インタビュー 国内客の旅行控えも徐々に 小規模事業者、雇用維持が重要 下地会長一問一答 沖縄ツーリズム産業団体協議会の下地芳郎会長と報道陣の一問一答は次の通り。 ―OCVB内の対策委員会は。 「17日の緊急会議で、OCVBだけでなく各業界の声を取り入れるべきと意見があった。委員を検討し、今週中に一度は開催したい。委員会の中で最新の情報を共有した上で、国や県への要請も考えていきたい」 「業界として何ができるか、自助努力をしながら、具体的な中身を具体的な数字に基づいて議論したい」… 2020/02/20
インタビュー 【里永記者の「これ聞いていいですか?」】前川喜平元文科事務次官 中 ■学問に対する謙虚さ忘れるな 〝慰安婦〟〝南京〟断言に疑問 「2、3分ぐらい良いじゃないですかぁ」 前川氏の講演後、「関係者以外立入り禁止」と書かれた扉に入っていこうとするスタッフを呼び止め、取材を依頼した。5分ほど待たされた挙げ句、年配の男性が出てきたが、「前川さんは人と会われてるんで」と取り付く島もなかった。 というわけで、今回のフリムンは対論形式ではない。異例ながら、「これ、聞きてみた… 2020/02/19
インタビュー 大規模感染の抑止必要 新型肺炎、流行の可能性大 宮里達也県医師会副会長 肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染者が県内で初確認された。沖縄で今後、感染が拡大する可能性はあるのか。県民はどう備えるべきか。県医師会の宮里達也副会長は17日、八重山日報社の取材に「今後、沖縄でも流行する可能性が高い」との見通しを示すとともに、大規模感染を抑止し、医療崩壊を防ぐことが必要との見解を示した。不特定多数が集まる大規模イベントの自粛も呼び掛けた。 ―沖縄で新型肺炎が流行する可能… 2020/02/18
インタビュー 【里永記者の「これ聞いていいですか?」】前川喜平元文科事務次官 上 「フリムン」―。沖縄方言で「愚か者」という意味で使われることがある言葉だが、「フリムン」と呼ばれることも辞さず、ひたむきに「これ、聞いていいですか?」と取材対象に迫るのが私、八重山日報の里永雄一朗だ。フリムン里永、第3弾となる今回は、まさに「異例」の事態となった。 ■あれもこれも聞きたいが… 取材依頼、その結果は 石垣島で「教育講演会」があり、八重山日報社も堂々と後援に名を連ねている。なんと講… 2020/02/18
インタビュー 国境離島警備に専従部隊創設 歓楽街対策「厳正に対処」 宮沢県警本部長 昨年12月25日付で沖縄県警察本部長に着任した宮沢忠孝氏が3日午後、八重山日報社へ就任あいさつで訪れ、新年度から県警本部に尖閣諸島など国境離島の警備対策として新たに150人の専従部隊を創設すると報告した。 国境離島における緊急事態対策で武装集団の不法上陸事案などへの即応能力強化が狙い。 国の2020年度予算案で約78億6500万円が計上され、県議会でも条例の改正案を提出する予定で「円滑にスタ… 2020/02/04
インタビュー 「民主主義のスイッチ押したい」 ウーマン村本さん、石垣で独演会 「辺野古ばかり取り上げられて石垣島のことが隠れてたので独演会しに行きます」―。お笑い芸人ウーマンラッシュアワーの村本大輔さんが7日、自身のツイッターで発言した。石垣島に来島し、15日午後8時から、ゆいロードシアターで独演会「ウーマンラッシュアワー村本の独演を石垣島の映画館の中で聴く夜~内側から震える45分~」を開催する。独演会を前に、村本さんに話を聞いた。 ―石垣島で独演会を開催しようと思った… 2020/01/15
インタビュー 沖縄一のゴルフ場に 高木氏、9月着工に期待 未来投資促進法に活路 インタビュー 八重山ゴルフ協会の高木健会長(75)は7日、八重山日報社の取材に応じ、株式会社ユニマットプレシャスが石垣市内の前勢岳周辺で計画しているゴルフ場建設について「自然と一体となったゴルフ場になる。ユニマットの高橋洋二会長の言葉を借りれば〝沖縄一のゴルフ場〟にしたい」と意気込みを示した。同協会はゴルフ場建設計画を巡り、ユニマットや市と情報交換を重ねており、9月には着工可能との見通しを改めて示した。 2020/01/08
インタビュー 「沖縄の人が歴史の場に」 三島と〝決起〟夢見た琉大生 山城さん、半世紀越し初証言 「沖縄の人が日本の歴史的事件に参加することで、沖縄と本土の空隙を埋められるのでは」―。そんな思いから1970年、作家・三島由紀夫が結成した民間防衛組織「楯(たて)の会」に入り、三島との決起を夢見た琉球大の学生がいた。楯の会唯一の沖縄出身者、山城重雄さん(70)=浦添市=だ。23日までに八重山日報の取材に応じ、半世紀越しに当時の思いを初証言した。 1960年代後半、沖縄でもマルクス・レーニン主義… 2019/11/24
インタビュー 入島料、ごみ問題などに活用 開始2カ月、協力呼び掛け 竹富島 竹富島の環境を保全しようと、9月1日から入島料の徴収がスタートして約2カ月が経過した。徴収業務に当たる一般財団法人竹富島地域自然資産財団職員の属(さっか)慎也氏に、島の現状と課題をインタビューした。 2019/11/21
インタビュー 【インタビュー】岐路に立つ自治基本条例 石垣市の自治基本条例が岐路に立たされている。市民グループが同条例を根拠に、石垣島への陸上自衛隊配備を問う住民投票を求めて市を提訴。一方、市議会では同条例の見直しに向けた特別委員会が発足した。2009年の同条例成立時、当時の市政で中心的な役割を果たした黒島健・元副市長(72)と、同条例の問題点を訴えて全国で講演活動などを展開している村田春樹・自治基本条例に反対する市民の会会長(68)に話を聞いた。 2019/11/12
インタビュー 憲法に自衛隊明記「反対」 辺野古反対の民意強調 高良氏インタビュー 21日に投開票された参院選に沖縄選挙区から立候補し、当選した高良鉄美氏(65)=無所属新人=は22日、那覇市内の選対事務所で、宮古、八重山の新聞社4社の合同インタビューに応じた。安倍政権が憲法を改正して自衛隊を明記する方針を掲げていることに対し「やる必要があるのか。国会で議論する」と反対する考えを改めて強調した。 2019/07/23
インタビュー 選対本部長に聞く 安里陣営「5年、10年先見据え政策」 高良陣営「誇りある豊かな沖縄を」 参院選 21日投開票の参院選で、八重山日報社は18日までに、自民公認の前シンバホールディングス会長、安里繁信氏(49)陣営の西銘順志郎選対本部長、無所属の琉球大名誉教授、高良鉄美氏(65)陣営の照屋義実選対本部長にインタビューした。この中では①候補者のどういう点をアピールしたいか②これまでの戦いを振り返ってどうだったか③3日攻防の戦いは④予想する投票率と目標とする得票数―を聞いた。 2019/07/19
インタビュー 参院選、きょうから3日攻防 安里陣営「細かなこと積み重ねる」 高良陣営「身近に感じてもらう」 21日投開票の参院選はきょう18日から「3日攻防」に突入する。八重山日報は、安里繁信候補を推す新しい沖縄を創る県民の会八重山連合支部選挙対策本部長の大浜一郎県議と、高良鉄美後援会事務所共同代表の次呂久成崇県議に①候補者を推す理由②これまでの戦いを振り返って③3日攻防に向けてどう戦うか④予想投票率と目標得票数―の4点についてインタビューした。 2019/07/18
インタビュー 半世紀先の沖縄描く―安里氏 辺野古と改憲にノー―高良氏 参院選 候補者インタビュー 参院選は21日の投開票まで1週間となった。八重山日報など宮古、八重山の新聞4社は合同で、自民公認の前シンバホールディングス会長、安里繁信氏(49)=公明、維新推薦=、無所属の琉球大名誉教授、高良鉄美氏(65)に①今選挙の争点②米軍普天間飛行場の辺野古移設問題③沖縄振興④宮古、八重山への陸上自衛隊配備⑤離島振興⑥尖閣諸島問題―の6点についてインタビューした。竹富町の繰り上げ投票は20日に行われる。 2019/07/14
インタビュー 【国境を撮る⑨】歴史の捏造も辞さぬ隣国 沖縄 地理的に重要な場所 〈尖閣諸島の危機は沖縄の危機に直結する。中国に沖縄経済が牛耳られる前に、尖閣の実効支配を強化する必要がある〉 もし尖閣諸島が中国に奪われたら、沖縄全体の危機は格段に増す。 例を挙げよう。今、対馬では、日本人をダミーにした韓国企業の進出が横行している。日本人を代表者に指名している企業ではあるが、資金は韓国から来ている。こういう企業がホテル、タクシーなど、地場産業に参入し、企業が儲けた金は韓国に… 2019/06/21
インタビュー 【国境を撮る⑧】したたかロシアに対応苦慮 中韓も領土交渉注視 〈北方領土問題は一筋縄ではいかない。加えて中国や韓国が日本の動静を注視している〉 今、ロシアは択捉(えとろふ)や国後で出された膨大なゴミを処理するため、色丹島で大々的なごみ焼却炉を作ろうとしている。仮にそれができたら、色丹も還す気がないということだ。あるいは色丹が還ってきても、ロシアは色丹で整備したインフラへの対価を要求してくるだろうし、その場合にはどれだけ吹っかけられるか分からない。その費用… 2019/06/12
インタビュー 【国境を撮る⑦】北方領土交渉も中国意識 絶好機会だったソ連崩壊 〈現在北方領土交渉が進展しつつあるが、外交はフィフティー・フィフティーが原則〉 四島一括返還か、二島返還でお茶を濁されるか、歯舞だけを返還など、いろんなことが考えられる。 ゴルバチョフと安倍晋太郎との交渉を当時秘書として経験した安倍晋三首相は、そのことにもこだわっているはず。その時の交渉は「利口な解決方法を見つけよう」だった。 その後、首脳会談の中でプーチン大統領から「痛み分け」という発言… 2019/06/10
インタビュー 自衛隊は段階的に解消 共産党の安保政策に迫ってみた【里永記者の「これ聞いていいですか?」】 「フリムン」―。方言で「愚か者」という意味で使われることがある言葉だが、「フリムン」と呼ばれることも辞さず、ひたむきに「これ、聞いていいですか?」と取材対象に迫るのが私、八重山日報の里永雄一朗だ。フリムン里永、今回は石垣島で講演した日本共産党の赤嶺政賢衆院議員に、ふだん聞く機会が少ない安全保障の考え方について、とことん迫ってみた。 「すいません。質問したいことがいくつかあるんですけど」 1日… 2019/06/08
インタビュー 中国に油断してきた国際社会 知事発言は「融和政策」そのもの 尖閣諸島で領海侵入を繰り返す中国公船に関し、玉城デニー知事が「中国公船がパトロールしているので、故意に刺激するようなことは控えなければならない」と述べた。八重山日報社は4日までに、日本政府に対し、尖閣諸島の実効支配の強化を提言してきた元米国海兵隊太平洋基地政務外交部次長で、大阪大学大学院国際公共政策研究科の准教授でもあったロバート・D・エルドリッヂ氏に、知事発言の受け止めを聞いた。 知事の発言… 2019/06/05
インタビュー 【国境を撮る⑥】択捉島に戦没兵士の墓 戦後初上陸、冷戦最前線 〈1990年5月初旬、戦後初の日本人ジャーナリストとして択捉(えとろふ)島に上陸する〉 僕とソ連との関係は、83~85年ごろにさかのぼる。 200年前に難破して漂流し、極寒のシベリア横断を果たした日本人船頭・大黒屋光太夫の足跡を探るドキュメント番組「シベリア大紀行」(TBS)の撮影のために、4カ月間シベリアに滞在した。その時、ソ連の国営テレビ局のスタッフや地元新聞社の支局長らと仲良くなってい… 2019/05/30