芸能・文化 地域ぐるみで長寿祝う 大浜でカジマヤーパレード 大浜地区の数え年97歳の長寿を祝う子年カジマヤーパレード(主催・大浜公民館)が3日午前、大浜公民館を発着点に行われ、カジマヤーを迎えた島仲富子さん、大工真吉さん、大和ヤイさんの長寿を祝い、字民総勢約1000人(主催者発表)が参加した。 パレードは大浜小学校全校生徒311人による隊列を先頭に、カジマヤーの3人がオープンカーに乗り込み、それぞれの家族が続いた。大浜公民館前をスタートし、沿道からは地… 2020/02/04
芸能・文化 人間国宝、打楽器競演 和と琉に300人聞き入る 比嘉、大倉両氏が記念公演 「『琉球古典芸能~能楽』八重山に集う~比嘉聰・大倉源次郎 人間国宝認定記念公演~」(主催・同実行委員会)が17日夜、石垣市民会館大ホールで開催された。市民ら約300人が来場し、人間国宝による打楽器の「和(鼓)」と「琉(太鼓)」の競演に聞き入った。 2020/01/19
芸能・文化 伝統芸の所作など体験 組踊等教育普及事業 白保中でワークショップ 2019年度「組踊等教育普及事業」組踊ワークショップ(主催・県教育庁文化財課)が16日午後、石垣市立白保中学校(﨑山晃校長、生徒59人)で行われた。県立芸術大学琉球芸能専攻OB会メンバーの7人が同校を訪れ、全校生徒に座り方などの所作や「女物狂」での台詞「唱え」の方法を手ほどきし、生徒は伝統文化を楽しく体験、継承した。 ワークショップでは、OB会メンバーが組踊300年の歴史の概要を説明し、「唱え… 2020/01/17
芸能・文化 威勢よく旗頭初興し 石垣字会、健康を祈願 石垣字会は、今年の健康と平和を願う新年の旗頭初輿(おこ)しを2日午前、宮鳥御嶽前庭で行った。神司による年頭祈願のあと、住民約30人が威勢良い掛け声とともに旗頭を持った。 地元の子どもたちがしめ太鼓やパーランクーを叩き、御嶽周辺は新年の始まりのおめでたい雰囲気に包まれた。 パーランクーを持った1歳の娘、みのりちゃんを抱いて参加した玉代勢梓さん(36)は「これをやると新年が始まったなと思う。健康… 2020/01/06
芸能・文化 年の瀬、レコードで〝第九〟 佐久川さん「音質温かい」 年末恒例の「第九」を歴史的名演奏で―。プロデュース海の第11回年の瀬レコードコンサートが28日、石垣市立図書館視聴覚室で開かれ、訪れた人たちがベートーベンの「交響曲第九番」をレコードで鑑賞した。CDやインターネットの音楽配信の時代になり、一般人がレコードを耳にする機会は少なくなっている。プロデュース海を主宰する佐久川広海さん(75)は「レコードの温かい音質を楽しんでほしい」と話した。 2019/12/29
芸能・文化 首里城再建へ思い込め 勤王流八重山舞踊保存会 川井会主が独演会 勤王流の川井民枝氏が踊る八重山舞踊・第11回独演会「踊り清冽」(主催・勤王流八重山舞踊保存会無錆之会)が25日夜、那覇市内で開催された。10月末に炎上した首里城の再建、復興を支援するチャリティー公演としても上演され、ゲスト出演した八重山うた大哲会の大工哲弘氏が自作のでんさ節を披露。正殿消失の悲しみを歌に込め、再建に向けて県民が立ち上がり、首里城を復興させようという思いがみなぎっていた。会主の川井… 2019/12/28
芸能・文化 家族、地域に恩返し 涙の卒業公演・感謝の夕べ 八重農郷芸部 八重山農林高校郷土芸能部(新城愛結部長、部員28人)が22日午後、全国高等学校総合文化祭「2019さが総文」や国立劇場での優秀校東京公演に出場できたことに対して家族、教師、地域住民などの支援者への恩返しの意を表し、3年生の卒業公演も兼ねた「令和元年~感謝の夕べ~公演」を大川公民館で開いた。会場には保護者や市民ら約200人が訪れ、部員らの心意気と3年生一人ひとりの感謝の気持ちを受け取った。 企画… 2019/12/23
芸能・文化 當間氏に宮良當壯賞 登野城ユンタ保存会も 来年2月に授賞式 八重山日報社(宮良薫社長)は、沖縄の言語、文学、芸能の研究に顕著な実績を挙げ、八重山の祭祀・文化継承に大きな役割を果たした団体・個人に贈る第3回宮良當壯賞に、元県立博物館長の當間一郎氏(81)=那覇市小禄、石垣市の登野城ユンタ保存会(波照間永紘会長)を選んだ。 2019/12/18
芸能・文化 令和最初の正月飾る 市役所にしめ縄贈呈 八重山育成園 社会福祉法人若夏会・多機能型事業所八重山育成園の東金城達三施設長と島内滋恩(じおん)さん(21)が17日午後、同園が製作した特大のしめ縄を石垣市役所に贈呈した。 庁議室で行われた贈呈式で東金城施設長は「毎年、市役所の玄関に飾られるのを利用者も楽しみにしている。また今年もこのしめ縄を飾って新年を迎えて頂きたい」と強調。島内さんは「玄関に飾って、良い正月を迎えてほしい」と願った。 しめ縄を受け取… 2019/12/18
芸能・文化 長田さん(大浜)が最高賞 琉球古典芸能コン舞踊の部で 第54回「琉球古典芸能コンクール(主催・琉球新報社)の舞踊の部で、長田麗菜さん(41)=大浜=が最高賞を獲得した。長田さんは「先生のように、舞台に出るだけでお客さんをくぎ付けにさせたい」と決意を新たにした。昨年に引き続き2度目の挑戦で、長田さんは見事栄冠を獲得した。 2019/12/14
芸能・文化 「大浜村ぬ一日」を披露 大浜中郷土芸能部 県中総文祭 第25回沖縄県中学校総合文化祭(主催・県中学校文化連盟)が7日、浦添市のアイム・ユニバースてだこホールで開幕した。8日まで。大浜中郷土芸能部は、7日に行われた舞台部門1日目午前の部に八重山地区を代表し出演。集まった他地区の生徒らを前に「大浜村ぬ一日」を披露し拍手を受けた。 2019/12/08
芸能・文化 「正月風景を再現したい」 ピキダーやハッカク作製 八重山凧愛好会 八重山凧(たこ)愛好会(仲間清隆会長)が7日、50年近く続いているという「やいまの伝統凧づくり教室」を石垣市平得公民館2階ホールで開いた。仲間会長(71)は「小学生のころには村を覆うほどの凧が揚がっていたが、今では作り方が忘れられている。多くの人が島の凧を作り、昔の正月風景を再現したい」と話した。 教室には市民ら約20人が参加し、植木鉢のような形の「ピキダー」、正方形を二つ組み合わせて8つの角… 2019/12/08
芸能・文化 方言継承の基礎築く トッピング、半嶺さん提案 学習プログラム 琉球大学大学院人文社会科学研究科のマシュウ・トッピングさん(33)と、ラップランド大学教育学部博士課程の半嶺まどかさん(31)が7日午後、八重山方言を継承する基礎を築く学習プログラム「わたしたちのすまむに」の説明会を石垣市立図書館視聴覚室で開いた。 2019/12/08
芸能・文化 県文化功労賞に喜び 8日に合同祝賀会も 2019年度県文化協会賞授賞式が1日、豊見城市立中央公民館で行われ、石垣佳彦さん(81)が功労賞、古謡部会(嵩本安意部会長)が団体賞を受賞したことを受け、4日、文化協会事務所で記者発表を行った。11月18日に行われた県文化功労者賞の登野城米子さん(八重山民俗舞踊保存会)と金城英晧さん(八重山古典民謡保存会)、県しまくとぅば普及功労者賞の石垣市文化協会の受賞と合わせて8日午前11時半から、南ぬ美ら… 2019/12/05
芸能・文化 「建設の気運盛り上げを」 協議会、新博物館構想で指摘 石垣市立八重山博物館協議会(大田静男会長、10人)の今年度第2回会合が3日、同博物館で開かれ、新博物館建設構想に関し意見交換した。財源確保のめどが立っていないため、現段階で建設の具体的な動きはなく、大田会長は「『お金がない』では前に進まない。シンポジウムを開催するなど、いろいろな手法で博物館の大切さを訴えて、建設の気運を盛り上げていくことが求められる」と指摘した。 2019/12/04
芸能・文化 組踊巡回公演に沸く 地元住民の出演も 上演300周年記念 組踊上演300周年記念県内巡回公演・国立劇場おきなわおでかけ公演(主催・県、同実行委員会など)が1日夕、石垣市民会館大ホールで開催された。石垣島でのおでかけ公演は初めて。来場した約950人(主催者発表)は組踊の創始者・玉城朝薫五番の一つ「執心鐘入」と、「組踊版・シンデレラ」を心行くまで堪能し、大満足で会場を後にした。 2019/12/03
芸能・文化 新城さん(那覇市)が優勝 豊見城でデンサ節大会 第五回八重山デンサ節大会(主催・八重農沖縄みずほ会実行委員会)が11月30日夜、豊見城市で開催され、新城まやさん(18)=那覇市=が優勝した。新庄さんは祖父が作詞したデンサ節を感情豊かに歌い上げ、来年竹富町で開催されるデンサ節大会への出場も決めた。 デンサ節は、西表島上原の発祥とされる八重山を代表とする教訓歌。新城さんはデンサ節をたたえ、島言葉で歌い継ぐ喜びを歌った。大会後、「感情は複雑で言葉… 2019/12/03
芸能・文化 圧巻 合格者晴れ舞台 独唱、斉唱など格調高く 古典音楽コンクール 第42回八重山古典音楽コンクール発表会(主催・八重山古典音楽協会、後援・八重山広域市町村圏事務組合、八重山日報社)が11月30日夜、石垣市市民会館大ホールで開かれ、三線、箏曲、笛、太鼓の各部門で難関を突破した76人が晴れの舞台で磨き抜かれた技量を大いに発揮した。独唱や斉唱などが格式高く繰り広げられ、会場からは大きな拍手が沸き起こった。 2019/12/01
芸能・文化 迫力ある立ち回りに沸く 種子取祭の芸能、本島で上演 石垣仲筋芸能保存会は24日午後、国立劇場おきなわで竹富島の種子取祭で披露される棒術や狂言「鬼捕り」、組踊「父子忠臣」などの各演目を上演した。 竹富島の種子取祭は、国の重要無形民俗文化財に指定され、棒術や舞踊、組踊など約80の芸能が2日間、奉納される。 24日の公演は2部構成で、第1部で棒術「ガシ棒」「鬼捕り」、第2部で「父子忠臣」が上演された。 「鬼捕り」は、本部山に住む人食い鬼の生け捕り… 2019/11/26
芸能・文化 なごみの塔修繕工事始まる 国文化財で竹富島のシンボル 竹富島のシンボルとして親しまれている国指定登録有形文化財の「なごみの塔」の修繕工事がこのほど始まり、同塔がある赤山公園には柵が設置され、立ち入りができなくなっている。 同塔は高さ約4・5㍍の鉄筋コンクリート造り。1953年建立。集落の中心に位置するため赤瓦の町並みを見渡すことができ、観光客にも人気が高かったが、2016年9月より老朽化のため閉鎖され、利用ができなくなっていた。 同塔は文化財の… 2019/11/23