地域情報 21年9月の再開目指す 不定期チャーターで自由度確保 石垣―波照間航空路線 2008年11月以降運休状態が続いている石垣―波照間航空路線運航の早期再開を目指す竹富町は6日午後、航空運送事業準備会社の㈱スカイサンタアビエーション(佐和田寿代表取締役社長)と路線復活に向けた包括的連携協定を締結し、21年9月に運用の自由度が高い不定期チャーターによる路線再開を目指すと発表した。22年9月には西表島など、空港のない地域での運航も視野に入れる。 2019/08/07
地域情報 「石垣は国内でピカイチ」 記念講演で本間希樹教授 ブラックホール撮影の舞台裏も 南の島の星まつり 石垣島の星の祭典「南の島の星まつり2019」(主催・同実行委員会)で4日午後、世界初のブラックホール撮影に成功した国際プロジェクトで日本チーム代表を務めた本間希樹(まれき)国立天文台教授が市立図書館で記念講演した。本間教授は「(成果は)石垣の方々、地元のサポートがあったおかげ。石垣は星をブランドとして観光に生かしていて、星やその研究などへの理解度は日本でもピカイチだと思う」と感謝した。 2019/08/07
地域情報 世界平和の鐘、響かせ 広島原爆から74年 ユニバーサル・ピース・デイ 広島に原子爆弾が投下されてから74年目を迎えた6日、「ユニバーサル・ピース・デイ呼応鐘打式」(主催・世界平和の鐘沖縄県支部)が鐘が設置されてある石垣市新栄公園で開かれた。同支部会員や市役所の部課長らが参列し、原爆投下の午前8時15分のサイレンに合わせて黙とうを捧げ、1人ひとりが「世界平和の鐘」と「ほほえみの鐘」を市内に響かせた。 同支部の大濵達也支部長は「戦争が生み出すものは苦しみ、悲しみ以外… 2019/08/07
地域情報 世界遺産登録を応援 キリン、デザイン缶発売 奄美・沖縄の世界自然遺産登録を応援しようとキリンビール株式会社は6日夕、パレットくもじ前広場でPRイベントを開催した。この日から販売開始となった「キリン一番搾り 奄美・琉球世界自然遺産登録応援デザイン缶」の販売キャンペーンも兼ねて行われた。 デザイン缶は奄美・沖縄の自然遺産をイメージさせるイリオモテヤマネコ、ヤンバルクイナ、アマミノクロウサギなどが装飾され、「私たちの宝、世界の宝に」とメッセー… 2019/08/07
地域情報 伝統・創作の演舞披露 一万人エイサーで魅力発信 那覇 エイサーの魅力を広く伝えようと第25回一万人エイサー踊り隊(主催・夏祭りin那覇実行委員会)が4日、パレットくもじ前や国際通りで開かれた。創作エイサー24団体と、青年会などの伝統エイサー8団体が参加し、大勢の観衆の前で迫力あるエイサーを披露した。 夏の恒例行事となった同イベントは、エイサーの伝統を守り、新たなエイサーを育てることを目的に開催。「伝統VS創作」をテーマに、パレットくもじ前などに設… 2019/08/06
地域情報 クルーズ船 中国客続々 タクシー不足、白タクの懸念も 石垣島にクルーズ船「コスタ・アトランチカ」(8万5000㌧、コスタ・クルーズ)が5日、中国深圳(しんせん)から到着した。直前にクルーズ船「スーパースターアクエリアス」が入港したため、新港地区に接岸できず、沖に停泊。大勢の中国人観光客らがテンダーボートと呼ばれる支援船に乗り換え、上陸した。次々と離島ターミナルに押し寄せ、バスやタクシーで観光地に向かう客であふれた。 2019/08/06
地域情報 ライトダウンで星空観察 南の島の星まつり始まる 石垣島の美しい星を内外にアピールする「南の島の星まつり2019」(主催・同実行委員会)のライトダウン星空観望会&夕涼みライブが3日夜、南ぬ浜町緑地公園で開催された。石垣島の夏の恒例イベントで、今年で18回目。午後9時から30分間は全島に呼び掛けて一斉ライトダウン(消灯)が行われ、参加者が天の川を観察した。 星まつりは豊かな自然が残り、美しい星空が楽しめる石垣島を楽しんでもらい、環境保護を啓発す… 2019/08/04
地域情報 最新計測で台帳作成 石垣島のみちづくり基本計画 石垣市は7月26日から、「縦10号線道路台帳作成業務」のため、最新計測技術のモービルマッピングシステム(MMS)による測量を行っている。 MMSは、衛星測位システム(GNSS)アンテナやレーザースキャナー、全周囲カメラなどを車両に搭載して、走行しながら道路や周辺の建物などの道路空間情報を把握し、詳細な道路3次元基盤データを整備することが可能な移動計測装置。 交通規制や人員配置が不要で現地作業… 2019/08/03
地域情報 スマホで八重山旅行可能に 内閣府が事業決定通知書 内閣府沖縄総合事務局は1日、地域の交通課題解決に向けた「新モビリティサービス推進事業」の先行モデルとして選定された八重山MaaS(マス)事業連携体に事業交付決定通知書を交付した=写真。 八重山MaaS(マス)事業はスマートフォンを使い、ワンストップで多様な交通手段の予約・販売などを可能とする内容。実証実験が11月から翌年2月まで行われる。 八重山MaaS事業連携体は、JTB沖縄、沖縄セルラー… 2019/08/03
地域情報 ゆいレール3両化で要請 菅氏、知事に支援の意向強調 玉城デニー知事は1日、官邸で菅義偉官房長官と会い、沖縄都市モノレール(ゆいレール)の輸送力増強に向け、3両編成化の予算確保を要請した。菅氏は「国としてもしっかりバックアップしていきたい」と応じた。県は今年度、車両基地候補地を選定し、概略設計に着手する予定で、3両化車両の発注やホームドアの改修を経て、2022年度に最初の車両完成を目指す。 国は3両編成化を支援するため、来年度概算要求でハード交付… 2019/08/02
地域情報 知識と理解を深めて 8月は「電気使用安全月間」 八重山電気工事業協同組合 1日から31日までの「電気使用安全月間」の開始に合わせ、八重山電気工事業協同組合(砂川勝理事長、33社)が1日午前、同組合事務所前でのパレード出発式と石垣市内での広報活動を行なった。砂川理事長は「高温多湿の状態で関連災害の危険も高まる。安全管理の意識をさらに高くもってほしい」と呼び掛けた。 2019/08/02
地域情報 官民一体で登録推進 JTA職員が世界遺産室配属 竹富町 官民一体となって世界自然遺産登録の推進を図ろうと、竹富町は1日、「竹富町と日本トランスオーシャン航空株式会社(JTA)との派遣研修に関する協定」に基づき、JTA八重山営業所(黒島勝所長)の高安壮太さん(38)を町世界遺産推進室に配属する辞令を交付した。期間は来年の7月31日までの1年間。 同日午後、町役場町長室で交付式が開かれ、西大舛髙旬町長は「JTAと連携しつつ前に進めたい。結果が出るものと… 2019/08/02
地域情報 急患輸送3000回で謝恩会 海保、離島住民の命守る決意新たに 沖縄県離島振興協議会(会長・外間守吉与那国町長)は1日夜、石垣市内のホテルで、第11管区海上保安本部が2月末に緊急患者空輸3000回を達成したことの謝恩会を開催した。同本部の石垣航空基地は離島で発生した急患の搬送を担っており、玉城デニー知事と外間会長から平原文基石垣航空基地長に感謝状が手渡された。 2019/08/02
地域情報 新天体の発見に期待 美ら星研究探検隊が始動 国立天文台の研究を知ってもらおうと国立天文台水沢VLBI観測所は日本学術振興会と共催で「美ら星研究探検隊」を企画し7月31日、石垣青少年の家で開校式を開いた。八重山高校の8人、沖縄本島の球陽高校から8人、東京、熊本、広島から1人ずつの計19人が参加した。国立天文台の広田朋也さんは「研究は体験でも教科書をなぞるわけでもなく、実際に研究者と同じ過程を通して新天体の発見や天文学への貢献を目指してほしい… 2019/08/01
地域情報 40回迎えた友好の旅 「八重山をこよなく愛する米沢市民の会」来島 山形県の「八重山をこよなく愛する米沢市民の会(松木茂代表)」がこのほど40回目になる「八重山友好の旅」を実施し、石垣島、与那国島、竹富町の島々を7人の米沢市民が訪問した。また石垣市内のホテルでは親善交流会も開かれ、民間交流の絆を確かめあった。 この友好の旅には、1981年の第1回から40年間で2000人以上の米沢市民が参加している。松木さんが1979年に八重山を旅し「熱き人情と大自然にぞっこん… 2019/08/01
地域情報 代表に青木JTA社長 世界遺産、共同企業体が総会 西表島、本島北部地域の世界自然遺産登録の推進を目指す「世界自然遺産推進共同企業体」の第1回総会が7月31日、那覇市内で開かれ、代表に日本トランスオーシャン航空(JTA)の青木紀将社長が選出された。 共同企業体は5月21日に発足。事業計画には環境保全のための清掃活動や、県が行う密漁・密輸対策などへの協力を盛り込んだ。 世界遺産登録後も自然環境の保護を目的に、活動を継続する。基金を創設し、若手研… 2019/08/01
地域情報 一歩踏み入れると別世界 荒川の滝 夏を撮る② 石垣島唯一の滝、荒川の滝は、夏休みになると地元の子どもたちや観光客が入れ替わり立ち替わり訪れ、にぎわう。 やんちゃな男の子たちには格好の水遊び場だ。滝つぼに飛び込んだり、木から吊るしたロープでターザン遊びを満喫している。 滝は荒川橋のたもとにあり、足を一歩踏み入れると、そこは別世界。周りは亜熱帯の植物が生い茂り、上流から滝つぼに流れ落ちる水で、子どもたちの歓声はかき消されてしまうほど。 ひ… 2019/08/01
地域情報 観光案内人条例制定へ 9月議会上程目標に 竹富町 第3回「竹富町観光案内人条例(仮称)」制定検討委員会(上妻毅委員長)が30日午後、竹富町役場2階ホールで開かれた。検討委員会は今回で最後。委員会は事務局と町への申し送り事項をまとめ、今後はガイドの認可要件等を定める免許制などを重要事項とし、草案の作成等を担うワーキンググループを設置する方針。条例は2020年4月の施行を目指し、大浜知司町世界遺産推進室長は「残された課題に取り組み、9月議会の上程を… 2019/07/31
地域情報 爬虫類の世界に触れる 富田京一氏が解説 石垣自然保護官事務所 環境省沖縄奄美自然環境事務所石垣自然保護官事務所(藤田和也上席自然保護官)は30日、国際サンゴ礁研究・モニタリングセンターで、肉食爬虫類研究所代表の富田京一氏(52)のトークショー「爬虫類・両生類の知られざる世界@八重山」を開催した。参加した親子連れ約30人は八重山に生息する爬虫類・両生類の生態に触れ、漂着ゴミや外来種の問題など、自然環境保全への知識を深めた。 富田氏は、日本には陸生爬虫類82… 2019/07/31
地域情報 海で分解可能なプラスティック 開発に期待、高効率で生産 県は29日、海で分解可能なプラスティックの原料になる樹脂を高効率で生産する方法を開発したと発表した。県工業技術センターが、沖縄産の微生物を活用し、生分解性樹脂原料である3―ヒドロキシ酪酸(R3HB)を従来の2倍以上生産することに成功し、5月10日に特許を取得した。技術を応用し、プラスティックの開発を目指すベンチャー企業も県内で発足し、センターと共同で研究を進めている。 R3HBは、海で分解され… 2019/07/30