政治・経済 辺野古「暴走建設だ」 野党、移設阻止へ来県 立憲民主など野党6党派の国対委員長らは10日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設に関し、那覇市で防衛省沖縄防衛局から意見聴取した。立民の辻元清美国対委員長は「ブレーキの利かない暴走建設だ」と批判。衆院沖縄3区補選に辺野古移設反対で立候補した屋良朝博氏の陣営も激励に訪れた。 防衛局からの意見聴取では、出席者から、埋め立て予定海域にある軟弱地盤の調査や改良工事への質問が相次いだ。辻元氏… 2019/04/11
政治・経済 知事、辺野古反対に固執 宜野湾市長「運用停止期限を」 負担軽減推進会議 10日の普天間飛行場負担軽減推進会議で、玉城デニー知事は「普天間の運用停止は、辺野古の移設工事とは切り離した協議をすべきだ」と主張し、辺野古移設阻止に固執する姿勢に終始した。政府側は知事に対し、事実上の「ゼロ回答」で応じた。一方、辺野古移設も選択肢の一つとする松川正則宜野湾市長は、当初「5年以内」とされた普天間の運用停止期限について「2月で期限が過ぎたので、新たな期限の設定を目指して詰めてほしい… 2019/04/11
政治・経済 辺野古反対を前面に 屋良氏が総決起大会 衆院3区補選 21日に投開票される衆院沖縄3区補選に立候補したフリージャーナリストの屋良朝博氏(56)=無所属=は10日、うるま市で総決起大会を開催した。「辺野古を認めるか、認めないか。民意を尊重するか、できないかの分かりやすい選挙だ」と述べ、辺野古移設反対を前面に掲げた。 屋良氏は同時刻に開かれた沖縄市の総決起大会で支持を訴えた後、うるま市の会場に到着。玉城デニー知事ともに登場した。 屋良氏は、国が県を… 2019/04/11
政治・経済 屋良、島尻氏の一騎打ち 基地、沖縄振興など争点 衆院3区補選 衆院選沖縄3区補選が9日に告示された。いずれも新人でフリージャーナリストの屋良朝博氏(56)=無所属=と、元沖縄担当大臣の島尻安伊子氏(54)=自民公認、公明、維新県総支部推薦=が立候補を届け出た。米軍普天間飛行場の辺野古移設の是非、本島中北部の振興策、子どもの貧困対策などの社会保障政策が争点。補選は、玉城デニー氏が昨年の知事選に出馬し失職したことに伴い実施され、21日に投開票される。 2019/04/10
政治・経済 尖閣情勢「予断許さず」 11管区の葛西本部長会見 第11管区海上保安本部の本部長に就任した葛西正記氏(56)は9日、那覇港湾合同庁舎で記者会見し、尖閣諸島(石垣市)周辺で頻発する中国公船が領海侵入について「予断を許さない。事態のエスカレートがないよう対応する」と述べた。米軍普天間飛行場の辺野古移設反対派の海上抗議活動には「法令を順守して対応する」と強調した。 中国公船の大型化、武装化も指摘。2011年9月から約1年半、石垣海上保安部の本部長経… 2019/04/10
政治・経済 候補生66人が陸自入隊 第15旅団、教育課程スタート 陸上自衛隊第15旅団(旅団長・中村裕亮陸将補)は7日、今年度の自衛官候補生入隊式を行い、候補生66人が参加した。一人ずつ名前を読み上げられた候補生らはその場に起立し、全員で宣誓。自衛官になるための決意を示した。 候補生らは今後、那覇駐屯地内で約3ヵ月の基礎的訓練を受ける前期過程に進む。その後、正式に陸上自衛官に任命され、各地の駐屯地でそれぞれの特性に応じた専門教育を受ける後期過程に移る。 自… 2019/04/09
政治・経済 維新が島尻氏推薦 自公維体制「沖縄の未来考慮」 衆院3区補選 日本維新の会沖縄県総支部は、衆院沖縄3区補欠選挙(9日告示、21日投開票)に自民党公認で立候補を表明した元沖縄北方担当相の島尻安伊子氏(54)=公明推薦=の推薦を決めた。沖縄市で8日、島尻氏に推薦状を手渡した。決定は6日付。日本維新の会の下地幹郎衆院議員は「野党が衆院選で与党候補者を推薦するのは初めて。自民と戦いながら推薦するのは簡単ではないが、基地問題だけでなく、沖縄の未来を考えた」と記者団に… 2019/04/09
政治・経済 参院選へ与野党試金石 島尻、屋良氏対決 きょう告示、基地など争点 衆院3区補選 衆院沖縄3区補選は9日告示される。自民新人で元沖縄担当相の島尻安伊子氏(54)=公明、維新推薦=と、自由党が擁立した無所属新人でフリージャーナリストの屋良朝博氏(56)が立候補を表明。昨年9月の知事選と同様、自民、公明、維新の保守中道勢力と、米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対する革新リベラル勢力の一騎打ちになる。安倍晋三首相は8日の政府与党連絡会議で、衆院大阪12区、沖縄3区の両補選に関し「参院… 2019/04/09
政治・経済 石田氏が出馬中止 屋良氏支援へ 衆院3区補選 元県職員の石田辰夫氏(66)=那覇市=は5日、県庁記者クラブで会見し、4月21日に投開票される衆院沖縄3区補選への出馬を取りやめると発表した。ジャーナリストの屋良朝博氏(56)と政策協定を結び、普天間飛行場の辺野古移設の阻止や格差是正、貧困問題の解決、行財政・公務員改革、消費税増税の反対の5点で合意した。 3月の政策発表では、生活困窮者の救済を訴え、公務員の給与カットなどを訴えた。労働者の団結… 2019/04/06
政治・経済 補助金も「決断の要因」 石垣の雰囲気に魅了され復職 レッツ 島の保育士㊦ 待機児童ゼロを目指す石垣市は、島外から引っ越して市内の保育施設で勤務する保育士に対し、渡航費や生活準備金として40~50万円を支給している。保育士誘致に向けた優遇策の一環。大阪府から移住し、現在は幼保連携型認定こども園なごみの広場(杉本洋介園長)で勤務する松本一平さん(32)は、市の補助金について「間違いなく、石垣島に来る決断をさせた要因の一つ」と振り返る。 大阪の専門学校で保育士資格を取得し… 2019/04/06
政治・経済 泡盛原酒をシングルカスクで 泡盛マイスター伊藤さんCF募る 泡盛マイスターの伊藤薫さん=大阪市在住=は、八重泉酒造で11年熟成された泡盛の樽原酒(トゥリトールカスク・樽ナンバー223)をクラウドファンディングを利用し共同購入して、シングルカスク(樽)原酒として商品化を目指すプロジェクトをスタートした。 クラウドファンディングはインターネット上で出資者を募り、目標金額に達成した場合にプロジェクトが成立し出資を得られるサービス。出資者にはリターンがあるもの… 2019/04/06
政治・経済 市の優遇策が後押し 本土から移住、働く親支える レッツ 島の保育士㊤ 保育士不足に悩む石垣市で、島外から移住した保育士たちが奮闘している。市が保育士誘致のため打ち出した渡航費補助などの優遇策に後押しされ、来島を決意。保育施設で日々、子どもたちと触れ合い、島で働く親たちの子育てを支える。「少しずつ地域になじみながら、楽しく頑張りたい」と意気込んでいる。 にしのもり保育園(石垣市新川、池田哲子園長)で働く藤田友美さん(45)は岐阜県出身。短大卒業後、岐阜や大阪で保育… 2019/04/05
政治・経済 IT津梁パーク6号棟着工 県、民間資金活用し企業集積 うるま市 沖電開発(知念克明社長)は3日、うるま市州崎地区を拠点に情報通信産業が集まる「沖縄IT津梁パーク」の6号棟新築工事の起工式を行った。来年1月完成、供用開始は2月を予定している。 2019/04/04
政治・経済 住民投票の規定に「欠陥」 金城代表、改めて説明要求 自治基本条例 石垣市の自治基本条例で住民投票の請求権が定められているにもかかわらず、実施できなかった理由を知りたいとして、石垣市住民投票を求める会の金城龍太郎代表らが3日、市役所を訪れ、中山義隆市長宛ての質問状を提出した。同条例は住民投票の実施に必要な手続きの規定を欠くため、市民は事実上、住民投票請求権を行使できないという「欠陥」が浮き彫りになっている。 2019/04/04
政治・経済 「自公政権で政策前へ」 島尻氏が与勝総決起大会 4月21日に投開票される衆院3区補選に立候補する元沖縄担当相の島尻安伊子氏(54)=自民公認、公明推薦=は3日、うるま市商工会館で与勝総決起大会を開催した。島尻氏は地元企業の激励会に参加後、会場に到着。沖縄の貧困対策や本島中北部の振興策の重要性を訴え「勝たせてもらい、喜んでもらえる政策を実現したい。自公政権の中で政策を前に進めたい」と訴えた。 八重山や宮古などの離島の発展は国の施策の結果だとし… 2019/04/04
政治・経済 「地震や津波にも備え」 陸自・西部方面総監が着任 九州7県と沖縄県を管轄する陸上自衛隊西部方面隊の総監に着任した本松敬史陸将(56)が2日、熊本市で記者会見し、「東シナ海と朝鮮半島に面する防衛の最重要正面だが、南海トラフ地震や津波の発生にも備えていきたい」と抱負を述べた。着任は1日付。 南西諸島では中国と相対する状況が続いているとし「いつ何が起きるか分からない。(中国当局と)意思疎通を図り、偶発的な事態の発生を防ぎたい」と強調した。 会見に… 2019/04/03
政治・経済 保護水面 規則守って 浜下り前に注意喚起 水産海洋センター 4月7日(旧暦3月3日)の行事、浜下りを前に沖縄県水産海洋技術センター石垣支所(平手康市所長)は市内2カ所の保護水面での禁漁を呼び掛けている。名護保護水面では全ての水産動植物、川平保護水面では魚類、タコ、イカ、アーサを除く全ての水産動植物が周年で禁漁となっている。 名蔵と川平の保護水面は、水産生物の保護・育成を目的に県知事が指定。たまごを供給する親を守ることで、水産資源を保護し、継続的な利用を… 2019/04/03
政治・経済 ターミナル整備めど立たず 本部港のクルーズ拠点計画 宮腰光寛沖縄担当相は2日の記者会見で、沖縄県が2020年度の供用開始を目指す本部港の国際クルーズ拠点計画について、ターミナルビルを整備することになっている民間事業者と県の協議が整わず、着工のめども立っていないとの認識を示した。 2019/04/03
政治・経済 新年度に飛躍誓う 石垣市、課題に力発揮を 石垣市の年度始め式で中山義隆市長は「31年間続いてきた平成から新たな元号となる。新年度は大きな節目の年になる。元号改正に伴い、市民サービス、行政サービスに支障が出ないようしっかり対応してほしい」と求めた。 年度始め式に先立ち、人事異動の辞令交付が行なわれたことを踏まえ「新たなスタッフ体制で、多様化する行政課題に向けて大いに力を発揮してほしい」と激励。 国の沖縄振興特定事業推進費、観光防災力強… 2019/04/02
政治・経済 協力隊、新たに2人 三好、鄭さんに委嘱状 竹富町 竹富町の2019年度地域おこし協力隊委嘱状交付式が1日、同役場で開かれ、三好辰之進さん(41)=山口県出身=、鄭彰彦さん(33)=埼玉県出身=の2人が新たに協力隊員に採用された。 三好さんはフランスで12年間の会社勤務を経て、竹富島に移住。同島では地域自然資産法による環境保全業務に携わる。小学生のころ、竹富町を訪れたようで、「自然に驚き感動した。ハートに訴えかけるものがある。身に付けた技術を生… 2019/04/02