特集 【日報の本棚】教育無償化は国難突破の万能薬 下地幹郎著 「教育の完全無償化により、若い人材のレベルアップが促進され、これまでわが国の発展をもたらした長寿の先輩方を支える人材を作り上げていくことになる」と訴える著者。平良市(現・宮古島市)出身で郵政民営化・防災担当相などを歴任し、現在、日本維新の会国会議員団副代表を務める。 少子高齢化、人口減少、経済成長の鈍化、社会保障費の増大―日本が多くの難局に直面する中、著者は「教育に力を注ぎ、人材を作り上げてい… 2019/10/31
特集 【日報の本棚】横浜市が「つくる会」系を選んだ理由 今田忠彦著 「自国の歴史や文化・伝統の素晴らしさを教えないで、どうして誇りや愛着が生まれるのだろうか」―。著者は神奈川県横浜市の元教育委員長。“自虐史観”色が強いとされる従来の歴史、公民教科書に対し、育鵬社、自由社の教科書採択に立ち上がった。教職員組合や市民団体との論争の中で誹謗中傷に耐えた当事者が、歴史の証言者として「闇」に迫った一冊。 横浜市は2009年度に自由社の歴史、11年、15年に育鵬社の歴史、… 2019/10/11
特集 「近いうちに報告」 引退意向の照屋寛徳氏 今期限りで政界を引退する意向を示している照屋寛徳衆院議員(74)=沖縄2区、社民=は25日午前、那覇市内で報道陣の取材に応じ、後継候補の選定は順調に進んでいると強調し「近いうちに報告する」と述べた。 北中城村の新垣邦男村長(63)を擁立する動きについて、同氏への出馬打診は「(自身の)後援会の役員会が全会一致で決めた」と強調した。照屋議員の息子の照屋大河県議(社民・社台・結)に後継を託すことにつ… 2019/09/27
特集 高良氏に当選証書付与 「平和の一議席受け継いだ」 参院選 沖縄県選挙管理委員会の当山尚幸委員長は24日午前、21日に投開票された参院選沖縄選挙区で当選した高良鉄美氏(65)に当選証書を手渡した。高良氏は集まった支持者を前に「平和の一議席を受け継ぐことができた。沖縄の諸問題に取り組む覚悟を強くした」と決意表明した。 当選証書付与式のあと、報道陣に対し「身が引き締まる。国会活動で期待に答える」と強調。「基地問題を全国民に訴えたい」と誓った。 初登院は8… 2019/07/25
特集 憲法に自衛隊明記「反対」 辺野古反対の民意強調 高良氏インタビュー 21日に投開票された参院選に沖縄選挙区から立候補し、当選した高良鉄美氏(65)=無所属新人=は22日、那覇市内の選対事務所で、宮古、八重山の新聞社4社の合同インタビューに応じた。安倍政権が憲法を改正して自衛隊を明記する方針を掲げていることに対し「やる必要があるのか。国会で議論する」と反対する考えを改めて強調した。 2019/07/23
特集 「保守の牙城」は誤解 保革、石垣で常に接戦 21日投開票の参院選で「保守地盤」とされる石垣市、宮古島市では自民公認の安里繁信氏の得票がトップだった。ただ当選した高良鉄美氏との差が宮古島市では2360票と開いたのに対し、石垣市では8000票台で並び、479票差と肉薄された。市長選を除き、石垣市では保守系候補と革新リベラル系候補が常に接戦となっており「石垣市を保守の牙城と呼ぶのは、必ずしも実態を反映していない」と指摘する声もある。 2019/07/23
特集 「選挙戦に悔いない」 力不足と安里氏、今後は未定 落選した安里繁信氏は21日夜、那覇市内の事務所で支持者を前に「全ては私の力不足。最後までやりきった充実感と達成感はある。悔いの残らない選挙だった」と選挙戦を振り返った。今後の政治活動については「後援会や家族と向き合わないといけない。落ち着いてから最終的に判断する」と明言を避けた。 自民県連の中川京貴会長は「政策が浸透していなかった。基地問題は避けて通れなかった」と述べた。西銘順志郎選対本部長は、… 2019/07/22
特集 河野氏当選に「バンザイ」 厳しい表情の安里陣営 安里繁信氏の八重山選対事務所では21日、午後8時の投票終了と同時に相手候補の当確がテレビで伝えられ、集まった関係者が一様に厳しい表情を浮かべた。安里氏とセットで戦った比例の河野義博氏(公明)は早々に当選を決め、大浜一郎選対本部長が「バンザイしよう」と提案。沈うつなムードを吹き飛ばすようなバンザイ三唱が会場に響いた。 新しい沖縄を創る県民の会八重山連合支部長の中山義隆石垣市長は「八重山の発展、沖縄… 2019/07/22
特集 高良氏が初当選 辺野古、改憲に反対 国、県の対立先鋭化か 参院選沖縄選挙区が21日投開票され、米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対する革新リベラル勢力が推す無所属新人、琉球大名誉教授の高良鉄美氏(65)が約29万票を獲得し、初当選を果たした。高良氏は憲法改正反対や消費増税反対も掲げ、自民公認の新人、前シンバホールディングス会長の安里繁信氏(49)=公明、維新推薦=に6万票以上の差をつけた。高良氏と連携する玉城デニー県政は、移設反対に向け改めて民意の後押し… 2019/07/22
特集 県民の魂突きつける 高良・仲村・島袋陣営打ち上げ式 高良鉄美八重山後援会は20日午後6時半から、比例代表の社民党候補・仲村未央氏、共産党候補・島袋恵佑氏との合同打ち上げ式を石垣市役所第2駐車場周辺で開いた。同後援会事務所共同代表の次呂久成崇県議は「安倍政権に対して辺野古新基地建設反対、強行する陸自配備反対の民意を示す選挙」と強調。「3人を国政に押し上げ、県民の民意、思い、魂を突きつけてもらおう」と訴えた。 2019/07/21
特集 基地問題、振興に審判 参院選きょう投開票 安里、高良氏激戦 参院選は21日投開票される。沖縄選挙区は自民公認の前シンバホールディングス会長、安里繁信氏(49)=公明、維新推薦=、無所属で琉球大名誉教授の高良鉄美氏(65)による事実上の一騎打ち。安里氏は新たな沖縄振興計画の策定、高良氏は米軍普天間飛行場の辺野古移設阻止を訴えの柱に掲げた。選挙結果は辺野古移設を巡る県と国の対立にも影響を及ぼすと見られる。21日深夜には大勢が判明する。 安里、高良両陣営は2… 2019/07/21
特集 離島振興、自公で前進 安里・河野陣営打ち上げ式 安里繁信氏を支援する「新しい沖縄を創る県民の会八重山連合支部」は20日午後6時から、公明党が比例で擁立した河野義博氏との合同打ち上げ式をJAおきなわ八重山支店前で開き、選挙最終日を打ち上げた。 選対本部長の大浜一郎県議は「新しい離島振興、八重山を前に進められるのは自公の連立与党政権につながる安里繁信と河野義博候補だ」と主張。 自民党石垣市支部の石垣亨支部長は「安里氏は離島の輸送費などの物流コ… 2019/07/21
特集 各陣営ラストスパート あす投開票、無党派票争奪 参院選 参院選は21日投開票される。沖縄選挙区に立候補した自民公認の安里繁信氏(49)=公明、維新推薦=、無所属で琉球大名誉教授の高良鉄美氏(65)の両陣営は激しい集票合戦を繰り広げ、ラストスパートに入った。最終盤は両陣営とも遊説や電話作戦などで無党派層の取り込みに全力を注いでいる。両陣営は20日、それぞれ打ち上げ式を開き、17日間の選挙戦を締めくくる。 2019/07/20
特集 選対本部長に聞く 安里陣営「5年、10年先見据え政策」 高良陣営「誇りある豊かな沖縄を」 参院選 21日投開票の参院選で、八重山日報社は18日までに、自民公認の前シンバホールディングス会長、安里繁信氏(49)陣営の西銘順志郎選対本部長、無所属の琉球大名誉教授、高良鉄美氏(65)陣営の照屋義実選対本部長にインタビューした。この中では①候補者のどういう点をアピールしたいか②これまでの戦いを振り返ってどうだったか③3日攻防の戦いは④予想する投票率と目標とする得票数―を聞いた。 2019/07/19
特集 参院選、きょうから3日攻防 安里陣営「細かなこと積み重ねる」 高良陣営「身近に感じてもらう」 21日投開票の参院選はきょう18日から「3日攻防」に突入する。八重山日報は、安里繁信候補を推す新しい沖縄を創る県民の会八重山連合支部選挙対策本部長の大浜一郎県議と、高良鉄美後援会事務所共同代表の次呂久成崇県議に①候補者を推す理由②これまでの戦いを振り返って③3日攻防に向けてどう戦うか④予想投票率と目標得票数―の4点についてインタビューした。 2019/07/18
特集 安里氏「振興」 高良氏「民意」 八重山遊説、訴えに熱 参院選 21日投開票の参院選で、自民公認、前シンバホールディングス会長の安里繁信氏(49)=公明、維新推薦=、無所属、琉球大名誉教授の高良鉄美氏(65)は10日と12日に相次いで八重山入りし、遊説で支持を訴えた。安里氏は2021年度末に期限切れとなる沖縄振興計画の改定、高良氏は米軍普天間飛行場の辺野古移設反対を訴えの柱に据えた。両氏の訴えを振り返る。 2019/07/16
特集 半世紀先の沖縄描く―安里氏 辺野古と改憲にノー―高良氏 参院選 候補者インタビュー 参院選は21日の投開票まで1週間となった。八重山日報など宮古、八重山の新聞4社は合同で、自民公認の前シンバホールディングス会長、安里繁信氏(49)=公明、維新推薦=、無所属の琉球大名誉教授、高良鉄美氏(65)に①今選挙の争点②米軍普天間飛行場の辺野古移設問題③沖縄振興④宮古、八重山への陸上自衛隊配備⑤離島振興⑥尖閣諸島問題―の6点についてインタビューした。竹富町の繰り上げ投票は20日に行われる。 2019/07/14
特集 離島振興に決意示す 安里陣営が石垣で総決起 参院選 21日投開票の参院選沖縄選挙区に立候補した自民公認で前シンバホールディングス会長の安里繁信氏(49)=公明、維新推薦=と公明の比例候補で参院議員の河野義博氏(41)の合同総決起大会が12日夜、石垣市内のホテルで開かれた。安里氏は、現行の沖縄振興計画が2021年度末で期限切れになることを挙げ「島々にどう光を当てていくか。議論をする時間があと3年しかない」と述べ、離島振興で責任を果たす決意を示した。 2019/07/13
特集 憲法9条堅持を主張 高良陣営が石垣で演説会 参院選 21日投開票の参院選沖縄選挙区に立候補した琉球大名誉教授の高良鉄美氏(65)の個人演説会が10日夜、石垣市民会館中ホールで開かれた。高良氏は「私は平和憲法を絶対に守る」と軍備不保持を定めた憲法9条の堅持を主張。米軍普天間飛行場の辺野古移設、石垣島への陸上自衛隊配備反対も訴えた。社民の比例候補、仲村未央氏(47)、共産の比例候補、島袋恵祐氏(32)も登壇し、野党の団結による安倍政権打倒をアピールし… 2019/07/11
特集 きょう高良氏、12日安里氏来島 八重山、候補者不在で関心低調 21日投開票の参院選で、琉球大名誉教授の高良鉄美氏(65)は10日、前シンバホールディングス会長の安里繁信氏(49)は12日に、それぞれ八重山入りする。遊説などで支持を訴えたあと、夜には演説会に臨む。候補者不在の八重山では選挙戦の盛り上がりを欠くが、両陣営の八重山選対は候補者の来島をきっかけに、有権者の関心や支持拡大の気運を高めたい考えだ。 高良氏は10日午後、与那国から石垣入りし、陸上自衛隊… 2019/07/10