インタビュー 「国民守る」意味考えて きょう拉致問題の集い 北朝鮮による日本人拉致の可能性のある失踪者(特定失踪者)についての調査を行なう特定失踪者問題調査会(荒木和博代表)は30日、大川公民館で「拉致問題を考える石垣の集い」を開く。八重山日報は29日、石垣島を訪れた荒木代表と、政府認定拉致被害者の増元るみ子さんの弟・増元照明氏に、日米連携による拉致事件解決と石垣集会の意義について聞いた。 2019/05/30
インタビュー 日本「尖閣無策」と指摘 実効支配強化を提言 エルドリッヂ氏 尖閣諸島問題を研究している元米国海兵隊太平洋基地政務外交部次長のロバート・D・エルドリッヂ氏は28日、八重山日報社のインタビューに応じた。尖閣諸島の実効支配を強化してこなかった日本政府の対応を「尖閣無策」と指摘。軍艦並みの「海警」や軍用機の派遣を続け、尖閣奪取を狙う中国に「弱みを見せてはいけない」と指摘した。エルドリッヂ氏の談話を紹介する。 2019/05/29
インタビュー 【国境を撮る⑤】金日成に面会、批判も 北朝鮮報道の先駆けに 〈北朝鮮への初訪問は1980年。拉致問題に関する初の国会答弁が88年3月26日。北朝鮮による日本人拉致問題が注目される前から、すでに現地の写真を撮っていた〉 角さんの写真集を出したら、5万部ほど売れた。その印税を元手に次は何をやろうかって考えた。すごい写真家は周りにたくさんいたから、同じ土俵で戦っていても勝てない。だったら、誰もやっていないことを撮ろうと。いつも理由は単純なんだ。 そこでふと… 2019/05/17
インタビュー 【国境を撮る④】角栄に見た「弱者への情愛」 留学の挫折バネに追う 〈大学卒業の直前、米国での「挫折」が世界140カ国以上の現場を踏む原動力に〉 最初の就職先は小学館だったが、とにかくいい時代だった。タクシーチケットの束を尻ポケットに入れ、それを使ってどんどん現場に向かうことができた。 特に、海外に行く仕事は断らなかったね。海外に強い思い入れがあったのは、日大卒業直前に米国留学した1966年、挫折を経験したことが大きいね。 米国の大学で1年間、写真の勉強をし… 2019/05/13
インタビュー 【国境を撮る③】中国共産党の命運握る 尖閣は重要な軍事拠点 中国は現在、海軍力を増強し、第一列島線、第二列島線まで支配しようとしている。対米戦略を考えると、グァムの近辺まで原子力潜水艦を派遣したい。東シナ海は底が浅くて上空からのレーダーですぐに原潜が見つかってしまうから、南シナ海しか通路がない。そして空母を活発に動かすには、日本海なんかでは意味がない。当然、太平洋にまで出なくてはならず、そのための通路が東シナ海となる。だからこそ国際法を無視してまで、両海… 2019/05/08
インタビュー 国境と国民守り3年 南平司令に聞く 陸自与那国駐屯地 島内2カ所の駐在所で勤務する2人の警察官の拳銃だけが島を守る武器だったという与那国島に2016年3月、陸上自衛隊の沿岸監視隊が配備された。 南西諸島の防衛強化のみならず、駐屯地の所属隊員とその家族、約250人が来島したことによる経済効果や、隊員らによる地域へのボランティア活動など、さまざまな恩恵が島にもたらされてきた。 激動する国際情勢、厳しい安全保障環境の中、事態発生時の迅速な対応と継続的… 2019/05/05
インタビュー 【国境を撮る②】尖閣は「台湾統一」の主戦場 70年代、一方的に領有主張 中国 ■日本人の開拓史がある国境の島・尖閣諸島の領有権を、突如として中国が主張した 60年末に国連の海底調査団によって東シナ海に海底油田が存在する可能性が浮上すると、71年から突如、中間人民共和国(中国)が〝尖閣は台湾の領海にあり、台湾は中国の領土だから中国のものだ〟と荒唐無稽なことを主張し始めた。 つまり、「日中間に領土問題は存在しない」というのが事実。向こうが一方的に「領土問題」を作ろうとしてい… 2019/05/03
インタビュー 【国境を撮る①】開拓の歴史 尖閣から見る 「日本人の血と汗 実感」 2012年に尖閣諸島が国有化されて6年半。フォト・ジャーナリスト、山本皓一氏(76)は国境や領土が衆目を集める以前から、尖閣諸島、北方領土、竹島などの「日本の国境」をテーマに、30年近くにわたって全島上陸し、取材を続けている。石垣市登野城に属する尖閣諸島には9回訪れ、国境の姿をカメラに収めてきた。日本にとって国境の島々とは何なのか、そして現場で何を見、どのような思いを抱くようになったのか。山本氏… 2019/04/29
インタビュー 新時代へ向け西暦と両立を 1日午前、新元号「令和(れいわ)」が公表された。「令和」の意味や確認される限りで有史以来初となる国書を典拠とした意義、日本人にとって「元号」が持つ価値などについて、日本法制文化史が専門で皇室史に造詣の深い、京都産業大学名誉教授、モラロジー研究所教授の所功(ところ・いさお)氏(77)に、八重山日報社が尋ねた。 ―新元号は「令和」 良い文字であり、良い出典。 非常に「読み易く、書き易い」という… 2019/04/02
インタビュー 基地、振興策で相違 衆院3区補選 予定候補者インタビュー 衆院沖縄3区補選は21日投開票される。八重山日報社は、立候補を予定している元沖縄担当相の島尻安伊子氏(54)=自民公認、公明推薦=と、フリージャーナリストの屋良朝博氏(56)に政策などをインタビューした。質問項目は①立候補の動機②米軍普天間飛行場の辺野古移設問題をどう考えるか③沖縄振興策④子どもの貧困問題をはじめとした福祉政策⑤玉城デニー県政の評価⑥安倍晋三政権の評価⑦政策をどう実行するか―の7… 2019/04/01
インタビュー 「宜野湾市民忘れないで」 普天間返還訴え孤軍奮闘 24日投開票の「辺野古米軍基地建設のための埋め立て」の賛否を問う県民投票に向け、県内では埋め立て反対を訴える活動が活発化する一方、賛成派の組織的な動きはほとんど見られない。こうした中、埋め立てに賛成するよう訴えるチラシを県民に配布し、孤軍奮闘するのが元宜野湾市議の平安座唯雄さん(73)=同市=だ。「普天間飛行場の危険性にさらされている宜野湾市民のことを忘れないでほしい」と、県民に普天間飛行場問題… 2019/02/19
インタビュー 実り多い自主トレに 西武ライオンズ・平良海馬投手 10日から石垣島で自主トレーニングを行なっていた埼玉西武ライオンズの平良海馬投手(19)=八重山商工高校出身=は自主トレを終え、25日、島から飛び立つ。米大リーグのシアトル・マリナーズの菊池雄星投手と、埼玉西武ライオンズ・高橋光成投手、佐野泰雄投手の3人からのアドバイスや、専門家の下での勉強会を通じて、実り多いものとなった。トレーニングの成果や、プロ2年目となる今後の課題を聞いた。 ―自主トレ… 2019/01/25
インタビュー 【インタビュー】県民投票で二者激論 辺野古米軍基地建設のための埋め立てを問う2月24日の県民投票は、県内全市町村での実施が困難な状況になっている。条例制定を県に直接請求した「『辺野古』県民投票の会」副代表の司法書士、安里長従氏(46)=石垣市出身=と、県内で最初に可決された県民投票への反対意見書を提案した砥板芳行石垣市議(49)に、それぞの主張を聞いた。 ■民意明確化恐れるな 投票権は民主主義の生命線 安里長従副代表 県民投票… 2019/01/13
インタビュー 長寿の秘密は〝模合〟? 鈴木氏「孤独でないこと大切」 沖縄復活㊤ かつて男女ともに県別長寿ランキングトップを占めていた沖縄県。一時期の勢いには及ばないとはいえ、現在でも長寿県のイメージは健在だ。その魅力を紐解くにあたって〟模合(もあい)〟がいま世界中で注目を集めているという。沖縄の長寿研究の第一人者として知られる、琉球大学名誉教授で沖縄長寿科学研究センター所長の鈴木信さんに話を聞いた。 「沖縄は、家族や地域との交流を重んじるいわば家族主義的な生活をしているこ… 2018/12/25
インタビュー 「沖縄はトレジャーアイランド」 加藤代表に聞く カトープレジャーG 全国で多岐にわたるレジャー事業のトータルプロデュースを手掛けるカトープレジャーグループ。県内では子会社のKPGホテル&リゾートがオキナワグランメールリゾートとカフーフチャクコンド・ホテルを運営。またグランディスタイル沖縄読谷ホテル&リゾートの新設を予定している。加藤友康代表取締役兼CEOに話を聞いた。 ―カトープレジャーグループについて。 「トータルプロデュースや業態開発のできる会社というこ… 2018/11/30
インタビュー 離島振興の推進に全力 新県政へ「国と対話を」 大浜一郎氏 県議補選 9月30日に投開票された石垣市区の県議補選で初当選した株式会社石垣エスエスグループ社長、大浜一郎氏(56)は一夜明けた1日、八重山日報社の取材に応じた。県議として離島振興の推進に尽力する考えを示すとともに、知事選で当選した玉城デニー氏に対しては「国と連携、対話しなくてはならない」と注文をつけた。 離島振興の課題としては、石垣空港の滑走路延長、旅客ターミナル新設などのインフラ整備を挙げた。特に航… 2018/10/02
インタビュー 「イメージより現実の問題を」 大浜氏一問一答 大浜一郎氏との一問一答は次の通り。 ―当選から一夜明けた実感は。 「正直実感はなかった。けさ新聞を見て、本当に勝たせていただいたんだと思い、感謝の気持ちがわいた」 ―大差での勝利だが。 「逆風の中での戦いだったが、支えて頂いた。私が訴えた離島振興の政策に対する期待が大きかったと思う」 ―県議として最初に取り組みたいことは。 「沖縄振興計画があと3年で切れる。新しい10年間の計画をどうつ… 2018/10/02
インタビュー 離島の暮らし支援策を 玉城氏一問一答 離島報道各社の取材に対し、玉城デニー氏の一問一答は次の通り。 ―大差での勝利になった。 「翁長雄志知事の遺志を私が引き継ぐことへの県民の支えと、私が掲げた『新時代沖縄』などへの期待を込めての得票をいただいた。感激している」 ―普天間飛行場の辺野古移設をどのように阻止するか。 「辺野古の基地建設については、移設に反対であるという多くの民意が今回の選挙で表された。私の選挙の大きな争点は、辺野… 2018/10/02
インタビュー 辺野古、協議の必要性強調 玉城氏「新基地を阻止」 県知事当選から一夜 翁長雄志知事の死去に伴う9月30日の知事選で初当選した前衆院議員玉城デニー氏は1日、争点となった米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り国と協議する必要性を指摘した。沖縄市の自宅で記者団に「辺野古の今後について、国とまずは協議したいと伝えたい」と述べた。 国との関係について玉城氏は「はなから対立や分断の立場を取るつもりはない」とした上で「協議の中で検討できるものがあれば、忌憚(きた… 2018/10/02
インタビュー 沖縄振興「積極的に推進」 陸自配備は抑止力と災害対処 菅官房長官本紙インタビュー 菅義偉官房長官は21日、東京都内で八重山日報社のインタビューに応じた。沖縄振興特別措置法(沖振法)が期限切れとなる2022年度以降の沖縄振興策について「今は決められない」とした上で「先月閣議決定した骨太方針では、引き続き国家戦略として沖縄振興策を総合的、積極的に推進することを決めている」と強調した。米軍普天間飛行場の辺野古移設をめぐり、翁長雄志知事が辺野古沿岸の埋め立て承認を撤回する意向を示して… 2018/07/27