芸能・文化 獅子でコロナ邪気払い 虎と龍、旗頭4旒奉納 石垣字会 石垣字会(森永用朗会長)は9日午前、宮鳥御嶽で豊年祭オンプールを開催し、今年の豊年に感謝する「フバナアギ」と来年の豊作祈願の「エンニガイ」を行なった。またコロナ禍を転じようと、旗頭は例年より2旒(りゅう)多い4旒を奉納。「コロナ邪気払い」の意味を込めて獅子舞を力強く奉納し、字民の無病息災を願った。 2020/08/10
芸能・文化 新型コロナの終息祈願 恐慌時の旗「弥勒」翻る 登野城字会 石垣市の登野城字会(新城浩健会長)のオンプールが8日、地域内にある2カ所の御嶽で行われた。1旒(りゅう)だけ用意された旗頭は、幸福を呼び込む「雉牡丹」。旗文字は、恐慌時に掲げ災禍を払うとされる「弥勒世」を掲げ、新型コロナウイルスの早期終息も祈った。 「弥勒世」の旗文字は通常、12年に1度の結願祭に掲げられるが、豊年祭では、干ばつがあった2012年以来8年ぶり。字会の評議員会で、新型コロナの感染… 2020/08/09
芸能・文化 安居嶽でオンプール 新調した旗頭を奉納 2020年度真栄里村豊年祭・オンプールが7日午後、ことし8月に整備された安居(あんぐん)公園内の安居嶽で開かれた。新型コロナウイルスの影響で規模を縮小し、関係者らで祭祀のみが厳粛に執り行われた。 2020/08/08
芸能・文化 むき出しの闘志に感嘆 「イベント成功への第一歩に」 八重山闘牛組合 4連休の最終日となる26日、石垣市登野城の八重山闘牛場で「コロナに負けるな‼観光闘牛」(主催・八重山闘牛組合)が行われた。入口で検温と手指消毒を受けた観光客など、約300人(主催者発表)が来場し、闘牛の雄叫びや闘志をむき出しにした激しいぶつかり合いに、驚きと感嘆の声を上げた。 2020/07/27
芸能・文化 種子取祭、奉納芸能の中止決定 竹富島、国の重要無形民俗文化財 竹富公民館(内盛正聖館長)は19日、臨時議会を開き、今年の種子取祭(タナドゥイ)の奉納芸能を中止することを決議した。新型コロナウイルス感染拡大防止のため。神事、儀式は島内在住者のみで催行する。今年の種子取祭は10月8~17日。 2020/07/22
芸能・文化 VERA継続へ意欲 石垣で署名活動を計画 八重高生有志 国立天文台水沢VLBI観測所(本間希樹所長)=岩手県奥州市=を拠点とするVERAプロジェクトの継続を叶えようと、八重山高校の生徒が署名活動へ向け動き出している。 2020/07/19
芸能・文化 島の魅力 動画でPR 観光回復の推進に YVB 八重山ビジターズビューロー(YVB)は29日、八重山諸島の魅力を伝える動画「島色、無限大∞」を発表した。 動画は石垣島や竹富島、西表島などを①海洋②自然・動植物③文化・芸能④食⑤島の人たち・島々の個性⑥風情⑦工芸・陶芸⑧星―の8つのテーマで映像と音楽で伝えている。 2020/06/30
芸能・文化 部内検討会議で課題整理 新博物館建設へ市教委 石垣市教育委員会は、新八重山博物館建設に向けた部内検討会議を7月中に設置する方針を固めた。部課長級や係長級の職員9人で組織し、事業推進の手法などの課題を整理する。石垣安志教育長は26日の市教委定例会で「新博物館建設に向けた第一歩となる」と述べた。事務局を担う八重山博物館(砂川栄秀館長)は「早ければ年内にも検討結果を教育長に報告したい」としている。 2020/06/29
芸能・文化 復元に向け進ちょく確認 玉城知事が首里城視察 玉城デニー知事は25日午後、昨年10月末に火災で正殿などを焼失した首里城を訪れ、6月12日に一般公開が再開した有料区域内の修復状況や正殿跡にある地下遺構などを視察した。視察後の会見で玉城知事は「復元に向けて着実に工事が進んでいることが確認できた。復元途中の今しか見ることができない首里城も感動を与えてくれる」と強調し、大勢に足を運んでほしいと呼び掛けた。 2020/06/26
芸能・文化 奉納芸能77年ぶり中止 4カ字豊年祭、規模縮小 新型コロナ 新川字会の金城文雄会長は28日、8月8~9日に予定されている今年の豊年祭について、新型コロナウイルス感染拡大防止のため規模を縮小して神事を中心に開催し、奉納芸能や祝典などは中止すると明らかにした。新川字会が石垣、登野城、大川の各字を招待する2日目のムラプールについても、今年は招待を取りやめ、新川単独で開催する。新川字会によると、4カ字の豊年祭で奉納芸能などが中止になるのは77年ぶり。八重山最大の… 2020/05/29
芸能・文化 「首里城復元の参考に」 彫刻の下絵など寄贈 平成の首里城復元(1992年)時に木彫を担当した彫刻家・故今英男氏の資料を保有する村上弥生さん(55)=石川県在住=は24日午後、同氏の資料約500点を県に寄贈した。 寄贈されたのは首里城正殿などにあった彫刻の下絵や作業メモ、作業時の写真ネガ。今氏は正殿の木彫を担当しており、資料の中には実物大の龍の彫刻の下書きもあった。また、作業中の写真や今氏を取材した北陸地元紙記事の切り抜きなどもあった。 2020/03/25
芸能・文化 人頭税の歴史学んで うえちさん、与那国で著書贈呈 宮古島出身の歌手、うえち雄大さんがこのほど、与那国島を訪れ、人頭税廃止までの苦闘を描いた著書「宮古島人頭税物語第2弾 夢の扉」を島内の全小中学校5校に贈呈した。 うえちさんは、宮古、八重山だけに課された過酷な人頭税の歴史を掘り起こし、ライフワークとして人頭税廃止に尽力した中村十作や城間正安らの顕彰に取り組んでいる。 贈呈に当たり「夢に挑戦する若者たちの応援にでもなればと願う。与那国島の子ども… 2020/03/08
芸能・文化 沖縄文化芸術を支える 環境形成推進事業 現代アートや写真も対象 県内の文化芸術活動が持続的に発展する環境を形成するという目的に沿った取り組みを県内文化関係団体から公募する「2020年度沖縄文化芸術を支える環境形成推進事業」(主催・公益財団法人沖縄県文化振興会)の説明会が2月29日午前、大濱信泉記念館多目的ホールで開かれた。 同事業では「文化芸術活動の継続・強化に向けた運営上の課題解決を図る取り組み」(補助金額上限500万円)などを公募。採択されれば県からの… 2020/03/02
芸能・文化 石垣島方言を後世へ 宮城信勇氏を偲ぶ会 八重山方言研究に尽力した宮城信勇先生を偲(しの)ぶ会(主催・同実行委員会)が24日午後、アートホテル石垣島で開かれ、親類や教育関係者、八重高17期、文化協会、新川字会など関係者ら約130人が集って故人を偲んだ。宮城信勇氏は1977年に「八重山ことわざ辞典」、2003年には1万7千を超える方言を集めた「石垣島方言辞典」を完成させた。昨年9月16日老衰のため数え100歳で他界した。 実行委員会の石… 2020/02/25
芸能・文化 遺物から約500点を展示 西原町で首里城正殿跡出土品展 首里城正殿跡の発掘調査から出土した遺物を展示する「首里城正殿跡出土品展」が18日、西原町の県立埋蔵文化財センター企画展示室で始まった。5月10日まで。 県教育委員会が1985年に行った正殿跡の発掘調査で見つかった首里城の欄干や龍柱のかけら、正殿の遺構や建築部材などから見つかった海外製の陶磁器や県産の瓦など約500点が展示されている。 29日午後1時半からは沖縄国際大学総合文化学部教授の上原靜… 2020/02/19
芸能・文化 當間氏、登野城ユンタ会を表彰 宮良當壯賞で授賞式・祝賀会 第3回宮良當壯賞(主催・八重山日報社、同賞選考委員会)の授賞式と祝賀会が15日午後3時から、アートホテル石垣島で開かれ、元県立博物館館長の當間一郎氏(81)と登野城ユンタ保存会(波照間永紘会長)が表彰された。会場には関係者が詰めかけ、當間氏と同会の受賞を祝った。 2020/02/16
芸能・文化 小池美寿々さん最優秀賞 島唄者コンで民謡披露 浦添市 18歳以下を対象に、島唄としまくとぅば(沖縄方言)の継承発展を図るイベント「第3回Uー18島唄者コンテスト」(主催・県文化協会)が15日午後、浦添市の国立劇場おきなわで開催され、16人が民謡を披露。石垣市在住の小池美寿々さん(10)=登野城小4年=が「あがろうざ節」を歌い、最優秀賞を受賞した。 小池さんは初出場。師匠で祖母の河上美奈子さんの指導を受け、2歳ごろから歌や踊り、小学校2年生から三線… 2020/02/16
芸能・文化 長田御嶽の鳥居建て替え 33年ぶり、木造にこだわる 石垣市の長田御嶽に祀られている長田大主の子孫・長栄姓門中の人々の見守る中、33年ぶりに鳥居の建て替えがこのほど行われた。 宮大工の宮良善嘉さんらが新しい鳥居建立の作業を担当した。上質なひのきを使用し、風格のある鳥居が完成した。現在ではコンクリート製の御嶽が多いが、長田御嶽は唯一木造にこだわっている。 八重山の神職のトップにあたる大阿母(ホルザー)24代目の石垣博子さんが取り替え式で祈願を務め… 2020/02/14
芸能・文化 後生の正月で祖先供養 郡内各地で十六日祭 正月元旦の「イチミ(生身)の正月」に対し、「グソー(後生)の正月」と言われる祖先供養の祭り「ジュルクニチー(十六日祭)」が、旧暦1月16日に当たる9日、郡内各地の墓地で行われた。墓前では家族、親族が果物や酒などを供え、オードブルなどを囲みながら歓談する姿が見られた。 気象庁によると、この日の正午の気温は17.4度。朝から曇り空で、時折小雨がパラついた。墓地周辺の道路沿いには駐車している自動車が… 2020/02/11
芸能・文化 那覇市の同窓生「友情のあかし」 豊平峰雲さん書、市に寄贈 昨年77歳で他界した石垣市出身の書道家・故豊平峰雲さん(本名・信則)(1942年~2019年)の同窓生で、書を所有する松本清一さんが4日午後、経営する那覇市の居酒屋「かーらやま」で石垣市の中山義隆市長に作品6点を寄贈した。 「かーらやま」には豊平さんと、先輩で市出身のジャーナリスト、三木健さんがよく来店していたという。書6点は豊平さんが店内で書いた。 三木さんによると、豊平さんが酒を飲んだ際… 2020/02/05