尖閣 中国の主張「受け入れられず」 政府、漁船追尾で反論 尖閣周辺の領海侵入 石垣市の尖閣諸島周辺で領海侵入した中国公船が与那国町漁協所属の漁船を追尾した問題で、菅義偉官房長官は12日の記者会見で、侵入を正当化した中国外務省の主張に反論した。「全く受け入れられない。わが国の領土、領海、領空は断固として守り抜くとの方針の下、尖閣周辺の警戒、監視に万全を期す」と表明した。 2020/05/13
尖閣 警戒強化と安全操業を 中国船追尾で意見書可決 与那国町議会 尖閣諸島周辺の領海で操業していた与那国町漁協所属の漁船「瑞宝丸」が領海侵入した中国公船に追尾された問題を受け、町議会(前西原武三議長)は11日の臨時会で、中国政府に厳重に抗議し、日本政府と県に対し、警戒監視体制強化と安全操業を求める意見書を全会一致で可決した。 2020/05/12
尖閣 〝危険行為〟繰り返す中国船 尖閣侵奪へ体質変わらず 尖閣諸島周辺の領海内で操業中の地元漁船が、中国政府が派遣した船に安全を脅かされる異常な事態。中国が尖閣周辺で活動を着実に活発化させている実態が浮き彫りになった。2013年には八重山日報の記者が石垣港から出漁した漁船に同乗し、尖閣周辺の領海内で中国公船に包囲されたこともある。日本の領海内で平然と危険行為を繰り返す中国政府の体質は、7年後の現在も、いささかも変わっていない。 2020/05/10
尖閣 中国船航行、過去最多ペース 1~4月、コロナ禍でも続く侵入 尖閣周辺 石垣市の尖閣諸島周辺海域を航行する中国公船「海警」の航行日数と延べ隻数が、今年1月から4月まで過去最多のペースで推移していることが海上保安庁のまとめで分かった。「海警」は尖閣周辺にほぼ常駐する態勢を構築し、警備に当たる海保の巡視船と対峙している。今年に入り、世界的に新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化しているが、中国が東シナ海や南シナ海で勢力拡張を図る動きには影響しておらず、日本は引き続き困難な… 2020/05/05
尖閣 領土館「体感的に解説」 きょう開館、尖閣コーナーも セレモニーに市長、副知事 政府は20日、石垣市の尖閣諸島や島根県・竹島などに関する日本の立場を紹介する「領土・主権展示館」の移転作業を完了し、開館式を開いた。衛藤晟一領土問題担当相はあいさつで「体感的に分かりやすく解説できていると自負している」と強調した。一般オープンは21日から。 コンセプトは「『進化した』『体感的な』『広がりを持った』展示館」。新たな展示館は、東京・霞が関の虎ノ門三井ビルディングの1、2階に位置し、… 2020/01/21
尖閣 尖閣キャラクターお披露目 アホウドリの「アルバちゃん」 14日に石垣市民会館で開かれた尖閣諸島開拓の日式典では、政府が選んだ尖閣諸島のイメージキャラクターで、アホウドリをモデルにした「アルバちゃん」がお披露目された。 アルバちゃんは、尖閣諸島のとある島で暮らすアホウドリの女の子。羽根や足が小さく、飛んだり泳いだりするのは苦手だが、近隣の島の友だちと遊んだり、おしゃべりするのが大好きという設定。 この日は展示ホールのパネルでアルバちゃんが紹介された… 2020/01/15
尖閣 首相「日中、正常な軌道」 尖閣諸島開拓の日で式典 石垣市は、尖閣諸島が日本領土として閣議決定された1895年(明治28年)1月14日を記念する「尖閣諸島開拓の日」式典を14日、市民会館中ホールで開いた。今年で10回目の節目。安倍晋三首相は自民党総裁としてメッセージを寄せ「日中関係は正常な軌道に戻った」と強調。「領土、領海、領空を守り抜くとの基本的な原則について我々が譲ることはない」と決意を示した。 安倍総裁のメッセージは自民党の國場幸之助副幹… 2020/01/15
尖閣 尖閣の領有権問題、ない 県、政府見解を支持 県議会代表質問 県議会(新里米吉議長)は5日、11月定例会の本会議を開き、各派を代表して上原正次氏(おきなわ)、新垣清涼氏(同)、瀬長美佐雄氏(共産)、糸洲朝則氏(公明)が質問した。尖閣諸島が我が国の固有の領土であり、有効支配しているとする政府見解について、池田竹州知事公室長は「解決すべき領有権の問題は存在していないとする立場だ。沖縄県は日本政府の見解を支持する」と述べた。瀬長氏への答弁。玉城デニー知事は、先日… 2019/12/06
尖閣 仲間市議 我が尖閣」発売 CDとDVD 石垣市議の仲間均氏(69)が作詞、歌唱した曲「我が尖閣」のCDとDVDが23日までに発売された=写真。1994年の初当選以来、尖閣諸島問題をライフワークに取り組んでおり、過去16回の上陸経験などを歌った。「25年の節目で曲を制作した。売り上げは尖閣周辺海域に出漁する漁船の購入資金に充てたい」と話している。 CDは2000円、DVDは2500円。石垣市内では山田書店で販売しており、島外からは仲間… 2019/09/24
尖閣 玉城知事、辺野古反対訴え 初訪問の衛藤担当相に 衛藤晟一沖縄北方担当相は13日、就任後初めて沖縄県を訪れ、玉城デニー知事と県庁で会談した。玉城氏は、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対する姿勢を改めて訴え、政府に県側との対話を求めた。衛藤氏は「沖縄振興と基地負担軽減に内閣を挙げて頑張る。本音の話をしたい」と述べるにとどめた。 玉城氏は、沖縄振興費の増額や、普天間飛行場の県外・国外移設、日米地位協定見直しなど21項目の要望書を… 2019/09/14
尖閣 「我が尖閣」発売へ 仲間市議 熱い歌唱で関心喚起図る 尖閣諸島問題をライフワークに掲げる石垣市議の仲間均氏(69)が作詞と歌唱を担当した曲「我が尖閣」のDVDとCDが15日、発売される。熱い歌唱が印象的な約4分間の曲で、DVDには歌とともに、仲間氏が撮影した尖閣諸島の映像なども収録される。仲間氏は「尖閣問題に取り組んできた25年間の集大成。多くの市民、国民に見てもらい、尖閣問題への関心を喚起したい」と期待している。 仲間氏は1994年の市議初当選… 2019/09/09
尖閣 中国、計画的に領海侵入か 尖閣周辺、昨年より増加 中国の海上警備を担う中国海警局が、石垣市の尖閣諸島周辺の日本領海に公船「海警」を侵入させる頻度を増している。今年は既に昨年の年間侵入日数を超え、8月14日時点で計22日となった。軍最高指導機関の中央軍事委員会が昨年、海警を傘下に収めて影響力を強め、侵入計画を着実に遂行させている可能性がある。 中国公船は大型化しており、領海外側にある接続水域では6月14日まで過去最長となる連続64日間も航行した… 2019/08/18
尖閣 中国船の領海侵入を批判 県議会、全会一致で意見書 11日の県議会最終本会議では、中国公船による領海侵入に関する意見書も審議され、全会一致で可決された。意見書では、中国公船が尖閣諸島の周辺海域に侵入を繰り返し、漁民に不安を与えていると批判。尖閣諸島は日本固有の領土で、国際法上も疑問の余地がないと指摘した。 総務企画委員長の渡久地修氏(共産党)は「宮古・八重山地域住民をはじめ県民の生命・安全、領土・領海を守る立場から、政府に対し、尖閣諸島と周辺海… 2019/07/12
尖閣 尖閣の施設整備、与野党応酬 意見書 賛成多数で可決 石垣市議会 石垣市議会(平良秀之議長)6月定例会は1日の最終本会議で、尖閣諸島での警戒監視体制強化と漁業支援施設整備を求める意見書を賛成多数で可決した。施設整備を巡っては、漁業者の利益を守るために必要とする与党側と、中国との対立激化を懸念する野党側が対立。与党は、反対討論に立った野党議員に「中国は尖閣を乗っ取りに来ている」「どこの議員なのか」などと激しいやじを浴びせ、与野党の応酬で議場は一時騒然となった。 2019/07/02
尖閣 領海侵入、知事に報告せず 県「即時に伝える体制ない」 尖閣周辺 玉城デニー知事が訪中していた4月17日、尖閣諸島周辺で中国公船が領海侵入したとの情報が知事に伝えられていなかったことが、27日の県議会一般質問で分かった。石垣市区選出の大浜一郎氏(自民)に対し、池田竹州知事公室長が明らかにした。大浜氏は「聞き捨てならない。これは危機管理だ」と県の報告体制を厳しく批判した。 池田公室長は尖閣周辺での中国公船の領海侵入について「リアルタイムで知事に伝える体制ではな… 2019/06/28
尖閣 【国境を撮る⑨】歴史の捏造も辞さぬ隣国 沖縄 地理的に重要な場所 〈尖閣諸島の危機は沖縄の危機に直結する。中国に沖縄経済が牛耳られる前に、尖閣の実効支配を強化する必要がある〉 もし尖閣諸島が中国に奪われたら、沖縄全体の危機は格段に増す。 例を挙げよう。今、対馬では、日本人をダミーにした韓国企業の進出が横行している。日本人を代表者に指名している企業ではあるが、資金は韓国から来ている。こういう企業がホテル、タクシーなど、地場産業に参入し、企業が儲けた金は韓国に… 2019/06/21
尖閣 玉城知事 発言を撤回 石垣市議会の抗議受け 尖閣問題 石垣市議会は17日、尖閣諸島周辺海域で石垣市の漁船が中国公船に追尾されたことを巡り、玉城デニー知事が「中国公船がパトロールしているので、故意に刺激するようなことは控えなければならない」と発言したことに対する抗議決議を与党などの賛成多数で可決した。これを受け玉城知事は同日、県庁で記者会見し、発言は「誤解を与えかねない」として撤回した。 抗議決議では、玉城知事の発言について「日本の領域内で漁労する… 2019/06/18
尖閣 【国境を撮る⑧】したたかロシアに対応苦慮 中韓も領土交渉注視 〈北方領土問題は一筋縄ではいかない。加えて中国や韓国が日本の動静を注視している〉 今、ロシアは択捉(えとろふ)や国後で出された膨大なゴミを処理するため、色丹島で大々的なごみ焼却炉を作ろうとしている。仮にそれができたら、色丹も還す気がないということだ。あるいは色丹が還ってきても、ロシアは色丹で整備したインフラへの対価を要求してくるだろうし、その場合にはどれだけ吹っかけられるか分からない。その費用… 2019/06/12
尖閣 中国空母が沖縄―宮古通過 領海侵犯なし、3回目 防衛省は11日、中国海軍の空母「遼寧」など6隻が同日午前、沖縄本島と宮古島の間を通過し、太平洋に向けて航行するのを確認したと発表した。危険な行為や領海侵犯はなかった。遼寧がこの海域を通過したのは2018年4月以来3回目。 防衛省によると、補給機能がある最新の高速戦闘支援艦が随行しているのを初めて確認した。空母の速力に合わせ、燃料補給などによって艦隊の行動範囲を大きく広げるとみられる。防衛省は、… 2019/06/12
尖閣 【国境を撮る⑦】北方領土交渉も中国意識 絶好機会だったソ連崩壊 〈現在北方領土交渉が進展しつつあるが、外交はフィフティー・フィフティーが原則〉 四島一括返還か、二島返還でお茶を濁されるか、歯舞だけを返還など、いろんなことが考えられる。 ゴルバチョフと安倍晋太郎との交渉を当時秘書として経験した安倍晋三首相は、そのことにもこだわっているはず。その時の交渉は「利口な解決方法を見つけよう」だった。 その後、首脳会談の中でプーチン大統領から「痛み分け」という発言… 2019/06/10