医療・健康 防護服着用し搬送訓練も 海保も感染阻止に厳戒 新型コロナ 海上保安庁が巡視船や航空機で任務に当たる保安官の新型コロナウイルスの感染防止に細心の注意を払っている。緊急事態宣言発令中も、日常的な海難救助や石垣市の尖閣諸島周辺の監視活動は続く。奥島高弘長官は「船から一人でも感染者が出れば、活動ができなくなる。防止策に万全を期すよう口酸っぱく言っている」と強調する。 「機内は狭い空間。乗員に感染しないようにしながら、いかに適切な処置をするか」。鳥取県境港市の… 2020/04/10
医療・健康 医療切迫 病床不足懸念 感染急増 知事「早急に整備」 県庁でも拡大、3人目確認 新型コロナ 県内の新型コロナウイルス感染は8日も引き続き拡大し、新たに5人の感染が確認された。県内の感染者数は計39人に増加したが、県によると医療機関の感染症対応病床は45床ほどで、既に35人が入院。医療現場の逼迫(ひっぱく)やスタッフの疲弊も懸念される。県職員の感染は3人目となり、防疫対策の中枢である県庁で感染が広がった実態も明らかになった。 2020/04/09
医療・健康 外出自粛を呼び掛け 県医師会、有症状者など 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、県医師会の安里哲好会長は7日午後、県庁で記者会見し、症状がある県民の外出自粛などを呼びかけた。 具体的には①かぜ症状のある人の1週間の外出自粛②流行地域からの帰省者の2週間程度の外出自粛③「3密」を避け、宴会などの延期④不特定多数が集まる場所では間隔をあける⑤医療機関への押しかけ防止⑥感染症指定医療機関の受診前に保健所への相談―など計6項目。 2020/04/08
医療・健康 県内 感染拡大は不可避 「倍々ゲーム」に危機感 正念場、来県自粛要請か 県内での新型コロナウイルスの感染確認が、1日では初となる二桁に達した。感染経路の分からない人も増加傾向にあり、さらなる感染拡大は不可避と見られる。今後の患者数の推移によっては「感染爆発」の懸念も現実味を帯びる。県民への外出自粛要請、観光客などへの来県自粛要請が出る可能性も想定され、沖縄は正念場とも言える局面を迎えた。 7日現在、県内の感染者数は34人で、九州8県では緊急事態宣言が発令された福岡… 2020/04/08
医療・健康 来県自粛求める声も 離島患者の搬送機材確保へ 県の新型コロナウイルス感染症専門家会議(座長・藤田次郎琉大教授)が5日夜、県医師会館で開かれた。県内で急増する感染者の多くが、県外からウイルスを〝持ち込んだ〟と見られる状況のため、2週間程度、来県自粛を呼び掛けるよう求める声が出た。 本土からの観光客が多い離島では、既に感染が広がっている可能性も指摘され、検査結果の注視が必要とされた。 県は離島患者を搬送する機材の確保を急ぐ意向。離島で患者が… 2020/04/07
医療・健康 小中、20日まで臨時休校 入学・始業式延期も 石垣市 中国武漢を発生源とする新型コロナウイルス感染症拡大を巡り、沖縄本島で感染経路不明の「市中感染者」が確認されことを受け、石垣市の中山義隆市長と市教育委員会の石垣安志教育長らは5日、市教委で記者会見し、7日から20日までの2週間、市立小中学校を臨時休校とすると発表した。始業式は21日、入学式は21、22日の予定。状況に応じ延期の可能性もある。竹富町も同様の措置を取り、与那国町は7日から14日までの臨… 2020/04/07
医療・健康 感染予防策の徹底を 石垣空港 市長メッセージ掲示 中国武漢を発生源とする新型コロナウイルス感染症拡大が深刻化する中、石垣市は4日午後、新石垣空港(南ぬ島石垣空港)の国内線旅客ターミナル到着ロビーに、観光中のマスクの着用や手指消毒、密閉・密集・密接の「3密」を避けるよう促す市長メッセージの大幕を掲示した。メッセージでは石垣島での「感染リスクの高さ」やウイルスによる「医療崩壊」の危機にも言及し、感染予防対策の徹底を呼び掛けた。 中山義隆市長は掲示… 2020/04/05
医療・健康 「もし感染者が出たら…」 離島医療崩壊に危機感 新型コロナ 全国的に新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、医療体制が脆弱な離島で医師の不安が高まっている。各離島では医師が一人しかおらず、感染者が出たり、医師本人が感染した場合、島の医療が崩壊しかねないからだ。島民や観光客が体調不良になった場合はどうすればいいのか。医師たちは離島の対応策の検討を求めている。 竹富町の島々の診療所は西表島を除き島内に1カ所で、医師、看護師、事務員各1人の3人体制。大けがや急… 2020/04/05
医療・健康 本島で流行本格化か 「市中感染」始まった可能性 県内で4日、新型コロナウイルスの感染者が1日では最多となる5人に達した。いずれも沖縄本島中南部だが、感染経路が不明な人も2人おり、専門家は「沖縄でも流行が始まっている」と見る。大都市圏で顕著になっている流行が、いよいよ沖縄にも波及してきた形。沖縄本島で流行が拡大すれば、離島の宮古や八重山でも感染者が出る可能性は高まる。 「県内の新型コロナウイルスのフェーズ(段階)は変わった」 16例目となる… 2020/04/05
医療・健康 旧八重山病院の活用「困難」 感染者収容、機材撤去で 大川にある県立旧八重山病院の解体工事を予定通り新年度中に着手することにしているが、新型コロナウイルスの感染者が八重山で発生した場合、旧病院を活用することは困難だとしている。 同事業局によると、八重山の感染症指定医療機関である県立八重山病院には感染症対応のベッドが3床しかない。このため、八重山保健所では「3床を超えた場合を想定して、医師会や民間の医療機関と緊急時に備え、協議している。 その際、… 2020/04/03
医療・健康 本島、ほぼ連日の感染確認 八重山も警戒感強まる 新型コロナ 沖縄本島でほぼ連日、新型コロナウイルスの感染確認が続いており、離島の八重山でも徐々に警戒感が高まっている。直近の感染者には東京都への渡航歴がある人が目立ち、本土からの観光客が多い八重山も本島と同様の感染リスクにさらされているためだ。県や石垣市は、空港に乗客の体温を検知するサーモグラフィ設置を要望するなど、水際対策の徹底に神経を尖らせている。 「毎日のように、学生の旅行者がたくさん(八重山に)入… 2020/03/31
医療・健康 県内の感染拡大が加速 専門家「流行始まりつつある」 新型コロナウイルス 県内で新型コロナウイルスの感染拡大が加速してきた。21日以降、ほぼ連日新たな感染者が確認されており、28日には初めて1日で2人の感染確認が発表された。東京、大阪など大都市圏での感染拡大が、じわじわと沖縄にも波及している可能性があり、専門家は「流行が始まりつつある」と事態を深刻に受け止めている。 「今後も、県内にウイルスが持ち込まれるリスクが高くなることが考えられる」―。27日の記者会見で玉城デ… 2020/03/29
医療・健康 新型コロナ新たに2人 海外渡航と二次感染で 沖縄 県は28日、那覇市に住む20代と30代の女性2人の新型コロナウイルス感染を新たに確認したと発表した。20代の女性は海外渡航歴があり、30代の女性は県内の別の感染者から二次感染したと見られる。県内での感染確認は計8例、成田空港での検疫で確認された女性を含め計9例となった。1日に複数の感染者が確認されたのは初めて。 県によると、20代女性は学生で、23日に滞在先の米ニューヨークから帰国。母親の判断… 2020/03/29
医療・健康 県内女性、成田空港で感染 新型コロナ 検査結果待たず帰宅 県は21日午後、危機管理対策本部会議を開催し、スペインから帰国した本島中部在住の10代女性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。成田空港検疫所の検査で判明した。症状はないという。 県によると、女性は家族や親戚計5人と旅行し、20日午前に到着。検査結果が出るまで待機するよう検疫所から要請があったが、同日中に羽田空港から那覇空港を経由し、県内の自宅に戻った。21日午前に感染が判明し、厚労省から… 2020/03/22
医療・健康 アリババがマスク寄贈 中国大手、県医師会に1万枚 中国EC企業アリババグループの創業者、ジャック・マー(馬雲)会長から日本医療国際化機構を通じて沖縄県医師会(安里哲好会長)にマスク1万枚が届いた。19日午後、同医師会でマスクが公開され、宮里達也副会長は「各地区の医療機関に送り、有効に活用していきたい」と述べた。 アリババは合計100万枚のマスクを日本に送っており、中国のSNS・微博(ウェイボー)で「必要とする人の助けになることを望む。アリババ… 2020/03/21
医療・健康 緊急患者空輸で1万人突破 1972年から 陸自第15旅団 陸上自衛隊第15旅団第15ヘリコプター隊(隊長・坂本貴宏一佐)は13日、緊急患者空輸で搬送した患者数が1万人を突破したと発表した。宮古島市の男性を連絡偵察機(LRー2)で那覇空港まで空輸した。 緊急患者空輸は、災害派遣の一環で離島から患者を空輸する。全国の自衛隊が実施しており、沖縄県に所在する第15旅団のヘリ部隊・第15ヘリ隊は県全域と奄美大島より南の鹿児島県を担当している。沖縄県からの依頼件… 2020/03/14
医療・健康 「当たり前の仕組みに」 民間委託全国3例目へ 西表救急搬送業務 竹富町は10日の定例会で、2019年度から進めている消防団救急搬送業務の民間委託事業について、救急搬送が多発する西表島西部地区で7月頃から業務を開始していく考えを示した。審議後、通事太一郎防災危機管理課長は取材に「島内外の関係機関に協力を求めたが、多くの関係者が『離島救急での当たり前の仕組みになってほしい』と期待する」と明かした。業務委託が実現すれば、宮崎県美郷町、徳島県勝浦町に続き、全国で3例… 2020/03/11
医療・健康 重症患者が一般病棟へ 新型肺炎、患者1人も陰性に 県は5日、肺炎を引き起こす新型コロナウイルス感染症のためICU(集中治療室)で治療を受けていた那覇市の60代男性が一般病棟に移ったと発表した。県内で、新型コロナ関連で重症者に分類される患者はいなくなった。また、新型肺炎の患者だった豊見城市の80代男性が検査の結果、陰性になったと発表した。 60代男性は県内2例目の患者で、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」乗客の接触者。2月11日に発病し、酸… 2020/03/06
医療・健康 県内3人目、80代男性 2日連続の感染発表 新型肺炎 玉城デニー知事は20日、新たに80代男性の新型コロナウイルス感染を確認したと公表した。男性は同県豊見城市在住で職業は農業。肺炎と診断され、糖尿病などの基礎疾患があるという。県内では既に、いずれもタクシー運転手の60代男女の感染が確認されており、感染者の発表は2日連続で3人目。 県によると、80代男性は豊見城氏在住の1人暮らしで中国渡航歴はない。糖尿病などの基礎疾患がある。 那覇に1日寄港した… 2020/02/21
医療・健康 特定検診受診を呼び掛け 受診率向上キャンペーン 沖縄県、県保健者協議会、県医師会は17日、40歳~74歳の特定検診の受診促進に向けた啓蒙活動(キャンペーン)を県立八重山病院(篠﨑裕子病院長)で開始した。八重山病院に通院する内科患者を対象に、診察室内において担当医師から特定検診の案内を行うほか、外来待合スペースに特設ブースを設置し、医療機関の紹介など石垣市の職員が対応する。28日まで。 この日、県保健医療部国民健康保険課の糸洲京子主査が八重山… 2020/02/18