政治・経済 訪米も打開策見えず 玉城知事「内憂外患」 米軍普天間飛行場の辺野古移設問題で、玉城デニー知事が11日から訪米して反対を訴える意向を表明した。6日には菅義偉官房長官との面会も予定されており、日米両政府への直接的な働き掛けを強める。ただ、こうした反対行動は翁長雄志前知事の時代から何度も繰り返されており、玉城氏独自の戦略や打開策は見られない。知事が辺野古反対の公約に邁(まい)進していることをアピールするためのセレモニーと化しているのが内実と見… 2018/11/06
政治・経済 予算否決なら実施厳しい 辺野古県民投票で石垣市長 石垣市の中山義隆市長は5日、県庁で玉城デニー知事と面談後、報道陣の取材に応じ、辺野古移設の是非を問う県民投票について、市議会が県民投票の予算案を否決した場合、実施に向けた予算が組めないとして「事業を執行できない。厳しいと思う」と述べ、実施が難しいとの考えを示した。 県民投票の選択肢について「疑問が残る。県と意見がかみ合わないところがある」と語った。今後の対応については「議会の意見が尊重されると… 2018/11/06
政治・経済 菅氏、玉城知事と来週会談 辺野古工事再開巡り 菅義偉官房長官は2日の衆院予算委員会で、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を巡り、玉城デニー県知事と来週にも会談する意向を示した。「来週、日程が合えば虚心坦懐(たんかい)に話を聞きたい」と述べた。普天間飛行場の早期返還を目指す政府方針を説明して理解を求める考えだ。 2018/11/03
政治・経済 中山市長、県民投票を疑問視 県「全市町村で実施を」 米軍普天間飛行場の辺野古移設の是非を問う県民投票に向け、県の池田竹州知事公室長らは2日、県から投開票事務を受託するかどうか態度を保留している石垣市を訪れ、中山義隆市長に協力を要請した。石垣市議会は県民投票に反対する意見書を議決しており、中山市長は「私自身もクエスチョンマークだ」と県民投票の意義を疑問視。今後の対応については「議員と相談する」と述べた。県は全市町村で県民投票を実施することを目指して… 2018/11/03
政治・経済 補正予算など可決 実施済み専決処分に疑問も 与那国町議会 議長が決まり正常化した与那国町議会(前西原武三議長)は1日、9月定例会本会議を開き、2億8864万円を追加する平成30年度町一般会計補正予算、条例の一部改正、監査委員の選任同意など7件を原案通り可決した。また既に町から提出されていた教育長人事に関する専決処分は取り下げられた。 一方、同補正予算の書類とともに配布された、10月12日実施の専決処分書について、田里千代基氏が「緊急でないものも入って… 2018/11/02
政治・経済 浦添運動公園に除草剤散布 市が陳謝「あってはならない」 浦添運動公園(ANASPORTS PARK浦添)内の遊具広場に除草剤がまかれていたとして、松本哲治浦添市長は1日午前、記者会見を開き「周辺住民や公園利用者に多大なるご心配とご迷惑をお掛けし、深くお詫び申し上げる」と陳謝した。子どもが寝転がったり、落ちたものを口に入れたりする可能性もあると危ぐ。「公園で除草剤の使用・散布はあってはならいこと。深く反省している」と述べた。 2018/11/02
政治・経済 県民投票推進課を新設 玉城知事「全国的にも注目」 県は1日、米軍普天間飛行場の辺野古移設の賛否を問う県民投票の実施に向け、担当課として「県民投票推進課」を新設した。職員は12人で、知事公室に置く。多くの職員が他の部署の職務を兼務しており、課長は渡嘉敷道夫基地対策統括監が務める。県民投票実施のための広報、県内市町村との連絡、調整に当たる。同日午後には玉城デニー知事が職員に辞令を交付した。 玉城知事は「県民投票は県民から直接請求されたもので、間接… 2018/11/02
政治・経済 「しらみづ」製造本格化 石垣の名水、観光客需要に期待 県内一高い於茂登(おもと)岳のふもとにある石垣島名蔵白水地区で、地下水からつくったミネラルウォーター「石垣島の名水 『しらみづ』」の製造が本格化している。有限会社しらみず開発(仲間稱社長)が、石垣市地域創生総合戦略の一環として現地に工場を建設した。「しらみづ」は軟水で「まろやかな口当たりとさっぱりした風味」(同社)が特徴。石垣島の新たな特産品として、増加する観光客などの需要が期待される。 市は20… 2018/11/02
政治・経済 反対派、辺野古海上でもみ合い 工事再開で抗議活動激化 「沖縄の民意を無視するのか」。米軍普天間飛行場の移設に向け、約2カ月ぶりに埋め立て関連工事が始まった、1日の名護市辺野古。抗議に集まった反対派は、政府へ怒りをぶつけた。阻止しようと動き回るカヌー、厳戒態勢を敷く海上保安庁のゴムボート群。埋め立て予定海域で、双方がもみ合った。 辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前では午前8時すぎから、約30人が座り込み。「土砂搬入止めろ」などと書いたプラカー… 2018/11/02
政治・経済 与党から議長選出 投票99回目で決着 異常事態収束 与那国町議会 与那国町議会(定数10)は10月31日、本会議を午前10時から開き議長選挙を行い、通算99回目となる無記名投票の結果、前西原武三氏(64)が10票を獲得し、全会一致で議長に就任した。1カ月以上続いた異常事態はようやく収束した。与党は30日夜の協議で議長を出すことを決定。前西原氏は議長就任あいさつで「苦渋の選択」と述べており、野党に対するしこりがまだあることをうかがわせた。今後は議長選の焦点となっ… 2018/11/01
政治・経済 新空港拡張とアクセス道早期開通を 石垣市議団が県に要請 石垣市議会(平良秀之議長)の市議団6人は11月31日、新空港アクセス道路の早期開通・全面供用開始と新石垣空港拡張の2件を県に要請した。アクセス道路は、新石垣空港の開港を見据え、物流・交流の活性化や既存道路の混雑、事故の低減を図るために整備が計画されたが、平良議長は「当初2016年度に開通するはずだったが、延期されて2019年度になった。さらに新聞報道によれば2022年まで延びる」と繰り返し延期さ… 2018/11/01
政治・経済 来年4月までに県民投票 県、きょう担当課新設 石垣市議会は反対伝える 県は10月31日、「辺野古米軍基地建設のための埋め立ての是非を問う県民投票条例」を公布した。同条例に基づき、米軍普天間飛行場の辺野古移設の是非を問う県民投票が来年4月末までに投開票される。県は1日、県民投票推進課を知事公室内に設置する。一方、石垣市議会(平良秀之議長)の要請団は同日、県庁を訪れ、県民投票に反対する意見書を提出した。 2018/11/01
政治・経済 きょうにも議長決定か 町長、人事案の専決には難色 与那国町議会 議長不在が続く与那国町議会(定数10)は30日、本会議を午前10時から開いたが、与党が外間守吉町長と協議するため休憩を申し入れたため、この日は議長選出は行なわれなかった。話し合いでは、外間守吉町長が与党から議長を出すための条件としていた教育長の専決処分について難色を示した。これを受けて与党は31日に議長を決めるという方針を示しており、議長選出問題は大詰めを迎えた。 2018/10/31
政治・経済 辺野古工事 年内に土砂投入 政府、あすにも関連工事 知事反発、法廷闘争も 石井啓一国土交通相は30日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古沿岸部への移設を巡り、県による埋め立て承認撤回処分の効力を一時停止すると決定した。これを受け政府は年内に土砂投入に着手する方針を固めた。政府筋が30日、明らかにした。準備として来月1日にも関連工事に踏み切る方向だ。安倍晋三首相は衆院本会議で、国交相判断の妥当性を強調。県は効力停止を不服として第三者機関に審査を申し出る構えで、法… 2018/10/31
政治・経済 知事が首長に協力要請へ 県民投票「意義重い」 玉城デニー知事は29日、視察先の宜野湾市で報道陣の質問に答え、米軍普天間飛行場の辺野古移設の是非を問う県民投票について「全ての市町村が県民投票を行っていただくよう協力をお願いしたい」と強調。慎重な姿勢を示している自治体について、知事自ら首長に協力を要請する考えを示した。 県民投票の意義について「重いし、大きい」と述べた。 県民投票をめぐっては、石垣市議会が反対する意見書を可決したほか、投開票… 2018/10/30
政治・経済 きょうにも決着か 議長空席1カ月超える 与那国町議会 与那国町議会の議長選を巡り、外間守吉町長は29日、与党が議長を出す条件として提示した町による教育長の専決処分が法的に可能かどうか、県当局に意見を求めるため職員を県に派遣した。30日に職員が戻るのを待って外間町長が専決処分に踏み切ることも予想され、議長選出問題は決着する可能性が出てきた。 一方、同町議会は同日、引き続き本会議を開き、議長選出を行ったが、この日も決まらなかった。投票は5回行なわれ、… 2018/10/30
政治・経済 飛行禁止明文化を要望 米軍機部品落下場所を視察 玉城知事 玉城デニー知事は29日、宜野湾市を訪れ、昨年末に米軍普天間飛行場所属ヘリから部品が落ちたと訴える緑ケ丘保育園と、ヘリの窓枠が校庭に落下した普天間第二小を就任後初めて視察した。視察後、記者団に「米軍機が(学校などの)上空を飛ばないとの条件を設定し、約束事項として明文化すべきだと思った」と述べた。同飛行場の運用停止に向けた政府と県などによる「普天間飛行場負担軽減推進会議」の早期開催の必要性も指摘した… 2018/10/30
政治・経済 陸自駐屯地、年度内着工へ 石垣、アセスメント条例回避 石垣市での陸上自衛隊の部隊配備計画を巡り、防衛省は29日までに、本年度内に駐屯地の造成工事に着手する方針を固めた。政府関係者が明らかにした。大型土地造成を伴う事業は来年度以降の着工だと県の環境影響評価(アセスメント)条例の対象になり、全体の整備に遅れが生じるのを避ける狙いがある。 中山義隆市長は7月、配備を受け入れる考えを正式表明する一方、周辺地区では「静かな生活環境が壊れる」として反対運動が… 2018/10/30
政治・経済 住民投票求め署名活動へ 陸自配備計画で住民団体 防衛省が石垣市平得大俣地区で計画する陸自配備計画について、石垣市住民投票を求める会(金城龍太郎代表)は29日、県庁で記者会見し、配備計画の賛否を問う住民投票を行う条例の制定を求め、署名活動を行うと発表した。署名開始は31日からで、11月末までの1ヵ月間に有権者の約4分の1に相当する1万筆の署名集めを目指す。防衛省は本年度内に駐屯地の造成工事に着手する方針を固めているが、同会は「水源や周辺環境の保… 2018/10/30
政治・経済 玉城知事、県民投票の意義評価 請求者喜び「誇らしい」 県議会で県民投票条例が可決されたことを受け、玉城デニー知事は26日、「県民が辺野古移設に対する意思を明確に示すことができる」と意義を評価した。今後は県民投票の広報活動を展開し、投票事務を行う各市長村と緊密に連携を図る考えを示した。 条例制定の請求者の1人で、実際に署名集めを行った元山仁士郎氏はこの日、県議会の審議を傍聴。採決後「制定できたのはうれしい。一人が動いたことで条例が制定され、県民全員… 2018/10/27