行政 八重山も警戒感広がる 副市長、侵入防止指示 豚コレラ うるま市で豚コレラ(CSF)が発生したことを受け、8日、八重山でも警戒感が広がった。八重山家畜保健衛生所は、農家を集めて侵入防止緊急対策会議を開き、家畜所有者が守るべき「飼養衛生管理基準」の徹底を呼び掛けた。石垣市の川満誠一副市長は、侵入防止を求める市議の要請を受け「農林水産部に適切に対応するよう指示している。八重山に侵入しないよう努力したい」と述べた。 2020/01/09
行政 世界遺産登録で活性化を 知事「辺野古断念求める」 玉城デニー知事は6日午前、県庁で年頭あいさつを行い、県職員に訓示した。西表島や沖縄本島北部などの世界自然遺産登録を見据え「地域の活性化や観光振興などに取り組んで行くことが重要になってくる」と指摘した。 基地問題では、米軍普天間飛行場の早期閉鎖や返還、運用停止を含む一日も早い危険性の除去を政府に求めると強調。「辺野古新基地建設の断念を政府に強く求めていく。基地の整理縮小や日米地位協定の抜本的な見… 2020/01/07
行政 新司令に金嶋海将補 着任で県庁表敬 海自第5航空群 20日付で海上自衛隊第5航空群司令に着任した金嶋浩司海将補は25日、県庁に謝花喜一郎副知事を表敬訪問した。 第5航空群は那覇空港に隣接する那覇基地を拠点に、主に沖縄近海の警戒監視任務を行う海上自衛隊の航空機部隊。哨戒機「P―3C」を保有し、ソマリア沖アデン湾への海賊対処行動にも毎年、部隊を派遣している。 謝花氏は、大規模地震などの災害時における急患搬送では、海上自衛隊の輸送力も必要だと強調。… 2019/12/29
行政 観光客、初の140万人台へ 今年の漢字に「新」選ぶ 石垣市仕事納め 官公庁は27日、2019年の仕事納め式を開き、一年間の業務を締めくくった。石垣市は午後4時から、市役所会議室で職員を集めて仕事納め式を開いた。中山義隆市長は、今年の入域観光客数が初めて140万人に達する見込みであることを明らかにし「観光客、市民の満足度を高め、石垣でしか味わえない魅力を宣伝する。地消地産による地域内経済循環の拡大を図るなど、量から質への転換が求められる」と強調した。 その上で「… 2019/12/28
行政 陸自配備「住民合意なし」 玉城知事、工事中止を要求 玉城デニー知事は26日午後、県政記者クラブの合同インタビューで石垣市平得大俣地区への陸上自衛隊配備計画について「現状では必ずしも住民合意ができているとは言い難い」と述べ、防衛省に対し、工事の一時中止と説明会開催を要求した。「十分な情報開示を行い、丁寧に説明し、配備スケジュールありきで物事が進まないよう、これからも求める」と述べた。 離島の福祉政策では、新八重山病院の建設や、ドクターバンク登録医… 2019/12/27
行政 空港―港湾にLRTを 経済界要請、美崎町再開発も 2020年度に予定されている石垣市都市計画マスタープランと港湾計画の改定に向け、市商工会や市観光協会など経済7団体でつくる八重山産業ネットワーク会議(会長・黒嶋克史商工会長)のメンバーが25日、市役所を訪れ、空港と港湾を結ぶLRT(次世代型路面電車)導入など8項目を要請した。中山義隆市長は「要請は時宜を得たもの。しっかりと受け止め、庁内でも生かしたい」と前向きに応じた。 LRTについて黒嶋会長… 2019/12/26
行政 「沈埋トンネル」検討を 南ぬ浜町アクセス道路で要請 建設業協会支部 石垣市街地から南ぬ浜町(新港地区)にアクセスする第2の道路建設構想に関し、県建設業協会八重山支部の米盛博明支部長らは24日、石垣市役所に中山義隆市長を訪れ、海底を通す「沈埋トンネル」方式を検討するよう求める意見書を提出した。一般的に橋梁に比べ総延長を短くでき、トータルコストも安く抑えられるとしている。 沈埋トンネルは、地上で「沈埋函(かん)」と呼ばれる道路を製作し、海底でつなげてトンネルをつく… 2019/12/25
行政 ゴルフ場建設要請 県部長「鋭意進める」 石垣市議会 石垣市議会(平良秀之議長)は23日午後、県庁と県議会を訪れ、9月末に八重山圏域で発生した大規模通信障害の原因究明と再発防止、ゴルフリゾート建設への協力、首里城の早期再建を、それぞれ関係部局に要請した。 商工労働部の嘉数登部長はゴルフ場建設について「上位計画との整合性を図ることは国の同意を得るために必要だ。鋭意進めたい」と述べた。 市は、地域未来投資促進法を活用して、前勢岳北側に民間業者が建設… 2019/12/24
行政 大ホール、1年間休館 来年4月から設備更新工事 石垣市民会館 石垣市は23日、石垣市民会館の老朽化したメイン設備の更新工事を実施するため、大ホールを2020年4月から21年3月までの予定で休館すると発表した。86年の開館以来、1年間にわたる長期の休館は初めて。大ホールはさまざまな大規模イベントの場として親しまれているが、市観光文化課は「現状だと突発的な不具合が発生し、利用者に迷惑を掛けかねない」と理解を求めている。中ホール、展示室、会議室は引き続き利用可能… 2019/12/24
行政 沖縄振興費3010億円 前年度と同額、首里城再建向けも 政府は2020年度の沖縄振興予算を20日閣議決定し、2018年度や19年度の当初と同額の3010億円に据え置いた。公共事業関係費として前年度と同額の1420億円を計上し、一部を首里城(那覇市)の再建に向けた取り組みに使う。 概算要求から180億円の減額。県が使途を決められる沖縄振興一括交付金は19年度から79億円削減され、1014億円だった。国が県を通さず、市町村を直接支援する沖縄振興特定事業… 2019/12/21
行政 新ヘリポート、県有地を調査 知事公室長が副市長と面会 県立八重山病院に隣接する真栄里ヘリポートが使用困難になり、急患輸送のヘリが発着場を新石垣空港に変更した問題で、池田竹州知事公室長らが20日、石垣市役所を訪れ、川満誠一副市長と対応策について意見交換した。川満副市長によると池田公室長は、新空港より八重山病院に近い距離にある県有地で新たなヘリポートを整備できないか、調査する考えを示した。 八重山病院までの搬送時間は真栄里ヘリポートが5分以下なのに対… 2019/12/21
行政 通信障害、県が謝罪 市町に再発防止策説明 9月末に石垣市、竹富町で発生した大規模通信障害を受け、県の宮城力企画部長らが20日、石垣市役所と竹富町役場を訪れ、中山義隆市長、西大舛高旬町長らに謝罪。再発防止策を説明した。通信障害から2カ月以上経過しているが、市議会12月定例会で県の責任を指摘する意見書が可決されたため、急きょ、宮城企画部長が来島した。 県などによると、9月28日午前10時16分ごろ、県道与那国島線で、県の委託業者が除草作業… 2019/12/21
行政 幼児教育班(仮)設置へ 県、総合教育会議を開催 虐待防止条例も議論 県は19日午後、知事や関係部局、教育委員会が教育振興を目的に重点施策を議論する総合教育会議を開催した。教育や保育に関する施策を総合的に実施する幼児教育班(仮称)を県庁に設置し、関係機関の連携強化や指導計画を助言する幼児教育アドバイザーを非常勤職員として配置することを明らかにした。県が制定を目指す児童虐待防止条例の概要も説明した。 会議では、幼児教育の質を高める目的から幼児教育・保育連携推進プロ… 2019/12/20
行政 協議会、年度内設置へ 本島に「八重山会館」整備 八重山の児童生徒の大会派遣や、難病患者の通院などの際、沖縄本島で利用可能な宿泊施設となる「八重山会館」の整備に向け、石垣市は、3市町の協議会を年度内に設置する準備を進めている。具体的な整備や運営の手法を話し合い、2020年度中にも予算のめどをつけたい考え。市企画政策課の棚原長武課長は「沖縄本島を訪れる住民の経済的負担軽減や利便性向上につなげたい」と期待する。 市は1月、竹富町、与那国町と八重山… 2019/12/20
行政 東シナ海の警備強化 巡視船「もとぶ」配属 石垣海保 日本の周辺海域の情勢を背景に海上保安庁の全国的な業務への要望を踏まえた巡視船の配置・運用の一環として、主として東シナ海の警備強化を図ろうと、第三管区海上保安本部横浜海上保安部所属の巡視船「もとぶ」が17日付で、第十一管区海上保安本部石垣海上保安部に配属された。これにより全国に71ある海上保安部最大規模の石垣海上保安部は、巡視船15隻、巡視艇2隻の計17隻、職員数は約40人増の約600人の体制とな… 2019/12/18
行政 緑化運動、次世代へ 育樹祭式典に約4000人 宜野湾 第43回全国育樹祭式典行事が15日午前、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開催された。秋篠宮皇嗣同妃両殿下がご臨席され、県内外から約4000人が参加した。緑化などで功績のあった功労者が表彰され、緑の少年団の活動報告が行われた。また、県内で活躍する芸能団体や関係者によるアトラクションもあった。沖縄県が育樹祭を開催するのは初めて。 全国植樹祭は継続して森を守ることの重要性を普及啓発するため、1… 2019/12/17
行政 辺野古、土砂投入から1年 県抵抗、国姿勢変わらず 米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設先、名護市辺野古沿岸部で政府が土砂投入を始めて14日で1年。辺野古移設に抵抗する県と、移設を進める国の姿勢は変わらず、対立は膠着(こうちゃく)状態が続く。その間も埋め立ては着々と進み、防衛省沖縄防衛局によると、1年前に土砂投入を開始した区域では11月末時点で約7割が埋まった。 埋め立てる海域全体の面積は約160ヘクタールで、昨年12月に投入を開始したのは、海域… 2019/12/14
行政 電波調査、ヒアリング実施 ドローン輸送実証事業で 新盛家など防火整備へ 竹富町議会一般質問 竹富町議会(新田長男議長)12月定例会では一般質問最終日の12日、上盛政秀、仲里俊一、那根操の3氏が登壇した。西表島上原―鳩間島間をモデル区域にドローン(無人航空機)による物資輸送の実態調査と実証実験を行う「ドローンを活用した物資輸送実証事業」は今年度、電波調査と薬局や大手スーパーなどの民間企業へのヒアリング調査を実施する。 2019/12/13
行政 「議会の議決必要」 制度設計の職員が認識 住民投票 石垣市自治基本条例の住民投票について、制度設計に携わった市職員ワーキングチームが、そのつど議会で条例を制定した上で実施すべきと認識していたことが11日、市議会一般質問で明らかになった。棚原長武企画政策課長が、当時のワーキングチームメンバーの新聞投稿を報告した。 石垣島への陸上自衛隊配備問題を問う住民投票条例は今年、市議会で2度にわたって否決された。しかし住民投票実施を求める市民グループは、自治… 2019/12/12
行政 北部の救急、空白懸念 伊原間救急隊が急患搬送 離島から石垣島への急患搬送で、島北部にある市消防伊原間出張所の救急車が患者を新石垣空港から県立八重山病院へ搬送していることに対し「北部の救急体制に空白ができる」と懸念する声が上がっている。11日の石垣市議会一般質問で我喜屋隆次氏が追及し、大浜安久消防長は「庁内で再検討し、より良い方向へ改善したい」と述べた。 2019/12/12