行政 米軍基地の整理縮小論議 万国津梁会議が初会合 県は30日、在沖米軍基地の整理縮小を有識者で論議する「万国津梁会議(ばんこくしんりょうかいぎ)」の「人権平和分野」の初会合を県庁で開き、委員長に元防衛官僚で内閣官房副長官補を務めた柳沢協二氏が選任された。有識者の意見や提案を玉城デニー知事らが精査し、県の施策に反映させる。 会合の冒頭で玉城氏は「戦後74年となる現在も米軍基地に起因する事件や事故など、過重な負担を強いられ続けている。活発な議論で… 2019/05/31
行政 隣接する県有地に移動 市が撤去要求、反対派工作物 石垣陸自配備 石垣島への陸上自衛隊配備予定地の旧ゴルフ場前で、反対派が工事を監視するため設置したと見られる工作物が、従来置かれていた市有地から隣接する県有地に移動された。撤去を求めていた市が29日までに確認した。移動先は県の旧道で、従来より旧ゴルフ場入口に接近した場所になっている。 市施設管理課は、市有地への工作物設置が道路法に違反するとの認識を示し、29日を期限とする「除去命令」を出していた。しかし工作物… 2019/05/30
行政 全会派「改定必要」で一致 海外の地位協定運用視察 県議会総務企画委 県議会総務企画委員会の渡久地修委員長らは29日、県庁で玉城デニー知事と会い、同委員会が今年1月に米軍が駐留するドイツ、イタリアで実施した地位協定運用の視察結果を報告した。視察を受け、日米地位協定の改定と米軍への国内法適用が必要との認識で全会派が一致した。 視察は1月20日から27日までの日程で行われ、全会派から県議が参加した。ドイツとイタリアは日本と同じ第2次大戦の敗戦国で、米軍も駐留している… 2019/05/30
行政 大綱見直し意義を強調 陸自配備予定地も視察 小野寺前防衛相 前防衛大臣の小野寺五典衆院議員が25日、石垣市を訪れ、市内ホテルであった自由民主党石垣市支部の政経パーティーで講話し、「防衛大綱の見直し」と「南西諸島の防衛力強化」の意義を強調した。同日午後には、沖縄戦の陸軍特攻第一号・伊舎堂用久中佐と隊員らの顕彰碑と八重山戦争マラリア犠牲者慰霊の碑を参拝し、陸上自衛隊配備予定地も視察。「カンムリワシの巣ができるかもしれないという問題には約1カ月工事を止め、影響… 2019/05/27
行政 「マンパワーは生命線」 自衛官募集相談員を委嘱 自衛官募集相談員の委嘱交付式が24日午前、石垣市で開かれ、中山義隆市長が自衛隊沖縄地方協力本部の松永浩二本部長と連名で委嘱状を交付した。 委嘱を受けたのは上地和浩氏、仲間均氏、三木厳氏、内間知恵子氏、砂川竹子氏、長浜正茂氏、砥板芳行氏、我喜屋隆氏の8人。同日午後には、竹富町でも委嘱状交付式が開かれ、西大舛髙旬町長と松永氏が大底芳雄氏、那根操氏、冨底義充氏、内盛薫氏に委嘱した。 委嘱を受けた相… 2019/05/25
行政 中部広域への編入要請 中城、北中城村が知事に 中城村の浜田京介村長と北中城村の新垣邦男村長は21日、県庁に玉城デニー知事を訪ね、両村を沖縄市やうるま市、北谷町などで構成される中部広域都市計画区域へ編入するよう要請した。 現在、中城、北中城両村は、那覇広域都市計画区域に指定されているが「発展著しい近隣市町村のベッドタウンとして人口増加に対応することが急務」と指摘。「那覇広域」に指定されているため、村内の約8割以上が住宅や企業の誘致に制限があ… 2019/05/25
行政 「南の島から結いの和」 サンマリノ大使や対馬市も参加予定 ぱいぬ島まつり 8月25日に竹富町西表島で開催される「第9回ぱいぬ島まつり」の実行委員会(委員長・西大舛髙旬町長。委員38人)が23日、発足した。同日午後、第1回会議が竹富町役場で行われ、「新時代!南の島から結いの和!」がまつりのテーマに決定。委員らへの委任状交付や、実施要領案、予算案などが承認された。 2019/05/24
行政 八重山と交流強化期待 魏花蓮市長が初来島 与那国町の姉妹都市である台湾花蓮の魏嘉賢(ウェイ・ジャーシェン)市長(40)が22日から、石垣市と与那国町を相次いで訪れている。魏氏の八重山訪問は2016年9月の就任後初めて。22日に石垣市役所で中山義隆市長と会った魏市長は、花蓮と八重山の交流強化などについて話し合った。 2019/05/24
行政 観光ガイド登録制導入へ 9月にも条例、検討委発足 竹富町 西表島の世界自然遺産登録を目指す竹富町は、観光ガイドが島の貴重な自然を保全しながら活動する仕組みづくりに向け、ガイドの登録義務などを定める条例制定を目指している。18日には有識者や関係機関で構成する「町観光案内人条例(仮称)制定検討委員会」(上妻毅委員長、委員6人)の初会合を町役場で開き、条例案の審議をスタートさせた。早ければ9月議会での条例制定を目指すが、今後は登録の要件や、未登録者に対する罰… 2019/05/23
行政 県と市町村が意見交換 来年度の沖縄振興予算で 県は21日、2020年度の沖縄振興予算要請を前に、県庁で本島中南部の各市町村の首長らを集め、意見交換会を開いた。県は沖縄振興計画が残り2年となる来年度を、計画の取り組みを加速させる重要な年と位置づけており、市町村長との認識の共有に重点を置く。 事前に市町村に意見を求め、回答を発表する方式で意見交換会は進んだ。各市町村からは、一括交付金の増額、社会基盤整備の促進、子どもの貧困対策、次期振興計画な… 2019/05/22
行政 本部港整備に遅れ 沖縄相「町、県と連携」 本部町でクルーズ船対応の港湾整備が遅れている問題で、宮腰光寛沖縄担当相は21日の記者会見で「整備が目標年次よりも遅れることになったが、政府としては県、本部町ともしっかりと連携しながら着実な整備に努めたい」と述べた。 県は20日、名護市で開いた北部市町村との意見交換会で、港湾整備の完成を当初の予定から1年延長し、2020年度とする考えを明らかにした。 本部町は官民連携での港湾整備を進めており、… 2019/05/22
行政 「地元の要望踏まえ対応」 与那国大雨の現場視察 宮腰沖縄相 就任後2度目の八重山諸島視察を行った宮腰光寛沖縄担当相は19日、与那国町の大雨被害状況を視察し▽サトウキビの倒伏状況▽水稲の生育不良や収穫量減少への懸念の声▽農道周辺などでの、のり面崩壊▽田原川の護岸の一部崩落―などを確認した。同日夜、新石垣空港(南ぬ島石垣空港)で報道陣の取材に応じ、「農作物も含めた今後の被害状況の詳細な調査や地元の要望を踏まえ、関係省庁とも連携して適切に対応する」と述べた。 2019/05/21
行政 星空事業と博物館視察 与那国の大雨被害状況なども 宮腰沖縄相 就任後2度目の八重山訪問となる宮腰光寛沖縄担当相は18日午前、羽田空港から新石垣空港(南ぬ島石垣空港)に到着し、石垣市立八重山博物館とユーグレナ石垣港離島ターミナル1階にあるドームシアター「美(ちゅ)ら星ゲート」を視察した。 博物館では今回特別に、尖閣諸島魚釣島に漂着した福建省遭難漁民救護にあたった石垣村長の豊川善佐と玉代勢孫伴に宛てた2通の「尖閣列島遭難 中華民国感謝状」が展示され、宮腰大臣… 2019/05/19
行政 基地の整理縮小「重点的に」 海兵隊駐留の必要性再検討 万国津梁会議 玉城デニー知事は17日の定例記者会見で、有識者が知事に政策を提言する「万国津梁会議」の初会合を30日に開催すると発表した。5つの分科会のうち「人権・平和」の分野を論議する会合で、在沖米軍基地の整理縮小などを重点的に論議する。米軍普天間飛行場の辺野古移設問題などがテーマになると見られる。玉城知事は「県民の目に見える形で基地の負担軽減が求められている」と強調した。 2019/05/18
行政 「護岸工事の早期着工を」 嘉手納町が副知事に要請 嘉手納町(當山宏町長)は16日、県庁に謝花喜一郎副知事を訪ね、昨年の台風24号により被災した水釜海岸の護岸強靭化工事の早期着工を要請した。謝花氏は既存予算の流用なども行い予算を捻出する考えを示し、「今年度中の着工を目指す」と答えた。 嘉手納町の水釜海岸は、昨年の9月28日から同30日にかけて県内で被害をもたらした台風24号の強風と波により、護岸の一部を損壊。飛散した護岸により、付近の家屋や店舗… 2019/05/17
行政 住民投票、特別委で否決 与党「平行線」野党「暴挙」 石垣陸自配備 石垣島への陸上自衛隊配備の是非を問う住民投票条例案を審議している石垣市議会の「平得大俣地域への陸上自衛隊駐屯地配備に関する特別委員会」(長山家康委員長)は14日、市役所で第3回会合を開き、同条例案を賛成少数で否決した。採決に当たり、与党は「このまま議論が続いても平行線だ」と指摘したが、野党は「暴挙だ」などと反発した。同条例案は6月議会の本会議で採決されるが、同様に否決される可能性が高い。 2019/05/15
行政 本島北部の自然ガイドに認定証 世界遺産登録へ環境保全期待 県は13日、世界自然遺産の推薦地となっている沖縄本島北部でエコツアーを実施している「やんばるエコツーリズム研究所」と自然環境の保全利用協定を締結し、認定証を交付した。同研究所は国頭村にある伊部岳の山道で自然ガイドを行っており、協定には、環境保護への取り組みや利用客の安全管理、地域への配慮などを盛り込んだ。 県庁で棚原憲実環境部長から認定書を受けた中根忍代表は「持続可能なエコツーリズムを推進する… 2019/05/14
行政 宿舎建設へ業務入札公告 駐屯地、市街地周辺で200戸 石垣陸自配備 石垣島への陸上自衛隊配備計画で、沖縄防衛局は隊員の宿舎建設に向け、候補地の不動産鑑定などの業務の入札公告を行った。平得大俣地区の駐屯地周辺と市街地周辺で、計200戸程度の宿舎建設を予定。着工や完成時期などのスケジュールは、現時点で未定としている。一方、駐屯地建設予定地では用地造成工事が進む。今後は隣接する市有地の取得時期が焦点になる。 2019/05/12
行政 ふるさと納税で「見守り」 竹富町が郵便局と協定 竹富町(西大舛髙旬町長)は9日午前、ふるさと納税の返礼品に、離れて暮らす家族などの生活状況を郵便局職員らが訪問や電話で確認する「郵便局のみまもりサービス」を加える協定を竹富郵便局(豊川雅明局長)と締結した。県内では昨年4月に浦添市と宜野湾市が締結しており、今回は3例目。全国では2019年3月現在、216の自治体が導入しているという。 2019/05/10
行政 周辺でカンムリワシ営巣 防衛局確認「影響ない工法で」 石垣陸自配備 石垣島平得大俣地区への陸上自衛隊配備計画を巡り、沖縄防衛局は9日、駐屯地建設予定地周辺で国の特別天然記念物カンムリワシの営巣活動が確認された、と発表した。一時的に現場での作業を控えたが、沖縄本島在の有識者に意見を聴取したところ、工事エリアと営巣場所の距離が離れているため、工事を継続しても支障がないとの助言を受けた。今後はカンムリワシの繁殖に影響のない工法や工程で工事を実施する方針。石垣市もカンム… 2019/05/10