政治・経済 4地区住民、防衛省と対立 陸自配備巡り面談緊迫 石垣島への陸上自衛隊配備に向け、防衛省沖縄防衛局が駐屯地建設の用地造成工事に着手した。工事着手に先立ち2月27日、配備に反対する於茂登、開南、川原、嵩田の4公民館と防衛省職員が川原公民館で面談したが、対立は解消せず、緊迫したやり取りが続いた。住民側の懸念と防衛省側の回答をまとめた。 2019/03/03
政治・経済 中北部振興の推進強調 島尻安伊子氏が出馬表明 衆院3区補選 元沖縄担当相の島尻安伊子氏(53)は2日、県知事に転出した玉城デニー氏の衆院議員失職に伴う4月21日投開票の衆院沖縄3区補欠選挙に、自民党公認で立候補すると正式に表明した。「沖縄全体の発展に必須な中部の再活性化を進めていく。鉄軌道や北部の医療体制を強化し、地元負担なしの基幹病院の設立を必ず成し遂げたい」と中北部地域振興の推進を強調した。 沖縄市で建設中の1万人アリーナの完成が「周辺の再活性化の… 2019/03/03
政治・経済 「辺野古と石垣は別」 市長、反対派来援に不快感 陸自配備 反対派住民と対話継続 沖縄防衛局が陸上自衛隊配備に向けた用地造成工事に着手したことを受け、石垣市の中山義隆市長は1日、報道陣の取材に対し「反対している人がいる。意見も聞きながらやってほしい」と述べた。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の辺野古移設に反対する勢力が陸自配備反対運動の応援に入っているとの認識を示し「地元の人が混乱する。辺野古と石垣は問題が別だ。辺野古に反対している人が入って来て(地元の陸自配備反対派と)活動を共… 2019/03/02
政治・経済 園長「何も変わってない」 防衛局が緑ヶ丘保育園に報告 2017年12月7日に米軍機の部品と思われる物体が緑ケ丘保育園(宜野湾市)で見つかった事案で、沖縄防衛局は1日、担当職員を同園に派遣して調査状況を報告した。報告内容に園長の神谷武宏氏は「何も変わってない。なぜ1年も過ぎた今ごろ来たのか、疑問だ」と述べ、不満をあらわにし、再度の現場調査を求めるとともに米軍に対して園の上空飛行を禁ずることを要請する文書を担当職員に手渡した。 2019/03/02
政治・経済 知事、辺野古断念を要求 首相、移設「先送りできず」 県民投票結果を伝達 玉城デニー知事は1日、官邸で安倍晋三首相と会談し「辺野古米軍基地建設のための埋め立て」の賛否を問う県民投票で「反対」が7割超となった結果を伝えた。玉城氏は米軍普天間飛行場(宜野湾市)の危険性除去は「現実的に辺野古移設ではなく、新たなことを考えていかなくてはならない」と迫った。安倍首相は「普天間飛行場は世界で最も危険と言われる。もはや先送りできない」と辺野古移設推進を変えない方針を示し、会談は平行… 2019/03/02
政治・経済 駐屯地建設工事進む 反対派が集会「強く抗議」 石垣陸自配備 石垣島への陸上自衛隊配備に向け、防衛省沖縄防衛局は2月28日、平得大俣地区で駐屯地建設の用地造成工事を進めた。「石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会」は1日、建設地の旧ゴルフ場(ジュマールゴルフガーデン)入口で抗議集会を開き、約100人が参加。「ミサイル基地工事強行に満腔(まんこう)の怒りを込めて強く抗議する」と工事中止を求める声明を採択した。 2019/03/02
政治・経済 中国との関係拡大、目指す 知事、4月予定の訪中団参加の意向 一般質問最終日 県議会(新里米吉議長)は2月28日、2月定例会の一般質問最終日を開き、宮城一郎氏(社民・社大・結)、崎山嗣幸氏(同)、比嘉瑞己氏(共産)、西銘純恵氏(同)、平良昭一氏(おきなわ)、玉城満氏(同)が質問した。宮城氏は日本国際貿易促進協会が主催する4月の訪中団に玉城デニー知事が参加するか質問した。玉城氏は「中国政府の要人と直接、意見交換ができる基調な機会だ。今年の訪中団に参加したい」と表明した。 2019/03/01
政治・経済 駐屯地建設工事 着手 仮設柵、土のう設置へ 陸自配備「防衛空白」解消 石垣島への陸上自衛隊配備に向け、防衛省沖縄防衛局は2月28日、平得大俣地区の旧ゴルフ場(ジュマールゴルフガーデン)で駐屯地建設の用地造成工事に着手した。午前中から工事用車両が続々と予定地に入り、仮設安全柵や土のうを設置する作業が始まった。石垣市の行政区域である尖閣諸島周辺で中国が活動を活発化するなど、沖縄を取り巻く厳しい国際環境を踏まえ、防衛省は陸自配備で「防衛の空白地帯」の早急な解消を目指す。 2019/03/01
政治・経済 4地区住民、着工中止要求 面談3時間、防衛省と平行線 石垣陸自配備 石垣島への陸上自衛隊配備計画を巡り、駐屯地建設予定地周辺の開南公民館(小林丙次館長)、於茂登公民館(喜友名朝昭館長)、川原公民館(大城潤一館長)、嵩田公民館(高宮耕館長)は27日夜、川原公民館で防衛省の担当者らと面談した。住民約100人が参加し、防衛省側に着工中止を要求した。会合は午後10時過ぎまで3時間超に及び、陸自配備による環境への影響などに懸念の声が続出。これに対し、防衛省側は近く用地造成… 2019/02/28
政治・経済 平和の緩衝地帯形成を 知事、県議会で訴え 県議会(新里米吉議長)は27日、2月定例会の一般質問3日目を開き、糸洲朝則氏(公明)、上原章氏(同)、金城泰邦氏(同)、瑞慶覧功氏(おきなわ)、次呂久成崇氏(社民・社大・結)、亀濱玲子氏(同)、瀬長美佐雄氏(共産)が質問した。 2019/02/28
政治・経済 「浦添移設は機能強化」 那覇軍港、自民が追及 県議会 26日に開かれた県議会2月定例会一般質問2日目は、島袋大氏(自民)の那覇軍港移設をめぐる質問で紛糾した。島袋氏は、米軍普天間飛行場の辺野古移設と、那覇軍港の浦添移設は「沖縄の海を埋め立てる点で同じ」と主張。浦添移設後の那覇軍港にも強襲揚陸艦が接岸できるようになるとして「軍港の機能強化ではないか」と追及した。 2019/02/27
政治・経済 住民と防衛省あす面談 「話し合いの第一歩」と声明 陸自配備問題 石垣島への陸上自衛隊配備計画で、駐屯地建設予定地周辺の於茂登公民館(喜友名朝昭館長)、開南公民館(小林丙次館長)、川原公民館(大城潤一館長)、嵩田公民館(高宮耕館長)と防衛省職員の面談が27日午後7時から、川原公民館で行われることが決まった。 2019/02/26
政治・経済 市役所跡地、民活導入へ検討 陸自配備へ協力体制 中山市長施政方針 石垣市の中山義隆市長は市議会3月定例会初日の25日、2019年度施政方針演説をした。市役所移転後の跡地利用について「民間活力を活用した整備に向け、さまざまな手法を検討し、最良のパートナー選定に向けて取り組む」と述べた。陸上自衛隊配備計画に今後も協力体制を取る方針を示し「引き続き情報はオープンにしていく」と説明した。 2019/02/26
政治・経済 「県民投票、普天間に触れず」 固定化絶対避けると菅氏 菅義偉官房長官は25日の記者会見で「辺野古米軍基地建設のための埋め立て」の賛否を問う県民投票で反対が7割超となった結果を受け「普天間飛行場がこのまま固定され、危険なまま置き去りにされることには、絶対に避けなければならない」と述べ、米軍普天間飛行場の辺野古移設を進める考えに変わりはないことを強調した。県民投票が「辺野古の埋め立てに、賛成か反対かどちらでもないの一点で、最も大事な原点である普天間飛行… 2019/02/26
政治・経済 辺野古、対話で理解要請へ 首相、移設方針は不変 知事と3月1日会談調整 安倍晋三首相は、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡る県民投票を受け、県側に対して対話で理解を求める方針だ。玉城デニー知事と3月1日に会談する方向で調整しており、反対7割超の結果を「真摯(しんし)に受け止める」(首相)姿勢を示す。ただ移設実現を目指す考えは不変で「普天間飛行場の危険性除去」の重要性を唱え、説得を強める。移設断念を求める県側との対立は解消せず、法的手段の応酬に再び発展… 2019/02/26
政治・経済 知事「投票結果は民意反映」 自民「反対は有権者の3割台」 県民投票 県議会(新里米吉議長)2月定例会は25日から一般質問が始まり、初日は山川典二氏(自民)、仲田弘毅氏(同)、西銘啓史郎氏(同)、中川京貴氏(同)、大浜一郎氏(同)、又吉清義氏(同)が質問した。玉城デニー知事は、24日に投開票された「辺野古米軍基地建設のための埋め立て」の賛否を問う県民投票について「民意は反映されている」と強調。安倍晋三首相との会談では、「辺野古が唯一という方針を見直し、普天間飛行場… 2019/02/26
政治・経済 【解説】普天間固定化のジレンマ 反対派「圧倒的民意」 県民投票 24日投開票された「辺野古米軍基地建設のための埋め立て」の賛否を問う県民投票は埋め立て反対が多数を占めた。玉城デニー知事は県民投票の結果を「民意」として日米両政府に突き付ける考えだ。ただ県は米軍普天間飛行場(宜野湾市)の返還に向けた展望を示せず、日米両政府も、宜野湾市民の危険除去に向け「辺野古移設が唯一の選択肢」という立場を崩していない。投票結果が辺野古移設に悪影響を与えた場合、かえって普天間飛… 2019/02/25
政治・経済 首相、週内にも知事と会談 移設方針、丁寧に説明 政府は、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡る県民投票が反対過半数の結果になったものの、移設推進方針を堅持する。ただ賛成を大きく上回る反対票の重みを踏まえ、県側へのさらに丁寧な説明に努める。安倍晋三首相は、玉城デニー知事が希望すれば週内にも会談に応じる方向で調整に入った。普天間の危険性を除去するためにも「辺野古移設以外の解決策はない」(首相周辺)として、理解を求める考えだ。 政府… 2019/02/25
政治・経済 辺野古埋め立て反対7割超 首相と米に玉城知事伝達へ 県民投票、52%投じる 政府は移設方針堅持 米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡る県民投票は24日投開票の結果、辺野古沿岸部の埋め立てに「反対」が7割超となった。投票率は、住民投票の有効性を測る一つの目安とされる50%を超えて52.48%だった。玉城デニー知事は近く安倍晋三首相とトランプ米大統領に結果を伝達する。県側は民意を踏まえ、改めて移設を断念するよう迫るが、県民投票結果に法的拘束力はなく、政府は推進方針を堅持する見通し… 2019/02/25
政治・経済 知事「大切な一票投じて」 国民全体に発信と強調 玉城デニー知事は23日、県庁前で「辺野古米軍基地建設のための埋め立て」の賛否を問う県民投票への参加を県民に呼び掛ける「県民投票キャラバン」に参加した。「県民が自分の考えを投票できるのは大変意味がある。貴重な機会を生かし、大切な一票を投じてほしい」と促した。 報道陣の取材に「米軍基地建設のための埋め立てについて、賛成か反対かをシングルイシューで県民の意思を問う県民投票だ」と改めて強調。「日本国民… 2019/02/24