芸能・文化 「稲の一生」にぎやかに 白保豊年祭で豊穣祈願 2019年度白保豊年祭・ムラプーリン(主催・白保公民館)が29日、飾場(カツァリバ)御嶽(嘉手苅御嶽)前で行われた。旗頭、イルク太鼓が奉納され、弥勒加那志(ミルクガナシ)の来訪や、仮装行列による「稲の一生」の披露があり、五穀豊穣の感謝と来夏世の豊穣を祈念した。 白保公民館の前盛善治館長は27日のガンプゥトギ、28日のオンプーリンと四つの御嶽での神司による祈願が厳粛に執り行われたと報告。「字民が… 2019/07/30
芸能・文化 夏を彩る感謝祈願祭 新拝殿で初の豊年祭 四カ字ムラプール 八重山の夏を彩る風物詩、四カ字(登野城、石垣、大川、新川)合同の豊年祭ムラプールが26日午後、石垣市内の真乙姥嶽周辺で開かれ、各字民が今年の豊作に感謝し、来夏世の五穀豊穣(ほうじょう)、字の繁栄などを祈願した。昨年12月に新造された拝殿での豊年祭は初。会場には、11団体15本の旗頭が挙げられ、巻踊りや太鼓などの芸能が次々と奉納された。 2019/07/27
芸能・文化 各御嶽で感謝し祈願 きょうムラプール 四カ字豊年祭 八重山に伝わる最大の伝統行事、四カ字(登野城、石垣、大川、新川)豊年祭のオンプールが25日、市内各御嶽で執り行われ、地域住民らが今年の豊作に感謝し、来夏世の五穀豊穣(ほうじょう)、字民の無病息災を祈願した。優良農家の表彰もあった。 2019/07/26
芸能・文化 石垣字会に頭寄贈 玉代勢さん、米寿記念の「松竹梅」 長年、字石垣の旗頭持ちとして活躍した玉代勢孫芳さんが四カ字オンプールの25日、米寿の生年記念として「松竹梅」の頭を石垣字会(大浜慶功会長)に寄贈した。 頭の製作者は玉代勢秀孝さんで、旗文字は「押風黄金(うすかじくがに)」。気候が順調で農作物が黄金のように実る五穀豊穣(ほうじょう)と、字民の無病息災、村の繁盛・安泰が祈念されている。 寄贈は午前8時から玉代勢さん宅で行われた。7年間の大役を果た… 2019/07/26
芸能・文化 きょうから四カ字豊年祭 新川、綱かきに奮闘 石垣市四カ字豊年祭が25日から2日間にわたって行われるのを前に、26日のムラプールで使う大綱引きの綱づくり(綱かき)が23日から新川の真乙姥嶽で行われ、新川字会の若者たちが炎天下、大粒の汗を流しながら全長約100㍍の大綱を完成させた。 綱は今年の一期米のワラを使用。境内にあるアコウの木の下で男たちが3人一組になって「エイッ、エイッ」という掛け声とともに、綱づくりに奮闘。小綱を7本つくり、2日目… 2019/07/25
芸能・文化 恒例の「獅子皮作り」 豊年祭に向け準備 登野城獅子保存会 登野城獅子保存会(黒島弘会長)は21、22日の2日間、黒島会長宅で恒例の「獅子皮(シィーシィーぬカー)作り」を行い、豊年祭への準備を進めた。 登野城の獅子2頭は獅子面や胴体が大きく、年数回の獅子舞で、獅子の皮にほころびなどができる。その修復と後進育成を兼ね、小中学生や会員の子どもらに声をかけ、毎年この時期に実施している。 今回は糸芭蕉約100本を用意。切り出して皮をはぎ、皮を脱穀機で荒削りし… 2019/07/24
芸能・文化 わら草履作りに挑戦 市民らに伝統継承 2019年度博物館体験講座「民具・わらぞうり作り」が20日、八重山博物館(浅田浩館長)で開かれた。参加した市民9人は、豊年祭などの行事で藁草履(わらぞうり)を手掛ける宮良信和さんの指導の下、地元の稲藁を使い、自らの足に合わせた草履作りに集中した。 参加者らは藁を柔らかくする叩き作業から開始。藁が折れないよう霧吹きで水分を足しながら、「ひきそ」と呼ばれる芯となる2本の縄に編み込んでいった。 「… 2019/07/21
芸能・文化 身近な自然から再発見 22人が紙すき体験 県民カレッジ講座 「2019年度おきなわ県民カレッジ広域学習サービス講座」(主催・沖縄県教育委員会)が14日開講し、開講式と「やいま 再発見‼」をテーマとした第1回講座「カジノキで紙すきを体験しよう アダン筆づくり」が石垣青少年の家で行われた。受講生22人は八重山の紙すきで元来使われてきたカジノキを原料に和紙作りの工程を体験しつつ、アダンの筆作りも行なった。 本年度は10月までの全4回で、▽紙すき体験とアダン筆… 2019/07/17
芸能・文化 宮良康正氏、芸道50周年記念公演 劇場満員、立ち見も 与那国民謡の第一人者で、八重山古典民謡技能保持者・無形文化財の宮良康正氏は13日夕、芸道50周年記念公演を国立劇場おきなわで開催した。 「叙情八重山を歌う」と題した公演は、劇場が満員になるほどの大盛況で、立ち見をする観客もいた。館内ロビーには、劇場内に入れない観客のために、テレビ画面も用意された。 2019/07/14
芸能・文化 中高生の組踊、国立劇場へ 沖縄の伝統芸能に誇り 勝連半島の中高生らが、伝統の音楽劇「組踊」を現代風にアレンジした舞台「肝高(きむたか)の阿麻和利」を8月に初めて、伝統芸能の殿堂、国立劇場(東京都千代田区)で上演する。 2019/07/12
芸能・文化 みんさー織りに挑戦 特別支援校の生徒、真剣に 八重山特別支援学校(古我知博樹校長)高等部のみんさー織り実習が11日、同校で開かれ、2、3年生の生徒6人が、専門的な織りの工程について真剣な表情で指導を受けた。 みんさー織りに関心を持ってもらおうと毎年実施されている実習。6月のみんさー工芸館見学から始まり、生徒は今月、同工芸館取締役常務の大浜公江さんから一つひとつの工程を教わっていた。 この日は糸を巻いたり、織り機を使った「綜絖(そうこう)… 2019/07/12
芸能・文化 厳かに「西塘ばんはじり」の神事 竹富島の豊年祭は14、15日 旧暦6月最初のみずのえ、みずのとは、竹富島の神事「西塘ばんはじり」だ。島の偉人、西塘(16世紀ごろ)の遺徳をしのび感謝する神事で、今年は西暦の7月4日と5日に執り行われた。西塘ばんはじりから10日後の14、15日は竹富島の豊年祭(プイ)。 初日の4日は、夕方6時30分から、神司が夜籠りする西塘御嶽、清明御嶽、幸本御嶽を、公民館執行部や有志が参拝してまわった。5日は早朝から、弥勒奉安殿を皮切りに… 2019/07/10
芸能・文化 方言で遊ぶカルタ発行 ことわざの知恵伝える 市文協すまむに部会 石垣市文化協会(江川義久会長)の「すまむに部会」(黒島健部会長、会員12人)が8日午前、市文化協会事務室で記者会見を開き、八重山のことわざ(「むかすむに」)を方言で記した歌ガルタ「やいまぬむかすむにかるた」が完成、発行したと発表した。定価2000円(税抜)。山田書店やブックスきょうはんなど、市内各所で販売する。 2019/07/09
芸能・文化 「弥勒佳那志(ミルクガナシ)」世持家へ継承 白保豊年祭へ向け準備 7月29日の白保村豊年祭(ムラプーリン)の奉納行列を前に4日、白保の守り神である弥勒佳那志(ミルクガナシ)を務める第15代前盛家から第16代世持家へ継承式を行った。 弥勒加那志面を前盛善治さんが携え、白保公民館から三線を弾きながら行列で世持家へ練り歩いた。世持家では弥勒継承の口上が述べられ、弥勒面の引継ぎと委嘱状が手渡された。 世持家へ弥勒面が来るのは2回目。奇しくも平成元年に次いで令和元年… 2019/07/05
芸能・文化 最優秀に島仲、小池さん 西表上原 デンサ節誕生250年の節目 「第18回竹富町デンサ節大会」(主催・竹富町民俗芸能連合保存会)が29日夕、西表島上原の中野わいわいホールで開かれた。各島の小・中学校、公民館、役場の代表と一般公募で選ばれた計26人が、デンサ節の調べに合わせ朗々と歌い上げた。最優秀賞には一般の部で黒島公民館代表・島仲亜希さん(34)、子どもの部で登野城小学校代表・小池美寿々(みすず)さん(19)が輝いた。 西表島上原を発祥とするデンサ節は17… 2019/06/30
芸能・文化 宮廷芸能を次世代へ デザイン研設立で人材育成 琉球伝統芸能デザイン研究室(山内昌也代表理事)は24日、県庁で設立会見を行った。琉球時代に士族の間で受け継がれた宮廷芸能を、当時と同じように少人数・小空間で提供することを目指し、事業展開や人材育成を行う。 代表理事は県立芸大准教授で、琉球古典音楽野村流・湛水流師範の山内昌也氏が就任する。山内氏は「来年に東京オリンピック開催を控える。国内外から本物を求める声が高まっている」と指摘。琉球伝統芸能の… 2019/06/26
芸能・文化 デンサ祭で発展願う 40年の節目迎える 西表島上原公民館 教訓歌「デンサ節」の発祥の地・西表島上原地域で、無病息災や五穀豊穣(ほうじょう)などを祈り、地域の発展を願う「デンサ祭」(主催・上原公民館)が22日午後、同公民館前の道路で行われた。参加者らは地域の伝統文化を継承し、互いの絆を深めた。祭りは1979年に開始されてから40年の節目にあたる。 祭りの第1部「通踊り」はミルクが「天下泰平」と書かれた扇子を持って練り歩く「ミルク行列」に続き、上原婦人会… 2019/06/26
芸能・文化 茅葺屋根全面工事へ 県指定文化財・新盛家住宅 工事発注、7月下旬頃 竹富町一般質問 竹富町議会(新田長男議長)6月定例会では一般質問最終日の20日、仲里俊一、上盛政秀、那根操の3氏が登壇した。県指定文化財(建造物)で、県内に現存する最古の木造茅葺き屋根の民家とされる「新盛家住宅」の全面葺き替え工事について、町教育委員会は7月下旬頃の工事発注を見込んでいることが分かった。那根氏の質問に冝間正八教育委員会社会文化課長が答弁した。 2019/06/21
芸能・文化 新旧織り交ぜ舞踊披露 大浜青年会が文化発表会 大浜青年会(西里翔太会長、会員16人)主催の「2019年度文化発表会」が15日夜、大浜公民館で開かれ、平成生まれの若者らが伝統を継承しつつ、新しい要素も取り入れ、新旧織り交ぜた舞踊と創作演目を披露した。 第1部は「かぎやで風」で幕開け。「くいぬぱな節」、「夜雨節・千鳥節」、「祝い獅子」に続き、「うりずんの唄」で締めくくった。 第2部はスライドショーによる青年会員と活動の紹介や平成7(1995… 2019/06/18
芸能・文化 創立40周年、浦添で記念公演 八重山古典音楽 安室流協和会那覇支部 八重山古典音楽安室流協和会那覇支部(仲里正胤支部長)は15日、浦添市てだこホールで創立40周年記念公演を開催した。「八重山の歌と踊り~てだこの風にのせて~」と題し、協和会本部や与那国、西表、小浜の支部からも会員が参加。座開きでは、出演者全員で「高那節」「目出度節」を斉唱。真栄里節や前ぬ渡節などが舞踊で披露され、協和会本部と支部の会員が民謡を独唱で歌い上げた。「八重山育ち」も斉唱され、出演者全員の… 2019/06/16