【視点】「人生100年時代」の覚悟を
金融庁の金融審議会は3日、長寿化による「人生100年時代」に関する報告書で、年金だけでは老後の資金を賄えず、95歳まで生きるには夫婦で2千万円の蓄えが必要になると試算した。これに対し批判が相次ぎ、政府が事実上、報告書の撤回を求める事態となっている。 沖縄県民の1人当たり年間県民所得は約230万円で、2千万円は年収の10倍を意味する。一般的な県民の貯蓄額として現実的な数字ではない。しかし批判はと…
2019/06/13
【視点】「人生100年時代」の覚悟を
金融庁の金融審議会は3日、長寿化による「人生100年時代」に関する報告書で、年金だけでは老後の資金を賄えず、95歳まで生きるには夫婦で2千万円の蓄えが必要になると試算した。これに対し批判が相次ぎ、政府が事実上、報告書の撤回を求める事態となっている。 沖縄県民の1人当たり年間県民所得は約230万円で、2千万円は年収の10倍を意味する。一般的な県民の貯蓄額として現実的な数字ではない。しかし批判はと…
2019/06/13
寄付金、昨年度比56%減 子どもの未来県民会議が総会
県や民間団体で構成し、子どもの貧困問題の解決を目指す「沖縄子どもの未来県民会議(会長・玉城デニー知事)の今年度第1回総会が11日、那覇市の市町村自治会館で開催された。事務局報告によると、昨年度の寄付金は2017年度比で約56%減の約2384万円になった。 県は会費を毎月納入する「沖縄未来サポーター」の新規登録件数が減少したことなどが原因と指摘。総会に参加した会員に、寄付金やサポーター登録などで…
2019/06/13
新庁舎建設、契約業者決まる 6月議会提案、21年完成へ 石垣市
石垣市は、17日開会予定の市議会6月定例会に、新庁舎の建設工事請負契約を提案する方針を固めた。大成建設株式会社(東京)、株式会社大米建設(那覇市)、有限会社黒嶋組(石垣市)の共同企業体(JV)と建設費49億640万円(税込み)で随意契約を締結した。新庁舎建設工事は3月までに4回の入札不調を繰り返してきたが、ようやく契約業者が決定したことで、2021年3月の完成に向けた作業が本格化する。
2019/06/13
「無駄」と通り過ぎる人たち 家族の高齢化も進む 水居徹さん―「拉致考える集い」発言より
5月30日に行われた「考えましょう 私たちの安全を 拉致問題を考える石垣の集い」(主催・特定失踪者問題調査会)で、特定失踪者の水居明さん(当時52歳)の息子・水居徹氏(59)の発言趣旨は次の通り。 〈当時を振り返って〉 石垣の海が好きでよく来るが、海を見ると複雑な思いになる。 父は不動産賃貸管理をやっていた。釣りが好きで、土日のたびに宮崎市の青島辺りへ行っていた。 1988年7月17日、…
2019/06/12
【国境を撮る⑧】したたかロシアに対応苦慮 中韓も領土交渉注視
〈北方領土問題は一筋縄ではいかない。加えて中国や韓国が日本の動静を注視している〉 今、ロシアは択捉(えとろふ)や国後で出された膨大なゴミを処理するため、色丹島で大々的なごみ焼却炉を作ろうとしている。仮にそれができたら、色丹も還す気がないということだ。あるいは色丹が還ってきても、ロシアは色丹で整備したインフラへの対価を要求してくるだろうし、その場合にはどれだけ吹っかけられるか分からない。その費用…
2019/06/12
生活・就業の安全促す 外国人従業員が研修 クラブメッド石垣島
外国人従業員の島内での安全な生活・就業の実現を図ろうと、クラブメッド石垣島(クレイトン・ダマッタ総支配人)は11日午後、ホテル内で講習会を実施した。八重山警察署(島尻重美署長)の職員が講習を担当し、参加した21人に、飲酒運転などへの注意を促し、自然災害発生時や犯罪被害への対処方法を伝えた。 同署警備課、生活安全課、交通課、地域課川平駐在所が担当し▽在留カードの注意点▽地震・津波・台風の対処法▽…
2019/06/12
子ども「良かった」7割 居場所、保護者も負担軽減
内閣府は11日、2018年度に「沖縄子どもの貧困緊急対策事業」を利用した子どもや保護者を対象に実施したアンケート調査結果を公表した。国の支援で設置された「子どもの居場所」について「来て良かった」と回答した子どもが67・1%を占めた。居場所を利用した子どもの学習理解度が高くなっていることや、子どもの貧困対策支援員の支援を受けた保護者の子育てに対する心理的な負担感が軽減されたことも分かった。
2019/06/12
子の貧困、12億8千万円交付 石垣などで若年妊産婦居場所 内閣府
内閣府は11日、2019年度の沖縄子どもの貧困緊急対策事業として12億8960万円を交付すると発表した。県、市町村が実施する同事業の99%を補助する。新規事業として、ひきこもり、不登校、若年妊産婦など、手厚い支援が必要な子ども対策の強化、離島・へき地の取り組み支援などを盛り込んだ。 若年妊産婦の居場所は石垣市、沖縄市、南風原町で設置。食事支援、生活指導、学習支援のほか、出産育児相談、就学継続支…
2019/06/12
国頭・北国小が環境大臣賞 愛鳥週間の生物保護功労表彰 西表島の研究者も受賞
今年度の愛鳥週間野生生物保護功労者表彰の受賞報告会が11日、県庁で開かれた。5月12日の表彰式で、ヤンバルクイナの生息数などを調査してきた国頭村立北国小学校が、環境大臣賞を受賞。また、西表島の南西にある無人島「仲の神島」に生息するセグロアジサシやカツオドリなどの研究を40年以上続けてきた東海大学沖縄地域研究センターの河野裕美教授も同賞を受賞した。 波照間島の自然についてまとめた書籍を執筆した奥…
2019/06/12
中国空母が沖縄―宮古通過 領海侵犯なし、3回目
防衛省は11日、中国海軍の空母「遼寧」など6隻が同日午前、沖縄本島と宮古島の間を通過し、太平洋に向けて航行するのを確認したと発表した。危険な行為や領海侵犯はなかった。遼寧がこの海域を通過したのは2018年4月以来3回目。 防衛省によると、補給機能がある最新の高速戦闘支援艦が随行しているのを初めて確認した。空母の速力に合わせ、燃料補給などによって艦隊の行動範囲を大きく広げるとみられる。防衛省は、…
2019/06/12