芸能・文化 獅子舞が邪気を払う 大浜でイタツキバラ 旧盆明け恒例の伝統行事・イタツキバラが7日夜、大浜地区などで行われた。獅子舞で祖先や無縁仏の霊を払い、地域住民の無病息災を願った。軽快な笛や太鼓の音色に合わせて登場した獅子は、激しい音調に変わると乱舞し周囲の観客めがけ突進。健康と成長を願い親が我が子を差し出すと、獅子は子の頭を噛み、邪気を払った。 イタツキバラ(または、イタシキバラ)は八重山の旧盆を締めくくる伝統行事。各公民館が主体となり、ア… 2025/09/08
芸能・文化 アンガマ始まる 住民と珍問答も 旧盆(ソーロン)入りした4日、あの世から戻った祖先とされるウシュマイ(爺)とンミー(婆)が、ファーマー(子や孫)を引き連れて家々を回る伝統行事「アンガマ」が始まった。訪問先ではウシュマイとンミーが仏壇に手を合わせ、地域住民との珍問答を披露。皆を楽しませた。 アンガマは四ヶ字や大浜、真栄里、平得などの青年会が実施する旧盆を代表する八重山地域の伝統行事。ウシュマイ、ンミーはファーマーは大勢で住民宅… 2025/09/05
芸能・文化 「御後絵」きょう初の一般公開 琉球国王肖像、6月から修復 沖縄県立博物館・美術館 沖縄戦で米国に流出し、2024年に返還された歴代琉球国王の肖像画「御後絵(おごえ)」の一部が22日から、那覇市の県立博物館・美術館で初めて一般公開される。これに先立ち、県教育委員会は21日に御後絵を報道陣に公開。「絵の状態が非常に悪く、これから修復作業が始まる。今のうちに県民に原本を見てほしい」と呼び掛けた。 2025/04/22
芸能・文化 「知られてないことに驚き」 伊舍堂中佐の生涯描く 「歴史に葬られた特攻隊長」出版 将口泰浩さん 1945年3月26日、石垣島から陸軍特攻第1号として出撃した島出身の伊舍堂用久中佐(当時24、戦死時大尉、二階級特進)の生涯を描く「歴史に葬られた特攻隊長」が3月末に出版された。2024年3月から11月まで八重山日報に連載され、大きな反響を呼んだ作品。沖縄入りした著者のノンフィクション作家、将口泰浩さんにインタビューした。 2025/04/05
芸能・文化 オール沖縄崩壊の真実 八重山日報記者が著書 安保、県民への影響暴く 八重山日報社(沖縄県石垣市、宮里育江社長)の論説主幹を務める仲新城誠記者の著書「反日・反米・親中権力 オール沖縄 崩壊の真実」が4月18日刊行される。 著者は石垣島を拠点に、2014年、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する「オール沖縄」県政が成立した当時から取材を続けている。 同書では「オール沖縄」勢力が日本の安全保障を弱体化させ、イデオロギー優先の政治で県民生活の向上を阻害してきた… 2025/03/30
芸能・文化 黒島で恒例の大綱引き 北が勝利、豊漁の年に 旧正月の29日、黒島東筋支会(又吉清眞支会長)が恒例の旧正月行事を黒島伝統芸能館前広場で開催し、多くの島民や郷友会メンバーらが五穀豊穣と無病息災を祈った。大綱引きでは北と南に分かれ、約70人が力いっぱいに綱を引き合った。 同行事は午後2時過ぎ、祭りの開始を知らせるドラを鳴らしてスタート。御嶽での祈願を終えた又吉恵美子神司の到着後、島民らは南北の道路沿いに分かれ、「正月ユンタ」を唄い、新年を祝っ… 2025/01/30
芸能・文化 万博で「世界に西表PR」 竹富町、ヤマネコ像お披露目 2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)におけるフランスパビリオンの展示作品「イリオモテヤマネコ像」が17日午後、一足早く竹富町役場でお披露目した。像を制作した彫刻家の瀬戸優さんも参加し、公開イベントが行われた。像はフランスパビリオンの設営状況に応じて返却されるまで、竹富町役場1階展示スペースに展示される。 2025/01/18
芸能・文化 尖閣映画化、クラファンに800万円 開始2週間、補正予算に製作費 石垣市 太平洋戦争末期、石垣島の疎開船が米軍の攻撃を受けた悲劇「尖閣諸島戦時遭難事件」の映画化に向けた石垣市のクラウドファンディングに対し、2週間ほどで約800万円の寄付金が集まった。市は開会中の市議会12月定例会に、映画製作資金の一部7500万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を上程している。映画完成は2026年の予定。市尖閣諸島対策室の担当者は「寄付をいただいた皆さんの思いに応えるよう、映画作りに取り… 2024/12/05
芸能・文化 「一撃必墜」問題ない 市長、陸自パレードのぼり 3日に行われた石垣島まつりのパレードに参加した陸上自衛隊石垣駐屯地が「一撃必墜」と書いたのぼりを掲げて行進し、反対派から「祭りにふさわしくない」と反発の声が上がっている。 石垣市の中山義隆市長は21日の記者懇談会で認識を問われ「問題ない」との見方を示した。 自衛隊のパレード参加に対しては、石垣島の平和と自然を守る連絡会が市に認めないよう要請した。 パレードののぼりに関し、県紙「沖縄タイムス… 2024/11/22
芸能・文化 余剰生地をかりゆしウェアに 県内4社でプロジェクト始動 かりゆしウェアメーカーで余っている生地を再利用し、新たなウェアを製作する「アップサイクルかりゆしプロジェクト」が県内の関係企業4社の協力でスタートした。余剰生地で作られたウェアは11月からレンタルされ、八重山など離島でもサービスを利用できる。 2024/10/15
芸能・文化 年度内に基本計画策定 「美術館」機能持ち観光資源に 新博物館 新博物館建設に向け、石垣市は10日、有識者などで組織する基本計画策定委員会を発足させる。新博物館の建設場所、規模、建設手法などを盛り込んだ基本計画を来年3月に策定し、新年度以降、具体的な作業を加速させたい考え。西銘基恭・観光文化課長兼博物館建設準備室長は「美術館的な機能も持たせ、観光資源として活用できる施設にしたい」と期待した。 2024/10/05
芸能・文化 人間国宝の作品一堂に 「沖縄の染と織」展始まる 市民会館 石垣市出身の元角川書店専務、桃原用昇さん(82)=東京都在=のコレクションを集大成した「沖縄の染と織の至宝~桃原用昇コレクション八重山展~」(主催・石垣市、沖縄美ら島財団など)が2日から市民会館中ホールで始まった。2~8日の前期、11~20日の後期に分け、国指定重要無形文化財保持者(人間国宝)7人、県指定重要無形文化財保持者2人の計9人が精魂を込めた染織作品114点が展示される。 2024/10/03
芸能・文化 最優秀賞に宮良あゆみさん とぅばらーま、哀愁込め熱唱 独特な旋律に、恋や人生の悲喜をのせて歌う八重山民謡の最高峰「2024年度とぅばらーま大会」(主催・同実行委員会)が15日夜、石垣市民会館大ホールで開催された。大会には予選会から選ばれた20人と、関西予選の最優秀賞者1人の計21人が出場。舞台バックに設けられた十三月を背に、それぞれの思いを込めたとぅばらーまを熱唱。最優秀賞に宮良あゆみさん(25)=字川平=、優秀賞に東輝文さん(50)=字川平=、友… 2024/09/16
芸能・文化 アンガマで家内繁盛祈願 珍問答で笑いも 旧盆(ソーロン)入りした16日、あの世から戻った祖先とされるウシュマイ(爺)とンミー(婆)が、ファーマー(子や孫)を引き連れて家々を回る伝統行事「アンガマ」が始まった。地域の青年会が取り組み、家々では地域住民や観光客などが集合。訪問先ではウシュマイとンミーが仏壇に手を合わせ、地域住民と問答を繰り広げた。 石垣青年会は石垣公民館を出発し、数十人のアンガマ一行が石垣地区を回った。 午後7時ごろ、… 2024/08/18
芸能・文化 島挙げてムシャーマ 波照間、先祖供養と豊作祈願 日本最南端の有人島、竹富町の波照間島で旧盆に島をあげて多種多様な民俗芸能を演じる「ムシャーマ」が旧盆中日の17日(旧暦7月14日)、島を挙げて盛大に行われた。ミチサネ(仮装行列)と舞台での奉納芸能で、先祖供養や島民の無病息災、豊作・豊漁を祈願した。ボー(棒)やテーク(太鼓)、舞踊やニンブチャー(念仏踊り)など、島民総出で島最大の伝統行事を盛り上げた。 2024/08/18
芸能・文化 夏を彩る一大絵巻 アヒャー綱で豊穣と繁栄祈願 四カ字豊年祭 八重山の夏を彩る一大絵巻、石垣島の四ヵ字(登野城、石垣、大川、新川)豊年祭ムラプールが29日午後、市内の真乙姥御嶽(マイツバオン)で行われた。各字民が今年の豊作に感謝し、来年の五穀豊穣(ほうじょう)、地域発展、子孫繁栄を祈念した。 2024/07/30
芸能・文化 四ヵ字豊年祭始まる 五穀豊穣と無病息災を祈願 きょう盛大にムラプール 八重山に伝わる最大の伝統行事、石垣市の四ヵ字豊年祭(オンプール)が28日、地域の各御嶽で執り行われ、五穀豊穣への感謝、来夏世の豊作と無病息災を祈願した。各字の優良農家表彰や功績のあった字民には感謝状が贈呈された。29日には新川字会が他の字会を招待し、真乙姥御嶽でムラプールを開催する。 2024/07/29
芸能・文化 大綱引き、今年は西 五穀豊穣や子孫繁栄を祈願 平得・真栄里ムラプール 平得・真栄里の豊年祭(平得公民館主催)のムラプールが27日、大阿母御嶽で行われた。平得・真栄里両地区の字民が集い、五穀豊穣や子孫繁栄など地域の発展を祈願した。最後はガーリ、東西の武者が演舞するツナヌミンが行われ、盛り上がりは最高潮に。最後は字民が東西に分かれて大綱引きを実施。11分以上の熱戦となり、最後は僅差で西が勝利した。 2024/07/28
芸能・文化 全国大会に向け熱演 壮行公演「笑顔で自信持って」 八重高郷芸部 第48回全国高等学校総合文化祭「ぎふ総文2024」郷土芸能部門(8月3~5日)に出場する八重山高等学校郷土芸能部が27日夕、石垣市民会館大ホールで壮行公演(主催・同保護者会)を開催した。地域住民ら800人以上が来場し、同部2年ぶりの全国出場にエールを送った。 2024/07/28
芸能・文化 パーレーで盛り上がり 黒島豊年祭が宮里海岸で 豊作や安全を祈願 竹富町の黒島豊年祭(同公民館主催)が20日、宮里海岸で開催された。島内の宮里、仲本、東筋、保里の4村によるパーレー競走や奉納舞踊が行われ、無病息災と五穀豊穣を感謝した。村対抗のパーレー競走は海上にある「フキ」(浮き具)を先に浜辺まで持ち帰る早さで勝敗を決する。終了後、参加者は会場に立った旗頭の周りで円陣を作り巻き踊りを披露。地域の安寧を祈った。 2024/07/21