行政 「歴史力」こそ決め手に 領土展示館移転で石井氏 政府が尖閣諸島などの関連資料を展示する「領土・主権展示館」を東京・虎ノ門地区に移転し、面積を現在の7倍に拡張する計画について、尖閣史を専門とする長崎純心大の石井望准教授は「大切なのは展示することだけでなく、展示の中身だ。世界の歴史戦で人々の心に訴える『歴史力』こそ決め手となる」と述べ、政府の今後の努力に期待感を示している。 政府の尖閣関連資料収集で、1617年の朱印船資料が採用されていることを… 2019/05/10
行政 市「違法と判断できず」 旧ゴルフ場、連絡会は批判 石垣陸自配備 石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会の嶺井善共同代表らが8日、石垣市役所を訪れ、陸上自衛隊配備に向けた駐屯地建設工事が進む旧ジュマールゴルフガーデンの開発について「違法であると判断できない」とする市の見解に納得できないとして、再度回答を求める要請書を提出した。 2019/05/09
行政 要請6割に進展あり 長年の案件も解決へ 竹富町まとめ 竹富町総務課はこのほど、2018年度内に公民館など18団体からあった154項目の要請進捗状況をまとめた。このうち、「実施済み」は16件(10%)、「対応中」35件(23%)、「次年度以降実施予定」42件(27%)、「実施予定なし」は61件(40%)。「予定なし」以外の6割には進展がみられる結果となった。また、長年要請のあった西表島マーレー駐車場入口の未舗装道路補修は2019年度の着工を予定してい… 2019/05/05
行政 広げよう 組踊の感動 上演300年、15日に式典など計画 沖縄を代表する演劇の「組踊」が創始者・玉城朝薫によって初演されてから今年で300年を迎える。県が組織した組踊上演300周年記念事業実行委員会(会長・玉城デニー知事)は、沖縄の復帰記念日の5月15日に記念事業開幕式典を国立劇場おきなわで開く、年間を通して関連行事を展開し、県民に組踊への関心を深めてもらう。 2019/05/04
行政 尖閣・EEZ監視強化を 離島振興協議会が県に要請 県離島振興協議会・県過疎地域振興協議会(外間守吉与那国町長)は4月25日、県庁に謝花喜一郎副知事を訪ね、今年度の離島・過疎地域振興に関する要望書を手渡した。要望書は95項目からなり、そのうち20項目が新規要望。市町村共通要望や、北部、中部、南部、宮古、八重山の各地区別の要望をそれぞれ分けて列挙した。 市町村共通要望には、宮古・八重山圏域の周辺海域の取り締まり強化を明記。尖閣や排他的経済水域(E… 2019/05/01
行政 罰則 登録料など審議 案内人条例、来月18日に検討委 世界遺産登録に向け竹富町 西表島の世界自然遺産登録に再挑戦する竹富町は、観光ガイドを登録制にする「竹富町観光案内人条例」(仮称)の整備を進めており、5月18日に開催される竹富町観光案内人条例検討委員会で具体的な審議を開始する。罰則規定や登録料などを審査する。同町は2019年度内の条例制定を目指している。 2019/04/30
行政 「発祥の地」認知度100%へ 県、空手振興へロードマップ 県は昨年3月に策定した「沖縄空手振興ビジョン」で示した将来像の実現を目的に、具体的な工程などを定めたロードマップを24日、公表した。 振興ビジョンでは、空手の「保存・継承」「普及・啓発」「振興・発展」の3つの将来像を設定し、約20年後の2037年度までに道場数を400以上、門下生数を1道場につき平均50人とする目標値を決めた。ロードマップは第一期として22年度までに実施すべき13の主要施策と4… 2019/04/29
行政 「一帯一路へ関与模索」 習氏の沖縄訪問に期待 玉城知事 玉城デニー知事は26日の定例会見で、中国が主導する経済圏構想「一帯一路」に関し「沖縄が日本のアジアへの玄関口として、一帯一路に関わっていけるか模索する」と述べた。ただ現段階で、沖縄の具体的な関与の方法は「検討段階にはない」とした。習近平国家主席の沖縄訪問にも期待感を示した。 2019/04/27
行政 不法採取を未然に防ぐ 市文化財、環境課が合同パト 天然記念物 県指定天然記念物「アサヒナキマダラセセリ」を始め、天然記念物の不法採取などを未然に防ごうと、石垣市教育委員会文化財課(下地傑課長)と市民保健部環境課(前浜孝始課長)が合同で、於茂登岳登山道入り口にパトロール本部を設置し、4月下旬から6月初旬にかけて、登山客や通行人への文化財不法採取防止の呼び掛けやチラシ配り、嵩田林道・親水広場周辺の巡視活動を実施する。 2019/04/27
行政 18年度観光客999万人 県、6年連続で過去最高 県は26日、2018年度の入域観光客数が999万9000人で、6年連続過去最高を更新したと発表した。対前年度比41万9100人(4・4%)増。年度目標の1000万人は未達成に終わった。 目標が未達成だったことは、台風などの自然災害の発生や、県内で麻しん患者が相次いで確認されたことが影響したと見られる。 国内観光客は6年連続で過去最高を更新する699万8200人を記録した。石垣関連では、成田と… 2019/04/27
行政 菅長官「国として検討」 ゆいレールの3両編成化 玉城デニー知事は25日、官邸に菅義偉官房長官を訪れ、現在2両編成の沖縄都市モノレール(ゆいレール)を3両編成とし、輸送力を増強することを要請した。車両購入などで沖縄都市モノレール株式会社の負担が大きいため、政府に財政支援を求めた。玉城氏によると、菅氏は「みんなで努力しながら、国としても検討していきたい」と応じた。 2019/04/26
行政 県議会、あす抗議決議 謝罪と再発防止要求 米兵女性殺害 県議会米軍基地関係特別委員会(軍特委、仲宗根悟委員長)は22日、13日に北谷町で発生した米海軍兵による日本人女性殺害を受け、抗議決議と意見書を可決した。県議会本会議は26日開かれ、同様に全会一致で可決する見通し。 抗議決議と意見書では、日米両政府による謝罪と遺族への補償を求め、米軍人・軍属による事件事故の根絶と再発防止、日米地位協定の見直し、米軍基地の整理縮小なども要請した。抗議決議は米国大使… 2019/04/25
行政 政府に沖縄振興推進要請 知事、基地の跡地利用も 上京中の玉城デニー知事は23日、宮腰光寛沖縄担当相らを訪れ、沖縄振興と米軍基地の跡地利用推進を要請した。松川正則宜野湾市長、西田睦琉球大学学長も同行した。要請後、知事は報道陣に対し「沖縄振興は非常に関心も高い。日本国内の南の玄関口としての役割と機能が、国内経済にもつながっていくという考えも聞かせてもらった」と好感触を強調した。 要請書では、政府の「経済財政運営と改革の基本方針2019(仮称)」… 2019/04/24
行政 子の健やかな成長願う 県庁にこいのぼり掲揚 県は5月5日から始まる児童福祉週間を前に22日午前、県庁正面玄関前でこいのぼり掲揚式を開き、与儀こども園の児童46人、いずみのもり保育園の児童12人と引率者らが参加した。 こいのぼりの歌に合わせてこいのぼりを掲揚し、子どもたちはお遊戯を披露した。式の最後に、参加した児童全員にミニこいのぼりが手渡され、園児たちは風向きに合わせて掲げたり「ふーふー」と息を吹きかけたりしてはしゃいだ様子で喜んだ。 … 2019/04/24
行政 「海しる」の運用開始 200項目以上の情報を提供 海保 海上保安庁は17日、政府などが持つ海洋情報を集約し、地図上で重ね合わせて表示できる情報サービス「海洋状況表示システム」(愛称・海しる)の運用を開始した。 同システムは、「海の今を知るために」様々な情報を共有・提供するサービスで、掲載されているデータは、日本周辺の海域や衛生情報を含む広域情報、気象・海象など200項目以上の情報がリアルタイムで一元的に利活用できる。また、海水浴場や潮干狩りなどの海… 2019/04/23
行政 県、係争委に審査申し出 撤回取り消し裁決不服で 辺野古移設問題 県が昨年夏に行った辺野古埋立て承認の撤回を、石井啓一国土交通大臣が5日取り消した裁決に対して、県は22日、国地方係争処理委員会(係争委)にその裁決を不服として、審査申出書を発送した。 玉城デニー知事は会見し、審査申出の理由として、国交大臣は内閣の一員の立場で、沖縄防衛局の審査請求を判断する地位になく、採決は地位濫用による違法なものであるなどと批判した。また玉城氏は、埋め立て予定海域の軟弱地盤の… 2019/04/23
行政 情報発信、防災機能を強化 観光アプリをリニューアル Wi―Fiエリアも拡大 石垣市 石垣市の中山義隆市長は22日、市役所で記者会見し、スマートフォン向けに提供している観光案内アプリ「石垣島観光なび」をリニューアルした、と発表した。島の飲食店などの情報発信機能を強化。従来にはなかった防災機能を加えるなど、利便性を向上させ、国内外の観光客が安心して石垣島を楽しめるよう工夫した。市街地でのWi―Fiエリア拡張も併せて報告した。 2019/04/23
行政 観光客、過去最高114万人台 クルーズ船寄港や直航便増 宮古島市18年度 宮古島市が17日に発表した2018年度の入域観光客数は114万3031人(前年度比16・6%増)で、初めて百万人台を突破し、5年連続で過去最高を記録した。空路は直航便の拡大、海路はクルーズ船の寄港増が主な要因。平良港では2020年4月の供用開始を目指して14万㌧級の大型クルーズ船に対応可能な岸壁の整備が進行中。今年3月末にはLCC(格安航空会社)が就航する「みやこ下地島空港」のターミナル開業もあ… 2019/04/19
行政 八重山でもジュゴン生息か 環境省が目撃情報公表 石垣島や西表島などの八重山諸島や多良間島で、ジュゴンの個体や食(は)み跡などの目撃情報が2000年以降に計11件あったことが、環境省が16日に公表した南西諸島でのジュゴンの生息状況等に関する情報収集結果で分かった。ただ、写真などの証拠はなく、生息確認には至っていない。 ジュゴンの生息状況に関する先島諸島での聞き取り調査は2004年以来、14年ぶり。環境省は近年、ジュゴンの生息状況の調査が実施さ… 2019/04/19
行政 観光地づくりの司令塔に 日本版DMOに登録 八重山ビジターズビューロー 政府は17日、地域の関係機関を束ね、観光地づくりの司令塔となる法人「日本版DMO」に、八重山ビジターズビューロー(YVB、会長・中山義隆石垣市長)を登録したと発表した。DMOは交通、農林漁業、商工業、宿泊施設、飲食店、地域住民など多様な関係団体を連携させ、行政とともに観光地づくりのマーケティングやマネージメント、ブランディングなどを行う。地域の観光戦略を練り、魅力ある観光地づくりに向け、情報発信… 2019/04/18