クルーズ船キャンセル90%超 新型肺炎、観光業界苦境に
新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大で、外国クルーズ船の石垣港寄港の2月の予約キャンセル率が90%を超えたことが分かった。3月も85%を上回る水準で推移している。日本国内での感染も広がって日本人も旅行を控える傾向が強まり、市内の観光業界は頭を抱えている。 市港湾課によると、大半が中国、台湾からの船で2月は1隻ずつ入港した2日間を除き寄港予約が全て取り消された。3月も3日時点で16日までの予約…
2020/03/04
クルーズ船キャンセル90%超 新型肺炎、観光業界苦境に
新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大で、外国クルーズ船の石垣港寄港の2月の予約キャンセル率が90%を超えたことが分かった。3月も85%を上回る水準で推移している。日本国内での感染も広がって日本人も旅行を控える傾向が強まり、市内の観光業界は頭を抱えている。 市港湾課によると、大半が中国、台湾からの船で2月は1隻ずつ入港した2日間を除き寄港予約が全て取り消された。3月も3日時点で16日までの予約…
2020/03/04
ホテル建設困難、訴え却下 原告会見「実質勝訴」 白保リゾート
㈱日建ハウジング(那覇市)が石垣市白保で計画しているリゾートホテル建築工事を巡り、地元住民が工事の差し止めを求めた裁判の判決が3日、那覇地裁であった。平山馨裁判長は、被告が計画する工事の継続が困難だとして訴えを却下した。判決後、県庁で会見した原告の新里昌央氏(39)は「白保のサンゴは世界に誇れる。守れたことは安心している」と話し、工事を止められたと安堵した。同席した赤嶺朝子弁護士は「実質的に勝利…
2020/03/04
全地点で基準満たす 陸自配備で水質調査 県、場所追加は検討
県議会(新里米吉議長)は2日、2月定例会を開いた。同日は一般質問の最終日で、比嘉瑞己氏(共産)、西銘純恵氏(同)、親川敬氏(おきなわ)、大城一馬氏(社民・社大・結)、亀濱玲子氏(同)が質問した。環境部の棚原憲実部長は、石垣、宮古島の陸自施設建設地周辺で県が実施した地下水調査について説明し、すべてについて「環境基準を満たしていた」と述べた。亀濱氏への答弁。調査場所の追加は「今後の水質測定結果の推移…
2020/03/03
市有地売却 賛成多数で可決 陸自配備計画加速へ 防衛局、予定地9割取得 石垣市議会
石垣島への陸上自衛隊配備計画で、石垣市議会(平良秀之議長)は2日の本会議で、駐屯地建設予定地となっている平得大俣地区の市有地を売却する議案を採決し、与党の賛成多数で可決した。議決を受け、市は年度内に市有地の売買契約と、一部の賃貸契約を締結する方針。沖縄防衛局は駐屯地建設予定地のうち9割を取得することになり、配備計画が加速する。野党は猛反発しており、配備に反対する市民団体と連携し、中山義隆市長のリ…
2020/03/03
「恥を知れ」「言いがかりだ」 石垣市議会
「恥を知れ」「言いがかりだ」―。石垣島への陸上自衛隊配備計画を巡り、2日の石垣市議会では、市有地売却で配備を加速させたい与党と、阻止を目指す野党が激論を繰り広げた。 市有地売却議案に先立って行われた討論で、駐屯地建設予定地住民でもある野党の花谷史郎氏は「住民ががいかに不安を抱えているか、少しでも寄り添ってくれるのではないかという望みを持って、私は議会に送り出された」と述べ、市有地売却が可決されよ…
2020/03/03
「安堵」と「落胆」の声 市有地売却議案可決で
議会終了後、石垣島自衛隊配備推進協議会の三木巖会長は「意見が分かれてもいいが、多数決で決まるのが議会のルール。それがスムーズにできて良かった。結果には納得している」と安堵。同会の池原吉克幹事は「長年の念願が叶った。当然、戦争などしたくない。万一に備えての抑止力だ」と強調した。 市有地売却の同意を求める議案の可決に、市議会の傍聴席を埋め尽くした市民からは「安堵」と「落胆」の声が漏れた。 自衛隊…
2020/03/03
沖縄文化芸術を支える 環境形成推進事業 現代アートや写真も対象
県内の文化芸術活動が持続的に発展する環境を形成するという目的に沿った取り組みを県内文化関係団体から公募する「2020年度沖縄文化芸術を支える環境形成推進事業」(主催・公益財団法人沖縄県文化振興会)の説明会が2月29日午前、大濱信泉記念館多目的ホールで開かれた。 同事業では「文化芸術活動の継続・強化に向けた運営上の課題解決を図る取り組み」(補助金額上限500万円)などを公募。採択されれば県からの…
2020/03/02
簡略化の中に温かみも 新型肺炎で例年と異なる卒業式
新型コロナウィルスによる肺炎(COVID19)拡大の影響で1日、八重山3高校で開かれた卒業式では在校生の参加の制限、式次第を簡略化される形での実施となった。 入場口にはアルコール消毒液が置かれ、保護者などに「対策は各自でするように」と依頼し、マスクの着用を促すなど、例年とは異なる雰囲気の卒業式となった。 式次第では開式のことばや学事報告、祝電披露、卒業記念品贈呈、閉会のことばなどが簡略化され…
2020/03/02
市内県立3高校 今年度450人卒業 「学んだ全てを胸に羽ばたく」
石垣市内の県立高校で1日、卒業式が開かれ、八重山高校、八重山農林高校、八重山商工高校・同定時制(前期・後期)から今年度、計450人が卒業した。今年は新型コロナウイルス拡大防止のため、短縮・簡略化された式となった。 このうち八重高(仲舛盛順校長)では男子107人、女子130人の計237人が卒業認定を受けた。仲舛校長から証書を手渡された卒業生ははにかんだり、ほほ笑んだりと、思い思いの表情を見せた。…
2020/03/02
【視点】きょう採決 陸自配備は着実に
石垣島への陸上自衛隊配備計画で、駐屯地建設予定地となっている市有地の売却議案が2日、石垣市議会で採決される。配備に理解を示す与党が多数を占めているが、売却議案について、中山義隆市長から事前の調整がなかったとして「未来」会派が反発しており、議案の行方は予断を許さない状況だ。 陸自配備にせよ、米軍普天間飛行場の辺野古移設にせよ、安全保障に関する案件が地方の政争に翻弄される現状は残念というほかない。…
2020/03/02