国際 「軍民共用」「共同使用」拒否 知事、妥協排し辺野古反対 政府と県の対立が膠(こう)着状態に陥っている米軍普天間飛行場の辺野古移設問題を打開するため、中谷元・元防衛相が移設後に建設される滑走路の「軍民共用」や、自衛隊と米軍の「共同使用」を提唱している。これに対し玉城デニー知事は、3日の中谷氏との会談で「無理だ」と一蹴。改めて辺野古移設の中止を求めた。辺野古沿岸では埋め立て工事が進むが、玉城知事は一切の妥協を拒否する強硬姿勢を崩しておらず、政府との対立が… 2020/07/05
国際 尖閣戦時遭難者を悼む 遺族会 戦後75年の節目に 終戦間際の1945年7月3日に起きた「尖閣列島戦時遭難事件」の今年の慰霊祭が3日、石垣市舟蔵の慰霊之碑で営まれた。戦後75年の節目を迎える中、新型コロナウイルスの影響で縮小開催となった。 2020/07/04
国際 4段階の警戒レベル設定 玉城知事 新規感染者37人で「流行」 県は新型コロナウイルス感染症の流行第2、第3波に備え、医療提供体制や県内の感染状況に応じた4段階の警戒レベルを設定した。1週間の新規感染者が合計で37人になった日を「感染流行期」に移行する基準日とし、3日後に緊急事態宣言を発令する。宮古・八重山は離島であるため、沖縄本島とは別に警戒レベルの段階を変動させる。2日午後に玉城デニー知事が会見し、発表した。 2020/07/03
国際 中国船尖閣追尾を説明 沖縄政策研究フォーラム 日台経済交流深化で対抗も 日本沖縄政策研究フォーラム(仲村覚理事長)は28日午後、那覇市内で「アフターコロナの尖閣・沖縄防衛」と題し報告会を開催した。中国海警局の船が尖閣諸島周辺の海域で漁船を追尾した問題や、中国政府の外交戦略を仲村氏や石垣市の砥板芳行市議が説明。「沖縄日台経済安全保障研究会(仮称)」を設立し、中国による県内経済への侵略リスクの研究と県民への広報、日台経済交流の深化による対抗策を政府に要請することも決まっ… 2020/06/29
国際 5月観光客95.8%減 石垣市、下げ幅過去最大か 石垣市への5月の入域観光客は5387人で前年同月より95・8%減ったことが分かった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で減少率は過去最大と見られる。 市によると、5月は1万2828人と大幅に落ち込んだ前月をさらに下回った。過去最少かどうかについては「統計資料が膨大で現時点では分からないが、記録的な少なさなのは間違いない」(市観光文化課)としている。 2020/06/25
国際 コロナの恐怖 マラリアに重ね 追悼式で遺族「生き地獄」 沖縄戦末期、軍の作戦展開に伴い、石垣島、西表島の住民が山間部に避難し、約3600人がマラリアで死亡した「戦争マラリア」の歴史を伝えようと、八重山戦争マラリア犠牲者追悼式(主催・石垣市)が慰霊の日の23日、バンナ公園の犠牲者慰霊之碑前で開かれた。世界的に蔓延する新型コロナウイルスとマラリアの恐怖を重ね合わせ、改めて平和な世界の到来を祈った。 2020/06/24
国際 沖縄戦終結75年、平和誓う 「慰霊の日」被爆地と共有 沖縄は23日、太平洋戦争末期の沖縄戦で命を落とした20万人超を悼む「慰霊の日」を迎えた。75年前のこの日、旧日本軍が組織的戦闘を終えたとされる。最後の激戦地、糸満市摩文仁の平和祈念公園で、県などが主催する沖縄全戦没者追悼式が営まれた。玉城デニー知事は平和宣言で、人類史上他に類を見ない惨禍を経験した被爆地の広島、長崎と「平和を願う心を共有する」と訴え、恒久平和を誓った。 2020/06/24
国際 中国船が4時間追尾 漁船2隻、尖閣海域から帰港 尖閣諸島海域に出漁した八重山漁協所属の漁船「桜丸」「恵美丸」が22日午前、石垣島の登野城漁港に戻った。乗組員によると、21日に尖閣周辺の領海から離れた際、尖閣諸島周辺にいた中国公船4隻に約4時間追尾されたという。海上保安庁の巡視船が漁船を警護し、乗組員にけがはなかった。 2020/06/23
国際 尖閣改名で国民党〝攻勢〟 議案通過すれば上陸 台湾 石垣市による尖閣諸島の字名変更案をきっかけに、台湾の野党・国民党が蔡英文総統と与党・民進党に〝攻勢〟をかけている。民進党はこれまで通り台湾の領土である立場を繰り返すのみだが、国民党は蔡英文政権を批判するとともに、日本に抗議することを要求。さらに国民党所属で尖閣諸島を管轄する宜蘭県の県議は同諸島へ向かい上陸して台湾の主権を示す考えを表明している。台湾の中央通訊(電子版)が伝えた。 2020/06/15
国際 中国船航行、過去最多ペース 1~4月、コロナ禍でも続く侵入 尖閣周辺 石垣市の尖閣諸島周辺海域を航行する中国公船「海警」の航行日数と延べ隻数が、今年1月から4月まで過去最多のペースで推移していることが海上保安庁のまとめで分かった。「海警」は尖閣周辺にほぼ常駐する態勢を構築し、警備に当たる海保の巡視船と対峙している。今年に入り、世界的に新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化しているが、中国が東シナ海や南シナ海で勢力拡張を図る動きには影響しておらず、日本は引き続き困難な… 2020/05/05
国際 蘇澳鎮児童ら「石垣頑張れ」 心温まる動画メッセージ 石垣市と姉妹都市を結ぶ台湾蘇澳鎮の関係者らは新型コロナウィルス感染症の感染者が発見された石垣市を励まそうと、20日のテレビ会議で応援ビデオメッセージを届けた。 李明哲蘇澳鎮長が「姉妹都市蘇澳鎮の心と、皆様の心のつながりでコロナウィルスに打ち勝てるよう祈っています。頑張って」と激励のあいさつ。 動画では、石垣市教育委員会との国際教育交流に参加した岳明國民小学、南安國民小学、文化國民中学、蘇澳鎮國… 2020/04/21
国際 アリババがマスク寄贈 中国大手、県医師会に1万枚 中国EC企業アリババグループの創業者、ジャック・マー(馬雲)会長から日本医療国際化機構を通じて沖縄県医師会(安里哲好会長)にマスク1万枚が届いた。19日午後、同医師会でマスクが公開され、宮里達也副会長は「各地区の医療機関に送り、有効に活用していきたい」と述べた。 アリババは合計100万枚のマスクを日本に送っており、中国のSNS・微博(ウェイボー)で「必要とする人の助けになることを望む。アリババ… 2020/03/21
国際 国際通りで外国人客激減 新型肺炎の影響広がる 那覇 中国・武漢から世界中に感染が広がった新型コロナウイルスによる悪影響が沖縄観光に打撃を与えている。普段、外国人観光客でにぎわう那覇市の国際通りも、7日夕は人通りがまばら。雑貨店の女性店員(36)は「日本人しかいない」と話し、居酒屋の男性店員(68)は「外国人客は平日で7割減った」と力なく答えた。 2020/03/08
国際 与那国町西崎に記念碑 「人間の歴史にも触れて」 3万年前の航海プロジェクト 台湾―与那国間の丸木舟での実験航海「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」の成功を記念し、独立行政法人国立科学博物館(林良博館長)が4日、国境の海を望む日本の最西端、与那国町の西崎(いりざき)灯台の脇に記念碑を建立した。プロジェクトの代表を務めた同館の海部陽介人類史研究グループ長は「日本の最西端で海を見てほしい。祖先たちが海を渡って来たことは非常に感慨深い。沖縄の素晴らしい自然に加え、ぜひ人間の… 2020/03/07
国際 北方領土「一日も早い返還を」 石垣第二中教諭の公開授業も 県民大会 第39回北方領土返還要求沖縄県民大会中部大会(主催・同県連絡協議会)が8日、沖縄市で開催された。大会は2部構成で、第1部の式典では大会宣言が読み上げられ、ロシアに対し一日も早い北方領土の返還を要求した。第2部では、公開授業が行われ、講師として石垣第二中の豊見本宏樹教諭が授業を行い、北方領土の基礎知識を生徒に教えた。また、大会には北中城中学校から約50人の生徒が参加した。 豊見本教諭は、過去に結… 2020/02/11
国際 沖縄と台湾の架け橋に 留学必要情報伝える 美らすい 台湾留学に必要な情報を伝える交流会「台湾留学のすすめin石垣」(主催・台湾交流促進団体美らすいin石垣応援団)が4日夜、市結い心センターで開催された。市民ら約70人が来場し、大学申請の流れや注意点、各種奨学金などについて知る機会を得た。沖縄と台湾の架け橋を目指す美らすいのメンバー(全14人)で、台湾師範大学4年生の與那彩海さん(23)は「返済不要の奨学金があるなど、知っているからこそできる選択が… 2020/02/06
国際 首相の台湾言及に拍手 蔡総統、日本語で「うれしい」 20日の施政方針演説で、安倍晋三首相が東京五輪・パラリンピックに参加する選手団のホストタウンを「岩手県野田村は台湾」と紹介すると、議場内から大きな歓声と拍手が起こった。これを受け、台湾の蔡英文総統は21日のツイッターに「『台湾』という言葉が日本の国会で大きな拍手を浴びたのは実に嬉(うれ)しいことです!」と日本語で書き込んだ。 蔡総統は、たびたびツイッターに日本語で投稿しており、日本重視の姿勢を… 2020/01/22
国際 日本漁船の操業継続を歓迎 パラオ天然資源相に知事 来県中のパラオ共和国のフレミング・ウミ―・センゲバウ天然資源・環境・観光大臣は15日、県庁に玉城デニー知事を訪れた。玉城知事は、パラオの排他的経済水域(EEZ)内で沖縄の漁船が引き続き操業できる協定が締結されたことを歓迎し、今後の連携強化を目的に、水産技術の交流に関する覚書(MOU)の早期締結に意欲を見せた。 日本はパラオの領海を除くEEZ内で漁船が操業できるよう、パラオと協定を定期的に締結し… 2020/01/16
国際 隊員「緊張感持ち情勢把握」 海自中東派遣 家族の見送り受け出発 海上自衛隊の那覇航空基地(那覇市)で11日に開かれた中東海域に派遣されるP3C哨戒機の出発式には、緊張が高まる地域での任務を前に、張り詰めた空気が漂った。派遣に反対する沖縄の市民団体は、批判を強めた。 出発式に河野太郎防衛相が現れると、カーキ色の服と帽子を着用した隊員約60人が敬礼し、河野氏の訓示に直立不動で聞き入った。 河野氏は見送りのため集まった家族らに「今回から新たな任務が付け加えられ… 2020/01/12
国際 海自哨戒機中東へ出発 第1陣、20日から活動 海上自衛隊のP3C哨戒機2機は11日、中東海域での情報収集活動に当たるため、那覇航空基地(那覇市)を出発した。河野太郎防衛相による派遣命令を受けた第1陣で、20日から現地で活動を始める。防衛省設置法の「調査・研究」に基づく初の海外への長期派遣。期間は約1年とし、延長も可能だ。河野氏は訓示で「大きな意義がある」と強調したが、米国とイランの対立で緊迫した情勢が続く中、偶発的衝突に巻き込まれるリスクを… 2020/01/12