尖閣 空港掲示板で尖閣アピール 来年の式典、規模拡大へ 石垣市 石垣市は、尖閣諸島が市の行政区域であることをアピールする掲示板を10月1日から新石垣空港に設置する。島外の人も含め、尖閣諸島の存在を広く知ってもらう。今年4月に設置された市尖閣諸島対策室は今後、尖閣諸島の方角を示す案内表示板も島内の観光名所に設置する。来年1月14日の「尖閣諸島開拓の日」は、日本が尖閣諸島を領土に編入して130年の節目となることから、例年より規模を拡大した式典を計画している。 2024/09/29
尖閣 尖閣情報発信センター視察 アジアの若手研究員4人 公益財団法人日本国際問題研究所(東京都)の招きでアジア各国から訪日している海外短期特別フェロー4人が25日、石垣市を訪れ、ユーグレナ離島ターミナルに市が設置した尖閣諸島情報発信センターを視察した。 4人はインドネシア、べトナム、インドのシンクタンクや研究機関で勤務する若手研究員。同研究所が海外短期特別フェローを招き、石垣市を視察するのは今年で3回目となる。 同研究所領土・歴史センター長の高地… 2024/09/26
尖閣 NHK尖閣発言に抗議 野党「決議偏っている」と反対 市議会 NHKのラジオ国際放送などで、中国人スタッフが石垣市の尖閣諸島について「中国の領土」などと発言した問題で、石垣市議会(我喜屋隆次議長)は9月定例会初日の29日、NHKに対する抗議決議を与党などの賛成多数で可決した。総務相などに万全な再発防止策を求める意見書も同様に可決した。野党は尖閣発言に関する問題意識を共有する一方、決議の文言が「偏っている」と反対した。 2024/08/30
尖閣 中国船が200日連続航行 新たな砲搭載船と交代 第十一管区海上保安本部によると、尖閣諸島(石垣市)周辺の領海外側にある接続水域では8日、中国海警局の艦船4隻が航行している。尖閣周辺で中国艦船が航行するのは200日連続。連続航行日数の最長記録を更新した。 4隻は「海警1303」「海警1106」「海警1105」「海警1109」。7日にそれまで航行していた別の4隻と交代で接続水域に入った。このうち「海警1109」は尖閣周辺で初確認された。 交代… 2024/07/09
尖閣 「日本に武力行使の脅し」 中国船、尖閣周辺で武装強化 石垣市の尖閣諸島周辺海域では7日、機関砲らしきものを搭載した中国艦船が初めて4隻同時に領海侵入するなど、中国側が武装強化の動きを見せた。東海大学の山田吉彦教授は、背景に台湾有事の備えを固める日本への不満があるとして「『武力行使も辞さない』という一種の脅迫のメッセージを送っていると思われる」と分析した。 これまで中国艦船の領海侵入には、周辺に常駐する4隻が「パトロール」と称して定期的に行う場合と… 2024/06/08
尖閣 過去最長158日連続 常駐化、尖閣侵奪図る 中国船航行 第十一管区海上保安本部によると、尖閣諸島(石垣市)周辺の領海外側にある接続水域では27日、中国海警局の艦船4隻が航行している。尖閣周辺で中国艦船が航行するのは昨年12月22日から158日連続となり、2012年9月の日本政府による尖閣諸島国有化後、過去最長となった。 尖閣周辺での中国艦船の連続航行日数は、これまで2021年の157日が最長だった。 台風などの荒天時以外は中国艦船が尖閣周辺に「常駐」す… 2024/05/28
尖閣 中国船「だんだん島の近くに」 尖閣で対峙の漁業者危機感 19~20日に石垣市の尖閣諸島周辺に出漁した市議の仲間均氏らは21日、八重山日報の取材に応じ、現場で長時間、中国海警局の艦船と対峙した状況を証言。「中国船がだんだん島に近づいている。情勢は悪化している」と危機感をあらわにした。 仲間氏の漁船「鶴丸」には、仲間氏のほか、いずれも漁労歴が長い竹富町議の山下義雄氏、医師の門間一成氏が乗り込んだ。19日午後5時ごろ、石垣島から出港し、20日午前1時ごろ… 2024/05/22
尖閣 ヤギ食害で植生が衰退 尖閣調査、漂着ごみ対策も訴え 石垣市 石垣市は4月25~27日に行った尖閣諸島の海洋調査結果を10日公表し、魚釣島でヤギによる食害が進み、植生の衰退が深刻化している現状を報告した。中国から流れ出た多数の海洋ごみの漂着も確認。記者会見した中山義隆市長は「自然環境を保全するため、国には上陸調査と、漂着ごみ対策の必要性を訴える」と述べた。 2024/05/11
尖閣 国会議員乗船に反応か 中国船、調査船に1㌔まで接近 石垣市が4月27日に行った尖閣諸島の海洋調査では、中国海警局の艦船が調査船まで約1㌔の距離に接近した。昨年1月に実施した2回目の調査では、中国艦船は調査船から目視で確認するのが困難なほど距離を空けて追跡しており、今回の調査に対し、中国側がより強硬に対応してきた可能性がある。 この日は調査船に防衛相経験者の稲田朋美衆院議員ら国会議員団も乗船していることが報道されていた。メンバーの1人だった青山繁… 2024/05/01
尖閣 尖閣ヤギの撮影に成功 北側斜面に群れ、生態系危ぐ 26日に行われた尖閣諸島(石垣市)の海洋調査に同行した本紙記者が同日9時38分ごろ、魚釣島北側の斜面にいる野生化したヤギの撮影に成功した。ヤギは群れで行動しているとみられ、東海大学の山田吉彦教授は「ヤギで間違いない。これだけ群れているのが確認できた。やはり生態系が大きく崩れている可能性があり、いち早く生存状況を確認しなければならない」と上陸の必要性を強調した。現在、尖閣諸島周辺にメディアが近づく… 2024/04/30
尖閣 石垣市の尖閣調査、終了 中国海警、約1㌔まで接近 3回目となる石垣市の尖閣諸島海洋調査が27日、終了した。国会議員団を乗せた2日目の調査を終え、民間のサルベージ船が同日午後5時すぎ、石垣港に帰港した。中国海警の艦船は調査船まで最短約1㌔まで接近。海保の巡視船が警護し問題なく調査船は航行できたが、ドローンの飛行回数は1回のみに制限した。 2日目の調査に参加したのは、中山義隆市長や東海大学の山田吉彦教授、自民党から議連「尖閣諸島の調査・開発を進め… 2024/04/28
尖閣 生態系懸念「上陸が必要」 尖閣の調査船、石垣帰港 3回目となる石垣市の尖閣諸島海洋調査を実施した民間のサルベージ船が26日午後6時半ころ、石垣港に帰港した。2023年1月の前回調査では確認できなかった魚釣島北側をドローンで空撮。夜間に赤外線センサーを使い、生物の生息を確認した。市と東海大学は映像の詳細な分析を進める。同船は国会議員団やメディア関係者を乗せ、午後10時ごろ再び出航した。 2024/04/27
尖閣 中国船2隻が領海侵入 石垣市の調査船に接近 第十一管区海上保安本部によると、26日午前3時ごろ、石垣市の尖閣諸島・南小島周辺で中国海警局の艦船「海警2502」「海警2302」の2隻が領海に侵入し、周辺を航行する日本船に接近しようとする動きを見せた。 日本船は尖閣諸島を洋上調査するため、石垣市がチャーターした調査船と見られ、中山義隆市長らが乗船。中国艦船2隻は11時14分ごろから30分ごろにかけて領海から退去した。 中国艦船が尖閣周辺で領海侵… 2024/04/27
尖閣 尖閣諸島の海洋調査に出発 魚釣島空撮、ヤギ生息状況確認 石垣市 尖閣諸島の海洋調査を行うため、石垣市がチャーターした調査船が25日、石垣港から出発した。3回目の調査となり、前回2023年1月の調査時には確認できなかった魚釣島の北側をドローンで空撮。夜間には赤外線センサーで野生化したヤギの生息状況を確認する。調査を通じ、尖閣諸島が日本固有の領土で、石垣市の行政区域であることを内外に広くアピールする。 2024/04/26
尖閣 「敵基地攻撃は憲法逸脱」 知事、自衛隊配備で改めて見解 視察のため石垣入りしている玉城デニー知事は25日、ユーグレナ離島ターミナルの尖閣諸島情報発信センターや石垣港のクルーズバース、登野城地区魚類養殖場などを視察し、沖縄本島に戻った。新石垣空港で報道陣の取材に応じ、尖閣諸島問題について「石垣市による広報活動は非常にありがたい」と評価した。 尖閣諸島情報発信センターは、石垣市がふるさと納税を活用し設置。石垣港離島ターミナル内に、尖閣の歴史を紹介するパ… 2024/04/26
尖閣 尖閣アホウドリ目撃 4羽、仲間氏「上陸調査を」 国の特別天然記念物アホウドリが尖閣諸島で繁殖を始めており、5~6日に漁船「鶴丸」(9・1㌧)で石垣島から尖閣諸島周辺に出漁した石垣市議の仲間均氏が、海上で2組のつがいを目撃した。仲間氏は「国は上陸して生態調査すべきだ」と話している。 仲間氏によると、尖閣諸島周辺で操業した際、2組のつがいと見られる4羽のアホウドリが漁船の近くに飛来した。餌をやると群がってきたという。 アホウドリは人間に対する… 2024/04/09
尖閣 尖閣諸島対策室が始動 今月下旬に現地調査へ 表示板設置、130年記念行事も 石垣市 石垣市が尖閣諸島問題に関する初の専従課として企画部に設置した「尖閣諸島対策室」が、1日から始動している。室長を兼任する野崎雅治企画政策課長をはじめ、職員5人全員が企画政策課との兼任。同室発足後、最初の大規模なプロジェクトとして、今月下旬には3回目となる尖閣諸島周辺の現地調査を控える。野崎室長は「調査を積み重ね、尖閣諸島の自然環境を保全する取り組みを進めていきたい」と意気込む。 2024/04/06
尖閣 尖閣周辺ブイ、即時撤去要請 市議会が意見書「深刻な事態」 尖閣諸島周辺の日本の排他的経済水域(EEZ)内に中国が設置したブイを巡り、石垣市議会(我喜屋隆次議長)は18日の最終本会議で、日本が自ら即時撤去するよう求める意見書を与党と中立の賛成多数で可決した。意見書ではブイ設置を「主権の侵害であり、領土、領海を守る上で看過できない深刻な事態」と指摘した。野党は「戦争につながる」などと撤去要求に反対した。 2024/03/19
尖閣 尖閣問題「二重基準」 当事者意識薄い県を追及 21日の県議会代表質問で、尖閣諸島を行政区域に抱える石垣市区選出の大浜一郎氏が「米軍の事件事故には即座に抗議するのに、相手が中国になると『日本政府に解決を求める』と当事者意識がない。ダブルスタンダードではないか」と玉城デニー知事を追及する場面があった。中国に直接抗議しない理由について玉城知事は「尖閣の課題は国において、平和的・建設的な対話の環境で解決に当たってほしい」と述べるにとどめた。尖閣問題… 2024/02/22
尖閣 尖閣問題で勉強会 本紙記者講師に招く オール日本スーパーマーケット協会(AJS)会員のスーパー経営者など7人が15日、ツアーで訪問した石垣市の大浜信泉記念館で尖閣諸島問題の勉強会を開き、八重山日報の仲新城誠主幹を講師に招いた。 ツアーは13日から4日間の日程。西表島などを回ったあと、尖閣諸島を行政区域とする石垣市で、地元に密着した情報を知りたいと勉強会を企画した。 仲新城主幹は尖閣諸島を巡る昨今の情勢や、沖縄県政の問題点を紹介し… 2024/02/16