政治・経済 〝辺野古〟狙い撃ちに批判 県土保全条例、改正検討に野党 県議会一般質問 県議会(新里米吉議長)12月定例会の一般質問が6日始まり、島袋大氏(自民党)、花城大輔氏(同)、新垣新氏(同)、中川京貴氏(同)、具志堅透氏(同)、座波一氏(同)、又吉清義氏(同)が登壇した。初日は米軍普天間飛行場の辺野古移設阻止に向け、知事に工事の規制権限を与える「県土保全条例」改正を県が検討していることについて野党から「辺野古基地建設や自衛隊基地建設を狙い撃ちして阻止する目的で改正するなら、… 2018/12/07
政治・経済 生産量8万3838トン見込む 石垣島製糖が操業開始 石垣島製糖㈱(松林豊代表取締役社長)は6日、構内で2018/19年期の製糖開始式を行った。雨の影響でサトウキビの工場搬入が少なく、工場の稼働開始は7日以降で、製糖終了日は来年3月21日を予定している。10月末現在の調査では、今期の原料収穫面積は1393ヘクタール(前期比41ヘクタール減)で前期に比べ2.9%減少し、原料生産量は8万3838トン(同1万8203トン減)を見込んでいるが、登熟の状態は… 2018/12/07
政治・経済 住民投票条例、可決の公算か 金城代表ら市長に協力要請 陸自配備計画 石垣市平得大俣地区への陸上自衛隊配備を問う住民投票条例の制定を目指す「石垣市住民投票を求める会」の金城龍太郎代表ら5人が6日、市役所に中山義隆市長を訪れ、住民投票の実施に協力を求めた。中山市長は意見交換後、報道陣の取材に対し「市議会の大勢としては(条例制定に)賛成する意見が多い気がする」と述べ、市議会に住民投票条例案が提案された場合、可決される可能性が高いとの見通しを示した。 意見交換は中山市… 2018/12/07
政治・経済 サトウキビ交付金増額へ TPPの影響緩和で 農林水産省は6日、砂糖の原料となるサトウキビに関し、2019年産の生産者らへの交付金単価を1トン当たり18年比210円増の1万6630円とする案を自民党の会合で提示し、了承された。米国を除く環太平洋連携協定(TPP)の発効に伴う増額で、国内農家への影響を緩和するためとしている。 TPP発効日の今月30日から19年産の単価を適用する。 砂糖を巡っては、輸入される低価格の外国産品から国内のサトウ… 2018/12/07
政治・経済 知事「乱暴なやり方」 搬入再開に憤り、対話は模索 米軍普天間飛行場の辺野古移設を巡り、国が県の指摘を受けて一時中断していた琉球セメントの安和桟橋を利用した土砂搬入作業を5日に再開したことを受け、玉城デニー知事は同日午後、県庁で報道陣の取材に対し「手続きを一方的に解釈した乱暴なやり方だ。14日に土砂投入の期日を決め、合わせるかのようなやり方は県民の理解は得られない」と憤った。ただ「対話を持ち、協議をする糸口を模索する」とも述べ、政府との交渉を求め… 2018/12/06
政治・経済 知事「三者協議が必要」 辺野古移設、対話要求 県議会 県議会(新里米吉議長)は5日、11月定例会の代表質問を行い、赤嶺昇氏(おきなわ)、玉城満氏(同)、玉城武光氏(日本共産)、糸洲朝則氏(公明)が質問した。玉城デニー知事は米軍普天間飛行場の辺野古移設反対の決意を問われ「司法ではなく対話によって解決策を求めることが重要」と語り、今後も政府との協議などを続ける姿勢を強調した。 琉球セメントの桟橋を使った国の搬入作業が再開されたことについて謝花喜一郎副… 2018/12/06
政治・経済 「実施なければ違法」に反発 県民投票の会と市議〝対話〟 米軍普天間飛行場の辺野古移設を問う県民投票条例の制定を請求した「『辺野古』県民投票の会」の元山仁士郎代表ら5人が5日、石垣市議会を訪れ、県民投票に反対する意見書に賛成した与党市議らと意見交換した。同会側は、石垣市が県民投票を実施しない場合「明確に違法だ」と断定、損害賠償請求訴訟の可能性を匂わせ、市議からは「言い過ぎだ」と反発する声も。双方の主張は噛み合わないままに終わった。 2018/12/06
政治・経済 辺野古工事差し止め認めず 福岡高裁那覇支部、一審を支持 米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設を巡り、県が国の工事差し止めを求めた訴訟の控訴審判決で、福岡高裁那覇支部(大久保正道裁判長)は5日、訴えを却下した一審那覇地裁判決を支持し、差し止めを認めない判断をした。 政府が辺野古沿岸部への土砂投入を14日に予定する中、移設阻止を掲げる玉城デニー知事にとって厳しい結果となった。県は最高裁への上告を検討する。 日米両政府は1996年、市街地… 2018/12/06
政治・経済 「住民合意は不十分」 自衛隊離島配備に知事注文 県議会代表質問 県議会(新里米吉議長)は4日、11月定例会の代表質問を行い、仲田弘毅氏(自民党)、西銘啓史郎氏(同)、仲村未央氏(社民・社大・結)、亀濱玲子氏(同)、比嘉京子氏(同)が質問した。玉城デニー知事は自衛隊の離島配備計画について、県として住民合意がない中で、地域の分断を持ち込むような自衛隊の強行配備は認められないとし「現状は十分に合意が得られているとは言い難い」と非難。県として、地元の理解と協力が得ら… 2018/12/05
政治・経済 県民投票反対の意見書可決 「危険性除去明記ない」 宜野湾市議会 米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の埋立の賛否を問う県民投票を巡り、宜野湾市議会(上地安之議長)は4日、与党側が提出した県民投票に反対し、普天間飛行場の早期返還などを求める意見書を賛成多数で可決した。賛成15人、反対10人だった。県民投票に反対する意見書の可決は石垣市に続き2例目。市議会では県民投票の実施に伴う関連予算案も否決される見通し。 2018/12/05
政治・経済 入所希望者の受け付け開始 那覇、16日には臨時窓口も 認可保育園 那覇市は3日、認可保育園などで4月入所の受け付けを開始した。期間は来年1月11日まで。初日は朝から多くの父母らが市役所3階のこどもみらい課窓口前に集まり、手続きを行った。 受付開始式で城間幹子市長は「待機児童の解消は市政運営の最重要課題。保育施設の増設や、潜在保育士の現場復帰を促す独自事業を実施するなど多くの施策を進めている」と強調。待機児童ゼロへ決意を示した。 2018/12/04
政治・経済 辺野古、14日に土砂投入 普天間返還「唯一の方策」 防衛省 岩屋毅防衛相は3日、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向け、辺野古沿岸部への土砂投入を14日に開始する方針を防衛省で記者団に表明した。これに先立ち、沖縄防衛局は3日午前から名護市安和にある民間会社の桟橋で、土砂を搬出用の船に積み込む作業を始めた。岩屋氏は「不退転の決意か」と記者団に問われ「そうだ。沖縄の負担軽減や普天間返還のための唯一の方策が辺野古移設だ」と述べた。 2018/12/04
政治・経済 石垣島侵攻を想定 防衛省検討「奪回は当然」 防衛省が省内に設置したワーキンググループで、石垣島が侵攻された場合を想定した検討を進めていたことが分かった。11月29日の衆院安全保障委員会で、赤嶺政賢氏(共産)が防衛省の内部資料を示して指摘した。岩屋毅防衛相は「侵攻があった場合に(島を)奪回するのは当然のことだ」と応じた。 防衛省によると、検討を進めていたのは2010年に設置された機動展開ワーキンググループ。同年決定した防衛大綱と中期防(中… 2018/12/04
政治・経済 中国のガス田掘削に抗議 政府、中国は正当化 菅義偉官房長官は3日の記者会見で、東シナ海の日中中間線付近で中国の掘削船が11月中旬にガス田を試掘しているとみられる活動をしていたとして、東京と北京の外交ルートを通じて中国政府に抗議したと明らかにした。「中国側が一方的な開発行為を継続しているのは極めて遺憾だ」と述べた。 一方、中国外務省の耿爽(こう・そう)副報道局長は3日の記者会見で「ガス田での活動は完全に中国の主権と管轄権の範囲内だ」と述べ、… 2018/12/04
政治・経済 候補者選考委員会立ち上げ 自民県連、来年4月の衆院3区補選 来年4月実施予定の衆院3区補選に向け、自民党県連は1日、沖縄市で候補者選考委員会を立ち上げた。年内の候補者擁立を目指す。選考委員会は沖縄市、うるま市、名護市、国頭郡、県議団から計23人で構成。委員長は県議の仲田弘毅氏、副委員長は沖縄市議会議長の小浜守勝氏ほかうるま市、名護市、国頭郡から1人ずつが選出された。 申し込み先は自民党県連。申し込み受付期間は3~14までの12日間。自薦、他薦いずれも可… 2018/12/02
政治・経済 米基地内で初の研修会 小学教諭ら英語力向上図る 外務省沖縄事務所が企画 県内小学校の教員を対象とした英語研修会が11月27、28の2日間、米軍嘉手納基地内にある嘉手納エレメンタリースクールで初めて開催された。小学校での英語の教科化に向け、教諭の英語力・英語指導力の向上が目的。同事務所が米国防省教育局の協力を得て、試験的に企画・実施した。同スクールで行われている授業を参観したり、基地内のフードコートで英語を体験したり、同スクールならではの体験ができるプログラム。研修開… 2018/12/02
政治・経済 米軍北部訓練場は重要緩衝地帯 世界自然遺産の推薦地を保護 沖縄本島北部と西表島などの世界自然遺産登録に向けて検討するワーキンググループによる会議が11月30日、県男女共同参画センターで開かれた。環境省や県から担当官が参加。大学関係者が意見を述べた。推薦書の保護管理に関する記載内容の修正や包括的管理計画・行動計画の改訂、モニタリング計画の基本方針について議論した。 保護管理計画をまとめた資料では、米軍の北部訓練場の返還により、やんばる国立公園の区域が拡… 2018/12/01
政治・経済 辺野古移設で県申し出受理 係争委、2月までに判断 米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古施設を巡り、総務省の第三者機関「国地方係争処理委員会」は11月30日、県からの審査申し出書を受理したと発表した。埋め立て承認撤回の効力を国が停止したのは不当と訴える内容で、県が郵送していた。審査期限を90日以内と定めた地方自治法に基づき、2月28日までに判断する。 承認撤回の効力停止は、工事主体の防衛省沖縄防衛局が行政不服審査法に基づき10月17日に申… 2018/12/01
政治・経済 セブン、沖縄初出店は来年7月 生産体制整い前倒しへ セブン―イレブン・ジャパンの子会社セブン―イレブン・沖縄(那覇市)は11月30日、沖縄県への初出店時期を従来予定の2019年秋から7月に前倒しすると発表した。弁当や調理パンなどの県内製造のめどが立ったため。那覇市とその周辺で複数店を同時オープンさせる計画。 沖縄県うるま市にデザートを製造する専用工場を建設することも発表した。年内にも着工する。既に建設を公表している同県浦添市の弁当、総菜工場に続… 2018/12/01
政治・経済 「市民の安心を」「環境影響不安」 防衛省説明会で賛否 陸自配備計画 石垣島への陸上自衛隊配備計画で、防衛省は一般市民対象の説明会を29日夜、石垣市民会館大ホールで開き、約230人が参加した。会場からは、陸自配備に対し「安全で安心できる石垣市を一日も早く築いてほしい」などと賛成意見が出る一方、環境への影響を懸念する反対意見も上がった。防衛省は来年2月にも駐屯地建設に着工する方針で、用地取得に向けた作業を進めており、一般市民対象としては着工前最後の説明会になると見ら… 2018/11/30