政治・経済 首里城再建に「全力」 基地負担、抑止力維持し軽減 安倍晋三首相は20日の施政方針演説で、沖縄に関し、焼失した首里城の再建について「一日も早い復元に向け、全力を尽くす」と表明した。米軍基地負担軽減に向け、2020年代前半の海兵隊のグアム移転を実現させる方針を改めて示し「抑止力を維持しながら、沖縄の基地負担軽減に、一つ一つ結果を出す」と述べた。米軍普天間飛行場の辺野古移設には触れなかった。 日米安全保障条約は、改定の署名から60年を迎えたことに言… 2020/01/21
政治・経済 殺処分「涙が出た」 豚コレラ対応の自衛隊撤収 陸上自衛隊第15旅団(旅団長・中村裕亮陸将補)は20日、県の要請で8日から開始した豚コレラ(CSF)防疫支援の災害派遣任務を終了した。中村旅団長が県庁に玉城デニー知事を訪ね、撤収を報告した。玉城知事は「深く感謝申し上げます」と述べた。 陸自第15旅団の隷下部隊である第15高射特科連隊を中心に派遣部隊を構成し、20日までの13日間、延べ人数6500人の隊員が投入された。岐阜県と愛知県で発生した豚… 2020/01/21
政治・経済 領土館「体感的に解説」 きょう開館、尖閣コーナーも セレモニーに市長、副知事 政府は20日、石垣市の尖閣諸島や島根県・竹島などに関する日本の立場を紹介する「領土・主権展示館」の移転作業を完了し、開館式を開いた。衛藤晟一領土問題担当相はあいさつで「体感的に分かりやすく解説できていると自負している」と強調した。一般オープンは21日から。 コンセプトは「『進化した』『体感的な』『広がりを持った』展示館」。新たな展示館は、東京・霞が関の虎ノ門三井ビルディングの1、2階に位置し、… 2020/01/21
政治・経済 ワクチン接種、来週検討 豚コレラ、県対策定まらず 玉城デニー知事は16日の定例記者会見で、国が促している豚コレラ(CSF)のワクチン接種と沖縄固有種の豚「アグー」の離島への隔離について、来週、関係者や専門家で構成する県CSF防疫関係者会議を設置して検討する考えを示した。ただ、会議の議論の結果によってはワクチン接種を行わない可能性もあるとしており、県の方針は定まっていない。 会議は、県農水部長、環境部長のほか、JA、市長会、町村会、獣医師会、養… 2020/01/17
政治・経済 日本漁船の操業継続を歓迎 パラオ天然資源相に知事 来県中のパラオ共和国のフレミング・ウミ―・センゲバウ天然資源・環境・観光大臣は15日、県庁に玉城デニー知事を訪れた。玉城知事は、パラオの排他的経済水域(EEZ)内で沖縄の漁船が引き続き操業できる協定が締結されたことを歓迎し、今後の連携強化を目的に、水産技術の交流に関する覚書(MOU)の早期締結に意欲を見せた。 日本はパラオの領海を除くEEZ内で漁船が操業できるよう、パラオと協定を定期的に締結し… 2020/01/16
政治・経済 尖閣キャラクターお披露目 アホウドリの「アルバちゃん」 14日に石垣市民会館で開かれた尖閣諸島開拓の日式典では、政府が選んだ尖閣諸島のイメージキャラクターで、アホウドリをモデルにした「アルバちゃん」がお披露目された。 アルバちゃんは、尖閣諸島のとある島で暮らすアホウドリの女の子。羽根や足が小さく、飛んだり泳いだりするのは苦手だが、近隣の島の友だちと遊んだり、おしゃべりするのが大好きという設定。 この日は展示ホールのパネルでアルバちゃんが紹介された… 2020/01/15
政治・経済 首相「日中、正常な軌道」 尖閣諸島開拓の日で式典 石垣市は、尖閣諸島が日本領土として閣議決定された1895年(明治28年)1月14日を記念する「尖閣諸島開拓の日」式典を14日、市民会館中ホールで開いた。今年で10回目の節目。安倍晋三首相は自民党総裁としてメッセージを寄せ「日中関係は正常な軌道に戻った」と強調。「領土、領海、領空を守り抜くとの基本的な原則について我々が譲ることはない」と決意を示した。 安倍総裁のメッセージは自民党の國場幸之助副幹… 2020/01/15
政治・経済 黒島で過去最高176万円 両市場で牛の初セリ 八重山、黒島家畜市場の牛の初セリが13日行われ、子牛の平均価格は八重山が63万3133円(前回比3万2108円減)、黒島は68万3742円(同4113円減)と、いずれも前回セリを下回るスタートになった。一方、黒島では子牛の最高額が過去最高の176万1100円となり、一部ではご祝儀相場の様相を呈した。 八重山は310頭が取り引きされ、最高位額は158万5100円。子牛の総売り上げは1億9373万… 2020/01/15
政治・経済 海自哨戒機中東へ出発 第1陣、20日から活動 海上自衛隊のP3C哨戒機2機は11日、中東海域での情報収集活動に当たるため、那覇航空基地(那覇市)を出発した。河野太郎防衛相による派遣命令を受けた第1陣で、20日から現地で活動を始める。防衛省設置法の「調査・研究」に基づく初の海外への長期派遣。期間は約1年とし、延長も可能だ。河野氏は訓示で「大きな意義がある」と強調したが、米国とイランの対立で緊迫した情勢が続く中、偶発的衝突に巻き込まれるリスクを… 2020/01/12
政治・経済 「誠意ある回答を」 4公民館、市に再度意見書提出 陸自配備計画 石垣市の於茂登、開南、川原、嵩田の4公民館館長らが10日午後、市平得大俣地区への陸上自衛隊配備計画に関する「意見交換会の実現に向けての申し入れ」に対する市からの回答には「誠意が感じられない」として、意見書を再度、市に提出した。 館長らは昨年の11月5日付で▽予定地周辺の自然環境・生活環境が破壊、汚染されないという科学的根拠の提示▽有事の際の具体的な住民避難計画の提示―などを列記し、2回目の意見… 2020/01/11
政治・経済 1頭当たり最高130万1580円 JA石垣牛枝肉 課題の残る初セリ 2月の台湾初輸出にも期待 JA石垣牛肥育部会枝肉初セリが10日午前、八重山食肉センターで開かれた。今年は17頭が出品され、1頭当たりの最高額は130万1580円、1キログラム当たりの最高額は2600円だった。1頭当たりの平均値は99万3944円、1キロ当たりの平均値は2300円。枝重の平均値は429.9キロ、最大値は525.5キロだった。 同部会の比嘉豊部会長は「上物率はいつもより低めで、枝重も小さく、課題の残る初セリ… 2020/01/11
政治・経済 養豚場殺処分、本格化 玉城知事、国に支援要請 県は8日、うるま市の養豚場の豚コレラ(CSF)感染を受け、この養豚場などでの殺処分を本格化させた。処分の対象は感染疑いのある別の養豚場も含め、計1813頭。11日までに死骸を全て埋却する予定で、半径10キロ圏内にある養豚場は一定期間、豚の移動や搬出を制限する。玉城デニー知事は、県庁を訪れた江藤拓農相と会談し、養豚農家の支援を要請した。 県によると、感染した養豚場では、昨年12月10日から県に通… 2020/01/09
政治・経済 八重山も警戒感広がる 副市長、侵入防止指示 豚コレラ うるま市で豚コレラ(CSF)が発生したことを受け、8日、八重山でも警戒感が広がった。八重山家畜保健衛生所は、農家を集めて侵入防止緊急対策会議を開き、家畜所有者が守るべき「飼養衛生管理基準」の徹底を呼び掛けた。石垣市の川満誠一副市長は、侵入防止を求める市議の要請を受け「農林水産部に適切に対応するよう指示している。八重山に侵入しないよう努力したい」と述べた。 2020/01/09
政治・経済 議員辞職、近く判断 離党届の維新・下地氏 日本でのカジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業を巡る汚職事件に絡み、日本維新の会衆院議員の下地幹郎元郵政民営化担当相(58)=比例九州=は7日、離党届を提出した。那覇市での後援会関係者との会合後、記者団に明らかにした。議員辞職については「結論は出ていない」と述べ、20日予定の通常国会召集までに判断する考えを示した。党は離党届の扱いを検討する。 2020/01/08
政治・経済 「何も解決しない県政」 仲井真元知事が痛烈批判 自民新春の集い 自民党沖縄県連(中川京貴会長)の最高顧問に就任した仲井真弘多元知事は7日午前、那覇市のホテルで開かれた県連の新春の集いで登壇し、米軍普天間飛行場問題に関し「何も解決しない県政には全く意味がない」と玉城デニー県政を痛烈に批判した。 2020/01/08
政治・経済 住民福祉向上へ決意新た 3市町が仕事始め 官公庁は6日、2020年の仕事始め式を開いた。石垣市では中山義隆市長がゴルフ場の早期建設、竹富町では西大舛高旬町長が役場移転の推進、与那国町では外間守吉町長が、新たな総合計画の策定などを訓示した。 ■石垣市 ゴルフ場建設の推進指示 石垣市の仕事始め式が6日午前9時半から市役所会議室で開かれ、中山義隆市長が職員を前に訓示。「国際観光都市を目指す上で、今年一番の課題になるのはゴルフ場を含めたリゾー… 2020/01/07
政治・経済 世界遺産登録で活性化を 知事「辺野古断念求める」 玉城デニー知事は6日午前、県庁で年頭あいさつを行い、県職員に訓示した。西表島や沖縄本島北部などの世界自然遺産登録を見据え「地域の活性化や観光振興などに取り組んで行くことが重要になってくる」と指摘した。 基地問題では、米軍普天間飛行場の早期閉鎖や返還、運用停止を含む一日も早い危険性の除去を政府に求めると強調。「辺野古新基地建設の断念を政府に強く求めていく。基地の整理縮小や日米地位協定の抜本的な見… 2020/01/07
政治・経済 陸自配備 最後の山場に 市有地売却の準備進む 石垣島への陸上自衛隊配備計画は今年、最後の山場を迎えそうだ。石垣市は駐屯地建設予定地となっている市有地の一部を売却する準備を進めており、早ければ3月議会を待たず、臨時議会で売却を提案する考え。市議会では陸自配備に賛成する与党が多数を占めており、売却は可決される可能性が高い。売却が決まれば配備の障害はほぼクリアされることになり、駐屯地の開設は確定的な状況になる。 中山義隆市長は新春インタビューで… 2020/01/06
政治・経済 現職、新人3氏が出馬意向 市議が検討、水面下で前哨戦 来年6月に予定される県議選で、石垣市区(定数2)は、現職2人と新人1人の3人が出馬の意向を固めた。ほかに市議1人が出馬を検討しており、元職1人の名前も取り沙汰されている。水面下での前哨戦は既に始まっており、各陣営とも年明けから動きを加速させそうだ。保革が1議席ずつ分け合ってきた従来の構図が維持されるかが最大の焦点となる。 現職2人はいずれも再選を目指す。八重山日報の取材に対し、現職の次呂久成崇… 2019/12/30
政治・経済 新司令に金嶋海将補 着任で県庁表敬 海自第5航空群 20日付で海上自衛隊第5航空群司令に着任した金嶋浩司海将補は25日、県庁に謝花喜一郎副知事を表敬訪問した。 第5航空群は那覇空港に隣接する那覇基地を拠点に、主に沖縄近海の警戒監視任務を行う海上自衛隊の航空機部隊。哨戒機「P―3C」を保有し、ソマリア沖アデン湾への海賊対処行動にも毎年、部隊を派遣している。 謝花氏は、大規模地震などの災害時における急患搬送では、海上自衛隊の輸送力も必要だと強調。… 2019/12/29