明した。野党の内原英聡氏が「字名変更は諸外国への牽(けん)制という意見がある」と質問したことに対する答弁。市長は「もともと字登野城の番地がついている場所の字名を変更する。字名がついていない場所に、新たに字名をつけたり… 2020/06/19
尖閣 6000㌧巡視船 石垣配備へ 尖閣沖の警備体制強化 海上保安庁 海上保安庁が6000㌧級の国内最大規模の巡視船を石垣海上保安部に配備する方向で検討していることが分かった。尖閣諸島沖の領海、接続水域への侵入をエスカレートさせる中国公船に対抗する警備体制が格段に強まる。 2020/06/18
尖閣 尖閣改名で国民党〝攻勢〟 議案通過すれば上陸 台湾 石垣市による尖閣諸島の字名変更案をきっかけに、台湾の野党・国民党が蔡英文総統と与党・民進党に〝攻勢〟をかけている。民進党はこれまで通り台湾の領土である立場を繰り返すのみだが、国民党は蔡英文政権を批判するとともに、日本に抗議することを要求。さらに国民党所属で尖閣諸島を管轄する宜蘭県の県議は同諸島へ向かい上陸して台湾の主権を示す考えを表明している。台湾の中央通訊(電子版)が伝えた。 2020/06/15
尖閣 字名変更「石垣が決定」 知事、中国との対話も期待 玉城デニー知事は12日午前の定例会見で、石垣市が尖閣諸島の字名を変更する方針を示していることについて「市町村の区域内における字名の変更は市町村の自治事務なので、石垣市において決定されるものだ」と述べた。 2020/06/13
尖閣 尖閣の字名変更可決 野党反対「無責任」、22日結論 議案上程「市の判断」 市議会総務財政委 石垣市議会の総務財政委員会(砥板芳行委員長)が11日、市役所で開かれ、尖閣諸島の字名を「登野城」から「登野城尖閣」に変更する議案を審議。採決では賛否同数となり、砥板委員長が可決を決定した。野党からは、字名変更で尖閣諸島周辺海域での緊張が高まる恐れがあるとして「無責任ではないか」(内原英聡氏)などと批判の声が続出した。議案は22日の最終本会議で再度採決され、結論が出る。 2020/06/12
尖閣 「安倍政権の軌道修正」 対中政策で米国寄りへ 尖閣諸島の字名変更 石垣市が尖閣諸島の字名を「登野城」から「登野城尖閣」に変更する議案を市議会に提案する。八重山日報は、尖閣史に詳しい長崎純心大の石井望准教授に字名変更の意義を聞いた。 ―登野城尖閣への字名改正案についてどう見るか。 2020/06/07
尖閣 字名に〝尖閣〟明記へ 6月議会に議案「準備整った」 石垣市は、尖閣諸島の字名を現在の「登野城」から「登野城尖閣」に変更する議案を9日開会する市議会6月定例会に上程する。尖閣諸島は登野城2390~2394番地だが、字名に「尖閣」を明記することで、市街地の住所と混同されて起こる事務的なミスを防ぐ。尖閣諸島を巡っては、周辺の領海内で与那国町漁協所属の漁船が中国公船に追尾されるなど、日中間の緊張が高まっている。中山義隆市長は「準備が整ったので議案を出す」… 2020/06/06
尖閣 尖閣「侵略の事実ない」 知事、ツイッターで発信 玉城デニー知事は30日、自身のツイッターで「中国が沖縄県を侵略している事実はありません」などと発信した。中国の脅威を訴える主張に対し、冷静な対応を呼び掛けた形だが、ツイッター利用者からは批判が相次いだ。 2020/05/31
尖閣 操業の安全確保を要請 中国船追尾で県が国に 尖閣海域 中国海警局の船が尖閣諸島周辺海域に侵入し、与那国町漁協所属の漁船を追尾した問題で、県東京事務所の上間司所長は25日、農水省を訪れ、再発防止と操業の安全確保を要請した。 この中では尖閣諸島は我が国固有の領土だと明記。その上で①中国船による県漁船への追尾・威嚇行為などの再発防止の徹底が図られるよう中国政府に強く働きかける②日本の領海内における県漁船の安心・安全な操業の確保に向けた体制強化を確立させ… 2020/05/28
尖閣 中国船侵入に積極対応を 自民「護る会」、政府へ要望 中国海警局の船による与那国町漁協所属漁船の追尾を受け、自民党の保守系グループ「日本の尊厳と国益を護(まも)る会」(代表幹事・青山繁晴参院議員、以下「護る会」)が19日、政府に対し7項目の「尖閣諸島を護るわが国の積極的行動を求める緊急提言」を行なった。提言には「石垣市と政府合同の海洋自然調査団を派遣し上陸調査も含めて調査を行い、国民に報告」とあり、今後の動向が注目される。 2020/05/20
尖閣 中国政府に厳重抗議 領海侵入と漁船追尾で市議会 石垣市議会(平良秀之議長)の臨時会が15日開かれ、中国公船が尖閣諸島周辺海域に領海侵入し、与那国町漁協所属の漁船を追尾した問題で、抗議決議と意見書を全会一致で可決した。 2020/05/17
尖閣 「異常過ぎる」「怒って当然」 著名人も、ツイート相次ぐ 中国船の尖閣侵入 石垣市の尖閣諸島周辺で、領海侵入した中国公船が日本の漁船を追尾した問題で、著名人も含め、ツイッター上で危機感を訴える発信が相次いでいる。「異常過ぎる」「怒るのは当たり前」などと、国民に領土意識の向上を求める投稿が多い。「#尖閣周辺への中国船侵入に抗議します」というハッシュタグ(検索目印)の投稿も相次いだ。 2020/05/16
尖閣 コロナ禍の中 復帰48年 経済危機、基地に揺れる 沖縄は15日、復帰から48年を迎えた。経済の柱である観光産業も今年に入り「コロナ禍」で大打撃を受け、先行きが見通せない状況になっている。沖縄最大の課題である米軍基地問題は、米軍普天間飛行場の辺野古移設問題は県民を二分。経済危機と基地問題で揺れる中での復帰記念日となる。 2020/05/15