政治 「市民の安心を」「環境影響不安」 防衛省説明会で賛否 陸自配備計画 石垣島への陸上自衛隊配備計画で、防衛省は一般市民対象の説明会を29日夜、石垣市民会館大ホールで開き、約230人が参加した。会場からは、陸自配備に対し「安全で安心できる石垣市を一日も早く築いてほしい」などと賛成意見が出る一方、環境への影響を懸念する反対意見も上がった。防衛省は来年2月にも駐屯地建設に着工する方針で、用地取得に向けた作業を進めており、一般市民対象としては着工前最後の説明会になると見ら… 2018/11/30
政治 係争処理委に審査請求 県、撤回効力停止で 辺野古移設 県は29日、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を巡り、県による埋め立て承認撤回の効力を、石井啓一国土交通相が停止した決定を不服として、第三者機関「国地方係争処理委員会」へ審査を申し出る文書を発送した。 2018/11/30
政治 「宜野湾市民置き去り」 市議会、県民投票に反対へ 宜野湾市議会(上地安之議長)の与党会派は27日までに、米軍普天間飛行場の辺野古移設の賛否を問う県民投票に反対する意見書を12月定例会に提案する方針を固めた。市議会では与党が多数を占めることから、可決される可能性が高い。意見書案では、県民投票条例について、同飛行場の危険性や騒音に長年苦しむ市民が「置き去り」にされていると指摘した。同飛行場を抱える宜野湾市が県民投票に参加しない事態になれば、県民投票… 2018/11/28
政治 2月24日実施を表明 玉城知事「意思反映を」 県民投票 玉城デニー知事は27日、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設の賛否を問う県民投票を、来年2月14日告示、24日投開票の日程で実施すると正式に発表した。県庁で記者団に「県民の意思を直接反映できる重要な機会だ。ぜひ投票していただくことを心から希望する」と述べた。 投開票事務を担う市町村との関係については「緊密に連携し、実施に万全を期す」と強調した。賛否を判断するため、適切な広報活動や情報提供に努める… 2018/11/28
政治 那覇軍港移設で協議へ 浦添市長「遅くとも1月」 玉城知事と初会談 浦添市の松本哲治市長は26日、県庁で玉城デニー知事と会談し、那覇市の米軍那覇港湾施設(那覇軍港)の浦添市への移設に関し、来年1月末までに協議の場を設けるよう要請した。玉城氏は「移設は賛成だ」と述べ、応じる考えを示した。那覇軍港は、1995年の日米合同委員会で日本側への返還が決まった米軍施設・区域の一つ。浦添移設が条件とされたことから、県内の一部に反対意見がある。 2018/11/27
政治 排水対策「しっかり取る」 周辺住民に防衛局説明 陸自配備計画 誘導弾訓練、米国で実施 沖縄防衛局は21日夜、石垣市平得大俣地区への陸上自衛隊配備計画について、駐屯地建設予定地周辺の4地区住民を対象にした説明会を市健康福祉センターで開いた。計画に反対する4地区の公民館は不参加を表明したが、住民約10人が出席した。質疑応答で防衛局側は、反対派から水源地への影響を懸念する声が出ていることに関連し、汚水や排水は浄化槽で処理すると説明。「排水の対策は、しっかり取りたい」(伊藤晋哉企画部長)… 2018/11/22
政治 日本漁船に操業停止要求 韓国警備艦、海保が拒否 第9管区海上保安本部(新潟)は21日、日本の排他的経済水域(EEZ)内の大和堆(やまとたい)周辺で操業していた北海道・根室漁協所属の漁船に20日夜、韓国海洋警察庁警備艦が操業をやめるよう無線で求めてきたことを明らかにした。9管は要求は認められないと連絡した。9管によると、現場は日韓の協定で両国の漁船が操業できるエリアだった。 20日午後8時半ごろ、操業中のイカ釣り漁船第85若潮丸(184トン)… 2018/11/22
政治 入域料条例 12月見送り 3月議会で制定目指す 竹富町 竹富島協力金、来年4月予定 竹富島の来島者に任意の協力金として300円を徴収する、入域料の導入を進めている竹富町は20日、12月議会での入域料条例の上程を見送った。徴収の窓口となる船会社の合意が得られなかったことが理由。今後、改めて船会社との協議で内容を詰め、3月議会での条例制定を目指している。入域料は当初計画では2019年4月スタート。 2018/11/21
政治 糸満市長、再び回答保留 玉城知事の協力依頼に 県民投票 玉城デニー知事は19日、県庁で糸満市の上原昭市長と会談し、軍普天間飛行場の辺野古移設の是非を問う県民投票について「市民の民意が反映できるよう、糸満市も協力をお願いする」と依頼した。県から投開票事務を受託するか態度を明確にしていない上原市長は「議員の意見を聞き判断したい。時間がほしい」と再び明言を避けた。 玉城知事との会談後、報道陣の取材に応じた上原市長は、県民投票への対応について「白紙だ。議員… 2018/11/20
政治 米政府、知事に〝ゼロ回答〟 成果なく訪米終える 玉城デニー知事が、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設反対を訴えるため訪米した。「(米政府当局に)新基地建設反対という県民の民意の本質を伝えられた。全く壁は感じず、実りのある訪米だった」と強調したが、面会に応じた米国務省、国防総省担当者は「辺野古移設の方針は揺るがない」と、知事に〝ゼロ回答〟。翁長雄志前知事と同様、さしたる成果がないままに終わった訪米は、支持者向けのパフォーマンスの感が強い。 2018/11/18
政治 市有地の取得計画範囲確定 防衛省、平得大俣の22ヘクタール 石垣島への陸上自衛隊配備計画で、沖縄防衛局は13日、石垣市に対し、市有地の取得計画範囲が確定したと通知し、用地取得に関する調整を依頼した。市が17日までに防衛局の文書をホームページで公開した。 文書によると、取得を計画している市有地は平得大俣地区で12筆、約22・4ヘクタール。地目は畑が2筆、山林が9筆、原野が1筆。 2018/11/18
政治 平和イベント、中国欠席 市の招待に反応せず 鐘設置30周年 石垣市が世界各国の大使らを招待し、12月に開かれる世界平和の鐘設置30周年記念イベント「ピースベルアイランド・イシガキ2018」(主催・同実行委員会)に、中国が欠席することが17日までにほぼ固まった。尖閣諸島問題を抱える中、中国との友好を深めようと、公明党が熱烈なラブコールを送っていたが、肝心の中国が反応しなかった形だ。ただ現時点で米国など18の国・地域・機関が参加することは決まっており、市平和… 2018/11/18
政治 中国軍副司令官が19日訪日 尖閣「管轄」の戦区幹部 日米の一体対抗回避狙う 中国軍で尖閣諸島(石垣市登野城)や台湾など東シナ海を管轄すると中国側が位置付ける「東部戦区」の孫和栄(そん・わえい)副司令官(中将)が19~21日に日本を公式訪問し、自衛隊と交流する方向で調整していることが14日、分かった。複数の日本政府関係者が明らかにした。同戦区幹部の訪日は初めて。 中国は米国と軍事分野でも摩擦を抱えており、日本と交流を深めることで、日米が一体で中国に対抗する事態を避けたい… 2018/11/15
政治 「日本防衛の最前線」 岩屋防衛相が自衛隊に訓示 9日から沖縄入りしていた岩屋毅防衛相は11日、那覇にある陸海空の自衛隊施設を視察した。就任後、初となる部隊視察で岩屋防衛相は「ここ那覇は文字通り、わが国防衛の最前線。強い責任感を持って、任務の遂行に当たってほしい」と訓示した。 2018/11/13
政治 宮崎政久氏が繰り上げ当選へ 園田氏死去で 園田博之衆院議員の死去に伴い、17年衆院選の比例九州ブロックの自民党名簿に基づき、宮崎政久氏が繰り上げ当選する見通しだ。 宮崎氏は長野県出身。12年衆院選沖縄2区で初当選し、当選2回。17年の衆院選では落選した。 2018/11/13
政治 辺野古阻止へ知事権限駆使 土砂「まだ一粒も」と強気 玉城知事 玉城デニー知事は9日、日本外国特派員協会で記者会見し、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の辺野古移設について「計画変更が生じるたびに知事の許可を求めないといけない。そのつど工事がストップし、何年かかるか分からない事態に陥らないために、今の段階でストップすべきだ」と強調。知事権限を駆使して移設を阻止する考えを改めて示した。 2018/11/10
政治 辺野古移設で初協議 政権「信頼関係構築を」 米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を巡り、杉田和博官房副長官と謝花喜一郎副知事が9日、東京都内で会談した。双方が改めて考え方を説明し、月末の次回会合に向けて、できる限り話し合いの機会を設けることで合意した。菅義偉官房長官が記者会見で明らかにした。菅氏と玉城デニー知事が6日に合意した国と県による協議の初回。11月末まで約1カ月を協議期間としている。 2018/11/10
政治 台風被害復旧を要請 嘉手納町議会が県に 嘉手納町議会(徳里直樹議長)は9日、県庁と県議会に富川盛武副知事と新里米吉議長を訪ね、9月28日から9月30日にかけて県内で被害をもたらした台風24号による被害への対応を要請した。町の沿岸部に面する西浜区は、台風による暴風と高波で家屋が浸水し、町道が冠水するなど大きな被害が出た。富川氏は被害調査をした上で、対応を検討する考えを示した。 大潮で満潮だったことも重なり、被害は拡大。約1㍍冠水した場… 2018/11/10
政治 「価格維持や基金継続を」 サトウキビの生産振興策要請 県さとうきび対策本部の砂川博紀本部長が9日、県庁に富川盛武副知事を訪ね、先月末に開かれた「さとうきび政策確立沖縄県農業代表者大会」で決議された、価格安定や増産基金事業の継続などを要請した。今年末に発効するTPP(環太平洋経済連携協定)などの影響を懸念し、県の実情に合わせた生産振興策も求めた。 要請書では、サトウキビの生産コストが高止まりしており、生産意欲を高めるため、再生産に取組める交付金の確… 2018/11/10
政治 宜野湾 普天間固定化を懸念 県民投票、糸満も慎重姿勢 米軍普天間飛行場の辺野古移設の是非を問う県民投票に向け、県の池田竹州知事公室長らは7日、県から投開票事務を受託するかどうか態度を保留している宜野湾市、糸満市、うるま市を訪れ、3市長に協力を要請した。宜野湾市の松川正則市長は、県民投票が普天間飛行場の固定化につながる可能性を懸念。糸満市の上原昭市長は慎重姿勢を示した。 2018/11/08