国際 石垣港 国内最大級の巡視船配備 尖閣警備、災害対応で活躍 ヘリコプター搭載型巡視船「あさづき」が12日付で第十一管区海上保安本部に配属され、26日午前、石垣港に初入港した。海上保安庁が所有する最大規模の巡視船で、総トン数6500㌧、長さ150㍍、幅17㍍、ヘリコプター最大2機が搭載可能。石垣市の行政区域である尖閣諸島の警備強化や、大規模災害での活躍が期待される。 午前11時ごろ、乗組員64人を乗せて石垣港に着港。乗組員は港で出迎える保安官と互いに敬礼… 2021/11/27
国際 自衛艦、輸送訓練で入港 トラック搭載し与那国へ 石垣港 防衛省統合幕僚監部(統幕)は19日午後1時ごろ、同日から始まった自衛隊統合演習(実動演習)の一環で、石垣港に輸送艇1隻を寄港させ、トラック1台を与那国島に輸送する統合後方補給訓練(部隊輸送訓練)を行った。民間港を利用した同演習は県内初。 トラックは午後3時半から約30分かけて運び込まれた。作業に取り組んだ自衛隊員は30人程度と見られ、輸送艇は午後5時20分ごろ、与那国島に向けて出港した。石垣島… 2021/11/20
国際 父「忘れ難き記念撮影」子「父思い手を合わせ」親子2代で尖閣上陸 尖閣諸島文献資料編纂会は、父親と親子2代で尖閣諸島に上陸した経験を持つ元南大東島気象台長の正木譲さん(87)=石垣市登野城=の回想をまとめた小冊子「尖閣への想い 遥かなり~父子2代 上陸調査の夢果たす」を発行した。今から53年前の1968年に訪れた尖閣諸島の様子や、気象観測のプロとしての視点から見た尖閣の歴史などがつづられている。 正木さんの父、任(つとむ)さんは石垣島地方気象台の前身である石… 2021/10/11
国際 町長「世界に価値伝える」 自然保護や観光管理に決意 国際教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会が「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」の世界自然遺産登録を決定した26日、竹富町役場仮設庁舎では午後6時半から、西大舛髙旬町長らが最終審議の様子をインターネットで視聴した。 登録決定後は環境省職員や沖縄県出身の著名人らによる祝福のメッセージ、各地域の知事や町長による喜びのコメントがインターネットで配信された。 西大舛町長は「沖縄、日本を超… 2021/07/27
国際 西表きょう世界遺産登録 ユネスコ「生物多様性」審査 オンラインで開かれている国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会は26日に自然遺産候補「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」(鹿児島、沖縄)が審査を受け、登録が決まる見通しだ。 2021/07/26
国際 ウイグル問題「日本の動き鈍い」 中国への非難声明訴え 連盟会長 日本ウイグル連盟のトゥール・ムハメット会長は23日、県庁で記者会見し、ウイグル問題に対する菅義偉政権の対応について「政府の動きが鈍い」と指摘。日本はアジアで最大の自由民主主義国家だと強調し「米国や欧州と足並みを揃え、中国に同じレベルの非難声明を出してほしい」と求めた。 茂木敏充外相は5日、中国の王毅外相に香港やウイグルの人権問題について「深刻な懸念」を伝えたが、トゥール氏は「懸念だけで終わるこ… 2021/04/24
国際 那覇市議会に感謝状贈呈 ウイグル弾圧への抗議決議で 日本ウイグル連盟のトゥール・ムハメット会長は23日、中国への抗議を求める意見書を可決した那覇市議会を訪れ、久高友弘議長に感謝状を贈呈した。 那覇市議会は3月22日、中国によるウイグル人への人権侵害について国に調査と抗議を求める意見書を全会一致で可決した。 中国政府による新疆ウイグル自治区での大規模な恣意的勾留、人権弾圧について、国際社会は深く憂慮していると指摘。日本政府は中国政府に抗議するよ… 2021/04/24
国際 「海自配備を」の声も 海保の警護、漁業者の命綱 海警法施行から3週間 ▽第二海軍 尖閣海域では、漁船に接近しようとする海警局船に対し、巡視船が間に割って入り、漁船をガードしている。漁業者が尖閣海域への出漁を申請した場合、海保は漁船の安全を確保するため、尖閣海域で海警局船の勢力を上回る規模の巡視船を動員している模様だ。 海保の警護は漁業者の命綱。外国船との攻防という極限の緊張にさらされながら、国境の最前線で日本の実効支配を死守している。巡視船に守られて尖閣海域から石垣… 2021/02/22
国際 中国船、搭載武器は水砲 「漁船破壊する威力」 石垣市の尖閣諸島周辺海域で撮影された中国海警局艦船の写真で、赤く塗装された武器は、漁船を放水で攻撃する水砲であることが分かった。 元自衛官の奥茂治氏(72)=那覇市=は、艦船の装備について「水砲は漁船を海上で排除するために使われる武器。赤い塗装の部分はノズルだと思われる」と分析。「水砲でも漁船をぶち抜くことができる。破壊力は大きい」と指摘した。 第十一管区海上保安本部によると、写真の艦船「海警23… 2021/02/05
国際 中国主張「受け入れられず」 字名変更時の抗議で加藤氏 尖閣諸島 石垣市が尖閣諸島の字名を「登野城」から「登野城尖閣」に変更する前、中国駐福岡総領事館から市に再三の抗議があった問題で、加藤勝信官房長官は19日の記者会見で「中国側から外交ルートで独自の主張に基づく申し入れが行われた。尖閣諸島はわが国固有の領土であり、中国側の申し入れは全く受け入れられないという立場で、しっかりと反論を行っているところだ」と述べた。 中国による内政干渉ではないかとの問いには「わが国の… 2021/01/20
国際 中国、沖縄の抗議無視 日本漁船への威嚇続く 尖閣周辺 石垣市の尖閣諸島周辺で、領海侵入した中国公船がまた日本漁船に接近した。11月に来日した王毅外相は、尖閣周辺に出漁する日本漁船を「偽装漁船」と呼び、中国公船による威嚇行為を正当化。これに対し、沖縄県議会、石垣市議会などが相次いで抗議決議を可決したが、中国政府の〝抗議無視〟が鮮明になった。 2020/12/24
国際 「日台関係法」制定要請否決 野党、軍事協力発展を懸念 石垣市議会の議会運営委員会(仲間均委員長)が11日、市役所で開かれ、議員が提案した「日台関係基本法制定を求める意見書」案の上程を賛成少数で否決した。 2020/12/13
国際 島を日台の結節点に 来年の高速船運航目指す 与那国町 日本最西端の与那国町は、地理的に近い台湾への高速船就航を目指した社会実験を来年実施する予定で、準備を進めている。島を日本と台湾の「結節点」と位置づけ、中継地点として人的交流の活発化を図る狙いがある。町企画財政課は「高速船運航の実績を重ねることで、将来の定期航路化につなげたい」と期待した。 2020/12/04
国際 「毎回聞くのは逆効果」 安保条約の尖閣適用で批判 一般社団法人日本沖縄政策研究フォーラム(仲村覚理事長)は21日、沖縄や台湾の安全保障をテーマにした講演会を大浜信泉記念館で開いた。元在沖米海兵隊政務外交部次長で政治学博士のロバート・D・エルドリッヂ氏は、石垣市の尖閣諸島が日米安保条約の適用範囲内であることを繰り返し米国に確認する日本政府の姿勢を批判した。 2020/11/26
国際 石垣に「媽祖廟」建設へ 世界の華僑誘客に期待 在日華僑らが中心となり、台湾や中国で親しまれる航海の女神「媽祖(まそ)」や「土地公」、三国志中の武将「関公(関羽)」を祀った「沖繩媽祖廟」の建立起工式が16日午前、設置予定地の新川・唐人墓隣で行われた。台湾をはじめアジア諸国が平和と友情を祈願するシンボルとしての役割を果たし、華僑らが訪れる新たな観光スポットとしても期待される。完成は来年以降。 2020/11/17
国際 「さらなる関係強化を」 日台商工会議所が初の会議 八重山で初となる日本台湾商会聯合総会(日本台湾商工会議所、陳五福總会長)の「第八屆第二次理監事聯席会議」と懇親会が14日、石垣市内のホテルで開催された。全国から訪れた日本在住の会員ら約110人が交流し、日台の関係のさらなる強化を誓いあった。 2020/11/15
国際 オンラインで芸術交流 石垣とジョグジャカルタ 各地元高校生ら伝統芸能披露 インドネシアの古都・ジョグジャカルタと石垣島をオンラインで結ぶ伝統芸能の交流会「南島芸術交流~ジョグジャカルタ・石垣島 伝統芸能が生きるまちがまじわる~」(主催・㈲石垣コミュニティーエフエム)が12日夕、開催された。約4000㌔離れた石垣市民会館中ホールと国立ジョグジャカルタ芸術専門高校をオンラインで結び、各地の伝統芸能の担い手である高校生らが伝統芸能を披露し、新型コロナ後の新たな交流の可能性を… 2020/11/13
国際 漁船攻撃へ「布石」の恐れ 海警法草案 強制的に駆逐と明記 中国全国人民代表大会(全人代=国会)が4日公表した海警法草案では、中国公船が領海などに違法に進入した外国船を強制的に駆逐する権利があると明記。海警局の法執行を妨害する個人や組織は処罰するとしている。将来的に「中国公船」が石垣市の尖閣諸島周辺で操業する日本漁船や、警護に当たる海上保安庁の巡視船を攻撃するための「布石」となる恐れがある。 2020/11/06
国際 犠牲者悼み、平和を希求 石垣市で6回目の鍾打式 「10・10空襲」 1944年10月10日に南西諸島に対して行われた米軍の最初の大空襲「10・10空襲」の犠牲者を追悼しようと、世界平和の鐘の会沖縄県支部(大濵達也支部長)は10日正午、新栄公園内の平和の鐘鐘楼で平和祈念鍾打式を行なった。今年は新型コロナ感染拡大防止の観点から規模を縮小。同支部会員ら10人ほどが参列し、犠牲者を悼み、恒久平和を願って鐘を打ち鳴らした。 2020/10/11
国際 空自緊急発進371回 中国機、尖閣周辺に集中 防衛省は9日、領空侵犯の恐れがある外国機に対し、航空自衛隊の戦闘機が4~9月に緊急発進(スクランブル)した回数は371回だったと明らかにした。前年同期に比べ99回減った。対象は中国の234回が最多で、同98回の減少。ロシアは134回で1回減った。領空侵犯されたケースはなかった。 2020/10/10