視点 【視点】夏の観光シーズン、一期一会を大切に 夏の観光シーズンに入った。年間で最も多い100万人以上の観光客が来県する8月は、沖縄の魅力が満開となる季節でもある。灼熱の太陽が照りつけ、各地の海はマリンレジャーを楽しむ人々でにぎわい、特産品のパインが最盛期を迎える。「観光立県」にふさわしく、県民一人ひとりがホストの気持ちで観光客をもてなしたい。 2018年の沖縄の観光客数は過去最高の984万2400人で、国内客、海外客ともに好調に推移した。… 2019/08/04
視点 【視点】「辺野古」で問われる民意と信念のギャップ 21日投開票された参院選沖縄選挙区は、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対する高良鉄美氏が初当選したが、自民公認の安里繫信氏が辺野古移設の賛否を明言しなかったことが、選挙前から物議をかもした。安里氏は、2月の県民投票で辺野古移設に反対する県民の民意は明確になったとの認識を示し、政策発表の記者会見で「口が裂けても推進とは言わない」と発言したのだ。 安里氏のスタンスは、宜野湾市民の… 2019/07/27
視点 【視点】辺野古反対 考え直す潮時だ 参院選沖縄選挙区では、野党統一候補で米軍普天間飛行場の辺野古移設反対を掲げる高良鉄美氏が初当選を果たした。昨年9月の知事選、今年4月の衆院補選に続き、辺野古反対の民意が示されたと言えるが、今回大きいのは、全国で自公が勝利し、移設を推進する安倍政権の継続が確実になったことだ。 翁長雄志前知事以来、県は辺野古反対を内外に発信し、本土の世論を動かそうと躍起になってきた。しかし安倍政権下の衆院選、参院… 2019/07/22
視点 【視点】辺野古 沖縄に光明もたらす判断を 参院選はあす21日投開票される。沖縄選挙区は、自民公認で前シンバホールディングスの安里繫信氏(49)と無所属で琉球大名誉教授の高良鉄美氏(65)による事実上の一騎打ち。昨年の知事選、今年4月の衆院3区補選に続き、米軍普天間飛行場の辺野古移設が大きな争点になっている。選挙期間中には、辺野古移設を巡って県がまた国を提訴。県と国の対立が深刻化する現状を、有権者がどう評価するかも問われる。 沖縄では、… 2019/07/20
視点 [視点]最先端の研究や仕事を沖縄で 本土から遠く離れた沖縄でも、最先端の仕事や研究ができる時代が到来しようとしている。「人の価値は生まれた場所によって決まるものではない。いかに努力し自分を磨くかによって決まる」とは石垣市出身の元早稲田大総長、大濵信泉の名言だが、これからは「生まれた場所」を「住む場所」に言い換えてもさほど違和感はなさそうだ。 国際的な学術出版社として知られるシュプリンガー・ネイチャー社(英国)が、質の高い論文数で… 2019/07/12
視点 【視点】消費税、各党の政策吟味を 参院選は消費増税の是非も争点だ。社会保障の強化や財政健全化に向け10月の消費増税を決めた自民、公明に対し、野党各党は経済への悪影響などを懸念して増税反対を訴え、激しい論戦を展開している。 少子高齢化が進み、年金制度問題などで社会保障制度への不安が広がる中で、与党は確実な財源として消費増税を選択した。いわば将来への投資として国民全体で痛みを分け合う施策と言えるが、各家庭の家計を直撃するデメリット… 2019/07/10
視点 【視点】憲法 参院選契機に論議を 安倍政権が掲げる憲法改正の是非は、参院選の大きなテーマの一つだ。米軍基地問題も国のあり方から問わないと、根本的な解決の糸口は見い出せない。与野党とも参院選を契機に、国民や県民に分かりやすい形で堂々と考えを提示してほしい。 公示後の第一声で自民党の安倍晋三総裁(首相)は改憲に触れ「国会議員としての責任を果たして議論する政党を選ぶのか、議員としての責任を果たさず、審議を全くしない政党を選ぶのか」と… 2019/07/07
視点 【視点】県政と離島 深まる溝 玉城デニー県政と宮古、八重山の溝が深まっている。県議会6月定例会でも、野党から「県は離島軽視だ」と厳しい指摘が飛び出した。保守、革新などという政治的スタンスの違いにとどまらず、県政の離島に対する向き合い方が問われているのではないか。 石垣市議会、宮古島市議会の6月定例会は、玉城知事に挑戦状を突きつけるような二つの決議で足並みをそろえた。米軍普天間飛行場の辺野古移設を促進する意見書と、尖閣諸島を… 2019/07/06
視点 【視点】参院選 沖縄は経済人と学者対決 参院選が4日公示される。野党は32の改選1人区にすべて統一候補を擁立し、与党と対決するが、このうち最も注目される選挙区の一つが沖縄だ。野党統一候補で琉球大名誉教授の高良鉄美氏と自民公認で公明、維新が推薦する前シンバホールディングス会長の安里繁信氏が激突し、事実上の一騎打ちとなる。 沖縄では昨年9月の知事選、今年4月の衆院補選、そして今回の参院選と重要選挙が続く。知事選、衆院補選では安倍政権と対… 2019/07/04
視点 【視点】食品ロス削減、変わる社会構造 まだ食べられる食品が廃棄されてしまう「食品ロス」の削減を目指す「食品ロス削減推進法」が5月24日、国会で成立した。6月には石垣市で、不要な食品を困窮者などに回す「フードバンク」が民間の法人によって新たに設立され、食品ロス問題への取り組みは県内でもにわかに注目を集めている。 公明党が2015年、プロジェクトチームを設置して同法の策定に向けた準備を開始。その提言をもとに法案が作成され、18年には超… 2019/07/03
視点 【視点】日米安保 米国と沖縄に不満も 「日米安全保障条約は不公平」―。20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)のため来日中のトランプ米大統領は記者会見で、重ねて不満を口にした。膨大な基地負担を背負う沖縄県民からすれば「不公平感を持っているのはこっちだ」と言う声も出そうだが、論理的に考えれば大統領の考えも「もっとも」な一面はある。 大統領は米テレビの電話インタビューでも「日本が攻撃されたら米国は日本を守らなければならないが、米国… 2019/06/30
視点 【視点】沖縄の品位下げた追悼式 沖縄戦犠牲者の冥福を祈る県の沖縄全戦没者追悼式は、今年も米軍普天間飛行場の辺野古移設断念を訴える知事の政治ショーと化した。安倍晋三首相に浴びせられた罵声も、御霊の安らかな眠りを妨げなかっただろうか。このような行為を、間違っても「ウチナーンチュの心」と呼んではいけない。それどころか、沖縄の品位を下げた残念な追悼式だったと言うほかない。 追悼式は本来、沖縄と本土が心を一つにして恒久平和の願いを発信… 2019/06/24
視点 【視点】子どもに悪影響及ぼす貧困 県が子どもを取り巻く家庭環境や経済状況を把握しようと、今月まとめた2018年度県小中学生調査報告書からは、家庭の貧困が子どもの成長に悪影響を及ぼしている実態が浮かび上がった。経済の底上げを着実に進め、貧困に苦しむ子どもを一人でも多く救う施策を展開しなければ、沖縄に未来はない。 一家が自由に使える稼ぎである「等価可処分所得」が年間122万円を下回る困窮層の割合は25・0%。2015年度調査(29… 2019/06/23
視点 【視点】あす慰霊の日、平和で安全な沖縄に 沖縄戦で犠牲になった軍民20万人の御霊に思いをはせ、戦争を知らない未来の世代へ平和のたいまつを引き継がなくてはならない。あす6月23日、沖縄は74回目の「慰霊の日」を迎える。 沖縄県民の心深くに刻まれた戦争への嫌悪感は、もはや遺伝子にも近いものだが、沖縄を取り巻く状況は容易ではないのが現実だ。県民は米軍と自衛隊を巡る大きな課題に直面している。 まず米軍普天間飛行場の辺野古移設問題は、来月の参… 2019/06/22
視点 【視点】いたちごっこの待機児童問題 待機児童解消に向け、各自治体は認可保育施設の増設や定員拡大などに取り組んでいるが、いたちごっこの状況が続いている。県が発表した今年4月1日現在の待機児童数は1702人で、前年度より168人減少したものの、依然「ゼロ」にはほど遠い。 県内の自治体で待機児童数が百人を超えているのは、那覇市250人、南風原町208人、沖縄市198人、南城市145人。先島は石垣市55人、宮古島市12人となっており、県… 2019/06/21
視点 【視点】いつまで対立を続けるのか 米軍普天間飛行場の辺野古移設を巡り、玉城デニー知事は18日開会した県議会6月定例会に、国を提訴するための議案と弁護士費用約689万円の補正予算案を上程した。翁長雄志前知事時代から続く県と国の訴訟合戦は、もはや見慣れた光景となってしまった。 国地方係争処理委員会は、辺野古沿岸部の埋め立て承認撤回を取り消した国の採決を違法とする県の審査申し出を却下すると決めた。県はこれを不服として、県議会の議決を… 2019/06/20
視点 【視点】沖縄と香港 全く環境が違う 香港から中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案に反対する住民運動は、日本でも連日大きく報道されている。香港での街頭デモには強く共感するが、沖縄の基地反対派が「条例改正を求める中国政府の強権的な姿勢は、米軍普天間飛行場の辺野古移設を強行する日本政府と同じだ」と主張しており、違和感を禁じ得ない。沖縄の基地反対運動と香港の民主化運動は全く背景が異なるからだ。 民主主義と独裁政治の… 2019/06/19
視点 【視点】「団塊ジュニア」の奮起求める 政府は11日の経済財政諮問会議に提示した経済財政運営の指針「骨太方針」案で、バブル崩壊後の厳しい雇用環境の時期に就職活動を行った「就職氷河期世代」の支援プログラムを盛り込んだ。就職氷河期世代のうち困難な状況にある約100万人向けの支援プログラムを組み、この世代の正規雇用者を3年間で30万人増やす内容だ。現在40代半ばから30代半ばを迎えたこの世代の奮起に、今後の日本が懸かっていると言っても過言で… 2019/06/16
視点 【視点】存在感発揮する日本外交 日本外交が存在感を発揮している。米国とイランの間で一触即発の危機が高まり、全世界が中東情勢を注視する中、安倍晋三首相がイランを訪問し、ロウハニ大統領、ハメネイ師と相次いで会談、緊張緩和を働き掛けた。首相とトランプ米政権との強い信頼関係が背景にあり、日米同盟の堅持に心を砕いてきた「安倍外交」ならではのダイナミックな動きだ。 ロウハニ大統領は首相との共同記者会見で「私たちから戦争を始めることは絶対… 2019/06/14
視点 【視点】「人生100年時代」の覚悟を 金融庁の金融審議会は3日、長寿化による「人生100年時代」に関する報告書で、年金だけでは老後の資金を賄えず、95歳まで生きるには夫婦で2千万円の蓄えが必要になると試算した。これに対し批判が相次ぎ、政府が事実上、報告書の撤回を求める事態となっている。 沖縄県民の1人当たり年間県民所得は約230万円で、2千万円は年収の10倍を意味する。一般的な県民の貯蓄額として現実的な数字ではない。しかし批判はと… 2019/06/13