政治 「尖閣周辺の漁業者守る」 中国船威嚇に海保本部長 尖閣諸島(石垣市)周辺海域を航行する中国船が日本漁船に接近などの威嚇行為を繰り返している問題で、第十一管区海上保安本部の坂本誠志郎本部長は30日「尖閣周辺で漁をされている漁業者がいれば、今後もしっかり中国船から守っていきたい」と強調した。 この問題を巡っては玉城デニー知事が24日、個人的な考えとした上で「安心安全な領域で漁が営まれることのほうを選択されたほうがよろしいのではないか」と述べた。 尖閣… 2025/10/31
政治 石垣駐屯地で衛生訓練 自衛隊と米海兵隊、連携し応急処置 石垣駐屯地では26日、陸上自衛隊と在沖米海兵隊が共同で衛生訓練を行った。20日から31日までの日程で行われている自衛隊統合演習の一環で行われ、約160人が参加。駐屯地内に応急救護所を開設し、運ばれて来た患者にトリアージを実施、応急処置も施した。天候の影響で陸自ヘリや米揚陸艇の使用は見送るなど、規模を縮小して実施した。 訓練は、石垣島南方沖で大地震が発生し、石垣市の市街地と島内中部地域が被災したと想… 2025/10/28
政治 「生活実感」を議場へ 竹富町女性議会、8人が直球提言 竹富町議会(大久研一議長)主催の女性議会が23日午後、町役場議事堂で開かれ、30~60代の町民女性8人が登壇。高齢化・子育て・観光・環境・災害対応など、離島ならではの課題を生活目線で次々と突き付けた。会場では、行政答弁に対し「現場の実態に追いついていない」との指摘が相次ぎ、男女共同参画の取り組みを問う場面では、登壇者の山城まゆみ氏が「(答弁が)ぬるい」と一蹴。当局が追加説明に追われる一幕もあった。 2025/10/24
政治 玉城知事、新首相に対話要望 安保政策「緊張感持ち注視」 自民党の高市早苗総裁が首相に選出されたことを受け、玉城デニー知事は21日、県庁で報道陣の取材に応じ「高市内閣は沖縄振興、経済対策に取り組むとともに、私との対話の場も設けていただき、基地問題など、さまざまな課題に取り組んでほしい」と要望した。 報道陣から、高市氏の首相就任で沖縄の基地負担が増える可能性があるのではと問われ「自民党と公明党のこれまでの政権運営では、一定程度、公明党が抑制的な役割を担って… 2025/10/22
政治 「イデオロギーが生活阻害」 〝特定利用〟慎重姿勢の県に反発 石垣市議会が意見書提出 石垣市議会(我喜屋隆次議長)の要請団が20日、県庁を訪れ、石垣空港の「特定利用空港」指定に向け、早期に同意を決断するよう求める意見書を提出した。県側は慎重姿勢を崩さず、市議からは「イデオロギーで我々の生活が阻害されているという認識しかない」(長山家康氏)と反発の声が上がった。 2025/10/21
政治 日本人ファースト「差別でない」 参政党代表と本社社主が対談 参政党の神谷宗幣代表は9月30日、東京都内で八重山日報の島尻昇社主(JSL日本アカデミー理事長)と対談した。外国人留学生の受け入れに関し、神谷代表は、参政党が掲げる「日本人ファースト」の理念に関し「外国人差別ではない」と強調した。島尻社主は、自身が沖縄と東京で外国人留学生向けの日本語学校を経営している経験を紹介。近年問題となっている労働力不足を緩和するため、日本語や日本文化、生活習慣を習得した外国… 2025/10/14
政治 【解説】沖縄の現状に一石 自衛隊への政治的攻撃が横行 沖縄県議会が8日可決した「自衛隊及び隊員とその家族に対する差別的な風潮を改め、県民に理解と協力を求める決議」は「平和運動」「県民感情」といった美名を隠れみのに、自衛隊への政治的な攻撃が横行する沖縄の現状に一石を投じる意義がある。 自衛隊の活動を批判することは憲法で保障された政治活動の自由の範囲内だが「沖縄全島エイサーまつり」で顕在化したように、隊員の地域行事への参加まで阻止するのは「村八分」を… 2025/10/09
政治 「排除許さず」「言論封殺」 決議巡り与野党激論 8日の県議会9月定例会最終本会議では、自公が提出した「自衛隊および隊員とその家族に対する差別的な風潮を改め県民に理解を求める決議」を巡り、与野党が白熱した議論を繰り広げた。 新里治利氏(自民)は「沖縄全島エイサーまつり」から自衛隊を締め出そうとした革新系政治家や団体の動きについて「不可侵である伝統文化への政治的介入という一線を超える行為」と糾弾。「自衛官だからと言って排除するのは、自衛官の職務… 2025/10/09
政治 「君が代」調査要求決議に賛否 「自由脅かす」「指導要領励行を」 石垣市議会が9月定例会で、国歌「君が代」を歌えるかなどを児童生徒に問うアンケートの実施を求める意見書を可決したことが波紋を広げている。児童生徒が「君が代」を歌えるよう指導することは文部科学省の学習指導要領で明記されているが、学校現場で実際には励行されていないとの懸念が背景にある。市民団体などが「思想信条の自由を脅かす」と反発する一方、識者はそもそも指導要領が守られていないことが問題と指摘する。 2025/10/03
政治 「歌えるか」子どもに調査要請 石垣市議会「君が代」で意見書 24日の石垣市議会9月定例会最終本会議で、市や市教育委員会に対し、国歌「君が代」を歌えるかを児童生徒に問うアンケート調査を実施するよう求める議員提案の意見書が賛成多数で可決された。 「君が代」は学習指導要領で、小中学校での指導が定められている。意見書では、保護者から「子どもたちが国家を十分に歌えていないのではないか」と懸念が示されていると指摘。当事者である子どもたち自身の声を聞くため、アンケー… 2025/09/25
政治 知事に「早期同意の決断を」 空港の特定利用指定で意見書 石垣市議会 石垣市議会9月定例会の最終本会議が24日開かれ、玉城デニー知事に対し、石垣空港の特定利用空港指定に早期に同意するよう、決断を強く求める議員提案の意見書が与党と中立の賛成多数で可決された。特定利用空港は自衛隊や海上保安庁が空港を円滑に利用するための制度で、指定によって滑走路延伸などの空港整備事業の促進が期待される。玉城知事は空港の軍事利用を警戒し、現時点で指定に同意していない。 2025/09/25
政治 玉城知事「職業差別」の認識示さず エイサーの自衛隊参加中止要請 今月、沖縄市で開かれた「沖縄全島エイサーまつり」(主催・同実行委員会)で、一部の団体や政治家が自衛隊を参加させないよう要請した問題で、玉城デニー知事は18日、県議会代表質問で見解を問われ「県民にさまざまな意見があることを踏まえ、主催者が(参加を)判断したもの」と述べ、要請は「職業差別」であるとの認識を示さなかった。 沖縄市などでつくる全島エイサーまつり実行委員会は、同まつりの70回目を迎えるこ… 2025/09/19
政治 民間船ナッチャンWorld、RDに初参加 患者後送訓練で石垣港に入港 日米実働訓練(レゾリュート・ドラゴン25、RD)に参加する民間船「ナッチャンWorld」が13日午後、石垣港に入港した。同訓練への参加は初めてで、患者の後送訓練を行う。14日午後5時に出港予定。 2025/09/14
政治 海自と米軍が石垣入港 共同訓練との関連は不明 日米実働訓練(レゾリュート・ドラゴン25、RD)の開始前である10日午後、石垣港浜崎マリーナに海上自衛隊と米軍の小型艇が計4隻入港した。海自は休養と補給が目的で、米軍は通常入港。海自は14日、米軍は13日までに出港予定。同日まで岸壁の使用許可が出ており、期間中は一時的な出入港を繰り返す可能性もある。それぞれ2隻ずつ入港した。 2025/09/11
政治 「15年間の経験生かす」 5選の中山石垣市長が所信表明 石垣市議会の不信任決議で失職後、出直し市長選で5選された中山義隆市長は当選後初となる市議会9月定例会初日の8日、議場で所信表明し「これまでの15年間の経験も最大限に生かしながら、職務に邁進(まいしん)していく」と述べた。 5期目スタートに当たり「これからの4年間も『日本一幸せあふれるまち石垣市』をキャッチフレ―ズに『島を守る』『人を守る』の思いのもと、全職員と主に、これまでの流れを止めず、より… 2025/09/09
政治 海自特別機動船が6日石垣入港 米戦闘艇と訓練か 日米実働訓練(レゾリュート・ドラゴン25、RD)の開始前の6日に海上自衛隊の特別機動船2隻が石垣港に入港することが4日、分かった。3日午後に自衛隊が市港湾課に申請書を提出。同課が入港を許可した。RDが始まる11日に出港予定。同船は海自の特殊部隊が運用する高速ボート。申請書に人員数を記載する項目がないため、上陸する隊員数を市は把握していない。 同船は全長11・8㍍、総トン数が6・3㌧、喫水が最大… 2025/09/05
政治 「ネメシス」石垣展開へ 地対艦ミサイル、日米訓練で 米軍情報サイト「dvids」は3日、沖縄本島に司令部がある米海兵隊第3海兵師団が、海軍・海兵隊遠征艦艇阻止システム(NMESIS、ネメシス)を使った訓練を行ったと発表した。同システムは無人で地上からミサイルを発射し洋上の艦艇を攻撃する兵器。11日から県内でも始まる日米実働訓練(レゾリュート・ドラゴン25、RD)では、石垣島などに展開される予定。 ネメシスは、少数の隊員で対艦ミサイルを発射できる… 2025/09/04
政治 来月の日米訓練、上地氏「反対」 政府はハイマース初展開検討 与那国町 陸上自衛隊と在日米海兵隊などが中心になり来月に実施される実働訓練「レゾリュート・ドラゴン25」(RD)を巡り、与那国町長選で初当選した上地常夫氏は27日、取材に応じ「訓練に反対する」と明言した。防衛省は与那国島で米軍の高機動ロケット砲システム「ハイマース」の初展開を検討している。上地氏は28日に町長に就任する。 2025/08/28
政治 「自衛隊は島に合った配備を」 医療協会とは初登庁から調整 上地氏当選インタビュー 与那国町長選 24日の与那国町長選挙で初当選した上地常夫氏(61)は25日午前、報道各社の取材に応じた。「私は自衛隊容認派だ。ただ、この島(の規模)に合った人数・配備数があると思う。現状の人員規模で運営するのが良い」と述べ、今後の自衛隊増強には慎重な姿勢を示した。玉城県政については「支持しない」と明言。一方で、「無医地区」への対応には県に協力を求めるとした。 2025/08/27