【金波銀波】小さな島の市長選が…
小さな島の市長選が日本の安全保障を左右する。「石垣市長選はどうなっているのか」という問い合わせを全国から受けるようになった。名護市長選に勝るとも劣らない注目度だ◆石垣市は尖閣諸島を行政区域に抱えており、対中摩擦の最前線に立つ。防衛省は「防衛の空白地帯」を埋めるため、奄美大島、宮古島とともに陸上自衛隊の配備計画を進めている。尖閣問題や自衛隊配備計画の行方に直結する市長選である◆従来は自公選挙協力態…
2018/02/17
【金波銀波】小さな島の市長選が…
小さな島の市長選が日本の安全保障を左右する。「石垣市長選はどうなっているのか」という問い合わせを全国から受けるようになった。名護市長選に勝るとも劣らない注目度だ◆石垣市は尖閣諸島を行政区域に抱えており、対中摩擦の最前線に立つ。防衛省は「防衛の空白地帯」を埋めるため、奄美大島、宮古島とともに陸上自衛隊の配備計画を進めている。尖閣問題や自衛隊配備計画の行方に直結する市長選である◆従来は自公選挙協力態…
2018/02/17
【金波銀波】米軍普天間飛行場の辺野古移設を…
米軍普天間飛行場の辺野古移設を推進する安倍政権の支援を受けた渡具知武豊氏が名護市長選で当選したが、基地反対派からは「市民は辺野古移設を容認していない」という声が上がっている。報道機関が実施した事前の世論調査で、移設反対の有権者が圧倒的に多かったためだという◆菅義偉官房長官の記者会見でも東京新聞の記者が「どうせ埋め立て工事が進むならしようがない、結果として消極的ではあるが、目の前の生活を豊かにして…
2018/02/13
【視点】名護市長選、夢語った渡具知氏
名護市長選で、自民、公明が推薦する新人の渡具知武豊氏が現職、稲嶺進氏を破って初当選を果たした。渡具知氏は8日の市長就任式で「『輝く名護市』の実現に向けて共に頑張っていこう」と職員に呼び掛け、新たなまちづくりに意欲を示した。辺野古移設をめぐる市民の「分断」克服の決意も語っており、反基地のイデオロギー闘争に終始した前市政とは一線を画す考えだ。新市長の手腕に期待したい。 渡具知氏の勝因は、有権者に夢…
2018/02/09
【金波銀波】太平洋戦争で沖縄は…
太平洋戦争で沖縄は本土決戦の「捨て石にされた」という見方が支配的だが、それがいかに大きな誤解であるかが分かる。米公文書で、米軍が占領した沖縄を出撃拠点に日本本土を大規模攻撃していた実態が明らかになった。日本は沖縄を喪失した時点で、本土も守り切れなくなっていたわけで、本土と沖縄は文字通り運命共同体だった。「捨て石」どころではない◆沖縄を制する者は日本を制するという状況は、現在でも続いている。米軍は…
2018/01/09
【金波銀波】お笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」の…
お笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」の村本大輔さんの沖縄関連発言が波紋を呼んでいる。漫才のネタで基地問題を取り上げ、本土の人たちの沖縄に対する「無関心」を批判。県紙のインタビューでは「同じ日本人を理解できない人間が中国、北朝鮮、米国を理解できるわけがない。隣のやつを理解しろと思う」と気を吐いた◆出演したテレビ番組では尖閣諸島について「取られてもいい」とした上で、出演者から「(中国が)沖縄を下さ…
2018/01/06
【視点】深刻化する一方の人手不足
人手不足が叫ばれて久しい。数字の上でも裏付けるように、沖縄の新規求人倍率は10月、復帰後初めて2倍を超え、2・06倍となった。有効求人倍率も全国平均よりは低いものの、2016年10月以降、毎月1倍以上をキープする状況が続いている。 日本商工会議所は「この1年の中小企業の悩みは人手不足だった」として、今年の漢字に「人」を選んだ。少数精鋭の人材で業績向上を図らなくてはならない中小企業にとって、人手…
2017/12/23
【金波銀波】若いころの就職活動で…
若いころの就職活動で、ある会社の面接を受けた時のこと。「あなたの長所は何ですか」と聞かれ「責任感があります」と答えると「社会人なんだから責任感があるのは当たり前でしょう」と逆襲され、ぎゃふんとなってしまった。就職活動は失敗した◆しかし社会人になって世の中を見ると、聞いていたこととは大違い、何と無責任が横行していることか。当事者は「これくらいやれば大丈夫だろう」「誰かがやってくれるだろう」、傍観者…
2017/12/21
【金波銀波】「大事の思案は軽くすべし」。
「大事の思案は軽くすべし」。江戸時代の佐賀藩に伝わる「葉隠」が説く人生訓だ。重要な問題というものは常日ごろから熟慮し、いざという時は軽々と決断すべきという◆石垣島への自衛隊配備問題で、中山義隆市長の腰が定まらない。昨年末には受け入れを表明したが、最終的な受け入れではないと説明し、決断をさらに引き延ばした。来年3月の市長選が近づき、そろそろ決断の時かと思えば、今度は選挙後の表明になる可能性があると…
2017/12/10
【金波銀波】「どうして自分を否定する憲法に…
「どうして自分を否定する憲法にペコペコするんだ。これがある限り、諸君は永久に救われんのだぞ」。自衛隊の市ヶ谷駐屯地で総監を人質に取り、バルコニーに立って憲法改正を訴えた三島由紀夫。しかし訴えに同調する自衛官はなく、部屋に戻った三島は同志と自決した。1970年11月25日の出来事だ◆あれから47年。今や、首相が国会で憲法9条に自衛隊を明記する改憲論議を呼び掛けている。ようやく時代が三島に追いついた…
2017/11/25
【金波銀波】「いばったところがなく、とても自然で
「いばったところがなく、とても自然で聡明だった」―。世界的チェロ奏者のパブロ・カザルスは、ホワイトハウスでの演奏会に招かれ、41歳年下のケネディ米大統領と面会した時の印象をこう回想している◆母国スペインの独裁政権を批判し、自由と平和を訴え続けたカザルスは、ケネディこそ世界のために力を尽くす大統領だと直感し、大きな期待を抱いた。わずか2年後の1963年、ケネディが暗殺された際は「これまで多くの人の…
2017/11/22